南米・ペルーの観光スポットといえば、マチュピチュですが、他にも豊かな自然を感じられるフォトジェニックな絶景スポットが。今回は、ペルー・クスコを訪れたら、マチュピチュとあわせて訪れて欲しいスポットをご紹介します。
ペルー・クスコの滞在プラン
クスコには、マチュピチュも含め、3泊しました。クスコは街自体が世界遺産に登録されている都市で見どころたっぷり!ゆっくり滞在してほしい街です。
ここでは、クスコに到着してすぐに訪れた、モライ遺跡とマラスの塩田、マチュピチュ登山の次の日、3日目に訪れた、レインボーマウンテンの絶景をご紹介。
どれも個人では行きにくい場所にあるので、ガイド同行のツアーをおすすめします。
吸い込まれそうな円形遺跡-Moray-
クスコ初日、マチュピチュへの列車の発着駅「Ollantaytambo(オリャンタイタンボ)駅」へ向かう途中に立ち寄れる、個人ツアーを申し込みました。
アンデス山脈が遠くに見える、小高い丘に到着。駐車場から5分ほど歩き、案内された場所から見下ろすと、円形の段々畑が!
コンパスで描いたようなきれいな円◎ 一番大きな外側の円から内側に向かって小さく低くなっています。その高低差から生じる5~10℃の温度差を利用して、農業試験場のような役割を果たしていたそうです。
また、周辺にはペルーの名産キヌアの畑もあって、少しだけ残っていた収穫前のキヌアを見ることができました。
のどかな自然の中に現れる、異様なほどに美しい円形の遺跡。ぜひ訪れてほしい遺跡です。
まるでパッチワーク!塩田が織りなす絶景-Salineras de Maras-
ここもモライ遺跡と同じ日のツアーです。
車で狭い坂道をどんどん上っていくと、棚田のような景色が突然現れます。
ここでは600年以上も前から、湧き出る塩水を山の斜面で天日干しにして塩の生産をしているそう。
ガイドから案内され、湧水をなめてみると、とっても塩辛かったです!
塩田の周りでは、貴重な「ローズソルト」というピンクの塩も購入できます。おみやげにぜひ♩
近づくと、視界一面に広がる、小さな田んぼのような四角いスペースが。隙間なく埋め尽くされた3000個以上もあるという塩田には機械が入れないため、現在も手作業で塩を収穫しているというのだから驚きですよね!そんな塩田の土手を歩くこともできます。4月の終わりに訪れた際は雨季と乾季の間だったため、薄い茶色ですが、乾季には塩が乾いて真っ白な景色が見られるそう。乾季の景色も気になるスポットでした。
標高5,000メートル超に広がるカラフルな景色-Montana Vinicunca-
ヴィニクンカ山はレインボーマウンテンと言われ親しまれている、ペルー屈指のフォトジェニックスポット。
標高5,000メートル超の登山は、体がクスコの標高に慣れてからのほうがいいということで、滞在3日目にしました。まだ空も暗い3時ごろクスコ市内を出発します。
ホテルを出る際に、レインボーマウンテンに登ってくると伝えると、フロントの方がコカの葉を持たせてくれました。高山病対策の重要なアイテムです◎
夜が明けていく空を眺めながら登山口まで車で3時間ほど。
登山口についたら入山チケットと木の杖を渡され、ゆっくりと登っていきます。高山病にならないために、頂上目指してまっすぐ上るのではなく、ジグザグ歩くことを勧められました。焦らず登ることが大切ですね◎
体力に自信のない方は、有料ですが馬に乗って登頂することもできますよ♩
頂上に近づくにつれて一歩踏み出すのも辛くなりますが、徐々に色鮮やかになっていく山肌に、元気をもらえます。
最後の急な坂を登り切ればそこにはまさに虹色の絶景が!
こんなカラフルな地層を創り出す自然の力、素晴らしいですよね。
頂上では登頂記念のスタンプを押してもらったり、アルパカと記念撮影をしたりしました。
酸素が薄いことや、天気が変わりやすいことから長時間の滞在はできません(私は下山の途中で雹に降られました!)。標高5,000メートル超での絶景。しっかりと目に焼き付けましょう。
いかがでしたか?
今回は、クスコを起点に車で訪れることができる、絶景スポットを3カ所ご紹介しました。壮大な自然や人々の暮らしの中で創り出される絶景は、印象深いものばかり。クスコはアクセスしにくい都市ではありますが、かけた時間やお金以上に素晴らしい、忘れられない絶景が待っています。ぜひ、クスコから足をのばしてマチュピチュだけではないペルー観光を楽しんでみては?