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2020-04-17

ボリビアはウユニ塩湖だけじゃない!世界遺産「古都スクレ」を旅してみた!(前編)

ハロハロ~\(^o^)/
皆様はじめまして!週末トラベラーのKAISEと申します!
世界中でコロナが蔓延して旅行どころではないですが、そんなときだからこそ膨らむのが海外旅行への憧れ。
そんな憧れを写真と記事で解消or膨らませて、また次の旅ができる時を待つというのが今回のコンセプトです!
というわけで、おすすめする街の見どころなどを実際に歩いた軌跡をたどって紹介していきます!

っと、前置きが長くなりましたが、今回ご紹介するのはボリビアの憲法上の首都「スクレ」です!
「ボリビアっていったらウユニ塩湖だけじゃないの?」と思ったそこのあなた!
だいぶ損してますよ!
スクレはかつて銀鉱山で栄えたお隣の街「ポトシ」の富を管理管轄するスペイン人によって16世紀に作られた街。
街の建物は皆白い外壁に覆われ、町並みは地中海沿岸のものにそっくりなのに驚かされます。
またスクレはボリビアの独立の調印がされた場所であり、現在でも憲法上の首都でもあります。
そんなスペイン人入植当時の様子を色濃く残し、ボリビアの歴史的にも重要なスクレは世界文化遺産に登録されています。

今回はそんな魅力たっぷりのスクレの街を一日で満喫できちゃうルートを紹介していきます!




そもそも「スクレ」ってどこ?

スクレはボリビアのほぼ中央に位置し、ボリビア第一都市ラパスや第二都市サンタ・クルスから飛行機で50分ほどで到着できます。
ウユニからはバスのみで、途中ポトシを経由して約8時間で結ばれています。
ちなみにボリビアまでが飛行機でだいたい35時間ぐらいトータルでかかるので、そう考えるとバスの8時間などなんてことないように感じます(笑)
ちなみに気候は年間通して大体15度前後。私が行った2月は雨季真っ只中で年間で一番降水量が多いのですが、それでも日中は汗ばむぐらいの日差しでした。

Google Maps





スクレの歴史地区とルート地図

Google Maps

世界遺産に登録されているスクレの歴史地区(中心市街)はマップの国道5号線と6号線(黄色の太い道路)に囲まれた半径約1kmの範囲です。
今回は街の南側の宿から南東の高台にある②ペドロ広場、町民食堂の③ラ・レコビタまでの道中をリポートします。
なお、地図上の数字は写真を撮影した大まかな場所を示しています。




①急坂だらけの街中?

先程の地図を見て、
「なんだ。結構狭い範囲なんだ。すぐ歩けちゃいそう。」
と思ったあなた!甘いです。

下の写真を御覧ください↓

ノコギリ状の壁が連なっている!?
いえいえ。これは道の傾斜にカメラを合わせて壁を撮った写真。
なので実際はこの斜めになっている壁が水平なんです!

実際はこんな感じ↓

写真だと傾斜があまり伝わらないですが、実際かなりきついです。感覚では30度ぐらいはあった気がします。
自動車やバイクも坂前で一気に加速してギリギリ登りきっていました。

スクレはこんな感じで坂だらけ。
それもそのはず、スクレは標高2800mのすり鉢状の高山都市。地図では平面に見えても街中だけでも100m近い標高差があります!
高所で酸素の薄い中でこの坂はなかなか体に堪えます。
なので散策は余裕を持って通常の倍ぐらいの時間を見積もっておくといいですよ(^^)




②ペドロ広場

さて、すごい急坂に息を切らせながらもどんどんと登っていきましょう。

目的地のペドロ広場はこの坂の上。
道路の石畳と白塗りの壁に太陽の光が反射してめちゃくちゃ眩しい!
やっぱり高地の日差しは違うな~。
すれ違ったマダムたちも日傘をさしておりました。

日差しと坂に苦戦しつつも徒歩20分で無事頂上のペドロ広場へ到着!!

見てくださいこの景色!!
広場の中央にある噴水と奥の白壁の教会(ラ・レコレータ修道院)が高地の青空によく映えて、「本当に異国に来ちゃったんだな~」と心が高鳴ってきちゃいました。

広場の反対側にはこんなすてきな休憩?スペースが!
ここからは街の様子が一望できちゃいます!

白壁と赤茶色の屋根がすり鉢状の盆地に密集しているのがよくわかりますね!
ちなみにこの盆地の底が街の中心で、カテドラルや5月25日広場があります。
まぁそのお話はまた後ほど(´ε` )

広場には小さなお店や露店が1つ2つ出ていて、ちょっとしたおやつを買うことができます。
こんな景色を眺めながら、一息つくのも贅沢でおすすめですよ!




③ラ・レコビタで昼食

スクレの街を一望して一息ついたら、次の目的地に向かうとしましょう!

先程の休憩スペース?を奥に進むと↑のような露店が立ち並ぶ小さな路地に続いています。
アルパカの人形やセーターなどお土産品がたくさんあるので、少し覗いてみるのもいいかもしれません。
値札は特になかったので交渉次第だと思います。
また、お店をやられているのもケチュア族の方っぽかったので、基本はスペイン語、もしくはケチュア語になるかと思います。

露店の小路を抜けると石畳の下り坂。
右手の建物は伝統的な織物の博物館になっているようでした。
ただ、開館時間が午後は14時からと時間が合わなかったため、今回はパスで。

坂を5分ほど下っていくと不思議な六角形の建物が見えてきました。
地元の人らしき人が頻繁に出入りをしていたので中を覗き込んでみると・・・

中は食堂になっていました!
飾らない大衆食堂って感じです。

写真を撮っていたら店員らしきおばちゃんにおいでおいでされたので、せっかくなので入ってみることに!

中は人がギュウギュウに入って50人入れるかどうかという広さでしたが、奥はガラス張りで天井も高いためか、意外と狭いという感じはしませんでした。

要領がわからずウロウロしていると、壁で区切られた小さな調理スペースからおばちゃんたちがそれぞれに「これはいかが?」みたいな感じで食べ物を勧めてきます。
この時に気づいたのですが、ここは一つのレストランというわけではなく、調理スペースごとにお店が入っている、いわゆるフードコートみたいです。

ということでいくつかのお店を見てみてなんとなく注文してみた料理がこちら↓

う~ん!美味しそう!!

上の写真はボリビア料理の「ミラネサ・デ・ポジョ」(30BS=500円)、下の写真の飲み物はおそらく「白とうもろこしのチチャモラーダ」(7BS=110円)、白いスープ状の料理(15BS=240円)については名前がわかりませんでした。

「ミラネサ・デ・ポジョ」とは鶏肉を薄く叩いてパン粉をまぶして揚げたチキンカツのようなもの。
隣のフォークと比べてもらうとわかりますが、すごい大きさです!
直径20~30センチぐらいはあったと思います。
さらにこのでかいチキンの下に、お皿から溢れるぐらいのマカロニ&野菜が隠れています。
もう見るだけでお腹いっぱいになりそうです(笑)
チキンカツはしっかり下味がついていて美味しいし、マカロニはしょっぱいぐらいの味付けなのですが、それが野菜と一緒に食べるとちょうどいい感じで美味でした。

飲み物の「チチャモラーダ」。そもそもチチャモラーダとはなんだという話ですが、とうもろこしを発行させて作ったジュースのことです。
日本で言うカルピスのようなものでしょうか?
味もカルピス(正確にはドンキで見かけるような値段の安い乳酸菌飲料)に似ていて美味しいです。
ただ、一般的なチチャモラーダは紫とうもろこしで作るペルー料理を指すことが多いので、白とうもろこしで作るのはボリビアならではかもしれないですね。(違うジュースだったらすいません。。。)

そしてなぞの白いスープ。
なんのことはないミルクベースのマカロニスープでした。
クリーミーで大変美味でした!

スペイン語が全くわからないので、身振り手振りで注文しましたが、おばちゃんたちは笑顔で対応してくれました!
途中英語をおばちゃんに翻訳してくれる青年も現れ、スクレの人の優しさに触れることもでき、総じて大満足のレストランでした。

みなさんもスクレに来た際は、地元の料理はもとより地元の人達とも触れ合えるこちらのレストランを訪れてみてはいかがでしょうか?




次回予告

次回はいよいよスクレの街の中心へと足を進めていきます!
スクレの街なかは中世の面影を残す建物や教会がいっぱい!
後編では外の様子だけでなく、建物の中までしっかりレポートしちゃいますよ!!

それでは次回も世界の片隅で!
アディオスアミーゴ\(^o^)/



このしおりのライター