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映画「ローマの休日」の舞台となったローマの観光スポット10選


※2020年3月13日現在、新型コロナウイルスの影響のため、外務省海外安全情報により、イタリア北部地域は「レベル3:渡航は止めてください」、それ以外のイタリア全土は「レベル2:不要不急の渡航は止めてください」となっています。また、レベル3の地域に滞在した方は、日本への入国制限や検疫の強化(入国後14日間の隔離)等も課されています。
イタリアへのご旅行については、ぜひこの状況が改善した後にご検討ください。
なお、最新の情報については外務省海外安全ホームページなどでご確認ください。

~今はご自宅で過ごす時間が増えている方も多いかと思いますので、ぜひこの機会に映画鑑賞などはいかがでしょうか?~




「ローマの休日」は私が1番好きな映画であり、イタリアに憧れを抱くようになったきっかけでもあります。
そんな「ローマの休日」の舞台となり、現在も見ることができるローマの観光スポットを10ヶ所ご紹介したいと思います。




①バルベリーニ宮

ヨーロッパのとある国のアン王女は、ヨーロッパ各国を訪問中、自由のないスケジュールに嫌気がさしてしまい、ローマで滞在していた大使館からこっそり抜け出します。
アン王女がトラックの荷台に乗って抜け出すときに映し出される門が、バルベリーニ宮の門です。

フィレンツェの貴族バルベリーニ家の館として建築されましたが、現在は国立古典絵画館として一般に公開されています。




②共和国広場

アン王女がトラックの荷台から降り立った場所です。

地下鉄Repubblica駅を出てすぐ、噴水のある美しい広場です。




③フォロ・ロマーノ

アン王女は通りかかった新聞記者のジョーとフォロ・ロマーノの遺跡の前で出会いました。

フォロ・ロマーノは入場観光もできますが、ふたりが出会ったシーンはフォロ・ロマーノ外周の道沿いです。
背景にはサトゥルヌスの神殿とセプティミウス・セウェルスの凱旋門が写っており、今も同じ角度から眺めることができます。

ジョーはアン王女を家まで送ろうとしますが、アン王女が家の場所を答えられないので、やむなく自分のアパートへ連れて帰り、ソファで寝かせます。

ジョーのアパートの外観は映画のセリフの通り、マルグッダ通り51番地です。以前はアパートの部屋を出てすぐの階段のあたりまで入ることができたのですが、私有地のため、残念ながら現在は入れなくなってしまいました。
ちなみにアパートの内部は、マルグッダ通り33番地に実在するアパートの中で撮影されたそうですよ!




④トレヴィの泉

翌日、ジョーと別れて街歩きを楽しんでいたアン王女が通りかかり、思い切って髪をバッサリ切った美容室は、映画の中ではトレヴィの泉の前にありました。

トレヴィの泉に背を向け、右手で左肩越しにコインを投げると、ローマにまた来ることができると言われています。
私も初めて行った時に投げたら、また来ることができましたよ!




⑤スペイン階段

アン王女がスペイン階段でジェラートを食べていると、偶然を装って現れたジョーが観光へ誘い出します。

なお、以前からスペイン階段は飲食禁止だったため、残念ながらアン王女のようにここでジェラートを食べることはできませんでしたが、昨年より座ることも禁止になってしまったのでご注意くださいね。




⑥コロッセオ

ローマ観光に出かけたふたりは、最初にコロッセオを訪れます。

やはりローマ観光でコロッセオは外せませんよね!




⑦ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂

ふたりがスクーターに乗ってローマを巡る中、背景に写る白亜の建物がこちらです。

屋上は展望台になっており、ローマの街全体を見渡すことができるので、時間があればぜひ上ってみてくださいね。




⑧真実の口

ふたりは真実の口も訪れます。

真実の口は、サンタ・マリア・イン・コスメディン教会の外壁にある彫刻です。
新聞記者が真実の口に手をかまれたふりをするシーンで有名ですね。




⑨サンタンジェロ城

夜になるとふたりは、サンタンジェロ城の前、テベレ川のほとりの船上で行われるパーティーに参加しました。

この時にはすでに恋に落ちていたふたりでしたが、アン王女はこのままジョーと過ごすわけにはいかず、パーティーの後、別れを惜しみつつ大使館へ帰って行きます。




⑩コロンナ宮

アン王女はローマを発つ前に記者会見を行います。記者会見のシーンが撮影されたコロンナ宮殿内部のコロンナ美術館は、毎週土曜日のみ一般公開されています。

アン王女と、記者として参加したジョー、きっともう会うことができないであろうふたりが無言で、涙目で見つめ合うシーンは、何度観ても胸がギュッとなります。



「ローマの休日」はもう70年近く前の映画ですが、今でも全く色褪せません。そして舞台となったローマの街も、当時の姿とほとんど変わっていないことに驚きます。
ぜひローマに行かれる際には、映画のシーンを思い浮かべながらめぐってみてはいかがでしょうか。


このしおりのライター

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