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 普段の仕事や生活に疲れたとき、旅に出たくなるのが人です。
 リフレッシュの方法は人によりけりですが、自然の中に身を置いていると元気になるという人も相当数いるのではないでしょうか。少なくとも私はそうです。
 さて今回はどこにいこうか、ふと思いついたのが海と棚田です。調べてみると暮坪集落の棚田が、棚田の上から日本海を見下ろせるというスポットのようでした。場所は山形県鶴岡市になります。




あつみ温泉駅から徒歩も可能

 鉄道ではJR羽越本線の五十川駅とあつみ温泉駅のほぼ中間地点。基本的にどちらの駅からもアクセス可能ですが、特急いなほ号の停車駅であるあつみ温泉駅の方がより便利です。
 駅から暮坪の集落までは庄内交通の鶴岡・温海線が便利です。ただし本数はあまり多くなく、事前に時刻表を調べていくのがおすすめです。また、あつみ温泉駅前にはタクシーが停まっているので、それに乗っていくのも良いかもしれません。一方、暮坪までの国道7号線は日本海と沿岸の奇岩が散在する景色の良い道。時間があればのんびり徒歩で目指すことも可能です。暮坪の集落には集落を示す看板があるのですが、こちらが入口になります。ここまで駅から30分強で到達できます。





入口は短い鉄橋の下に

 上述の看板から国道を北上すること10分。山側に入っていく小道が突如として現れます。ここが棚田の入口。暮坪の棚田の入り口です。羽越本線の短い鉄橋と看板が目印となっており、迷うことはありません。

 看板には「日本海(佐渡・粟島)と夕陽がみえる山形県棚田20選認定地暮坪案内図」とあります。「やまがたの棚田20選」とは山形県が厳選した魅力ある棚田を資源化し、次代へ継承していくための取り組みのようです。念のため棚田までの道のりを確認しておきます。

 小道は短い鉄橋をくぐると北東へ進路を変えて山に入ります。これまで起伏の少なかった沿岸の国道とは対照的に急峻な上り坂が続きます。道は舗装されており、目的地の展望台までほぼ全区間で歩きやすい道のりです。

 眩い日本海を横目に農道を登っていくのはとても気分がよいものです。




展望台到着。棚田と日本海を一望

 小道に入ってから20分あまり。展望台に到着しました。見晴らしの良い開けた場所にある展望台です。
 休憩スペースにある木製の上屋が涼しい日陰を作っており、直射日光を避けて上ってきた疲れを癒してくれます。

 見渡す限りの棚田と水平線まで続く壮大な日本海を見てはほっとため息をつく時間。とても贅沢な時間です。
 棚田で育てているのは稲。もしおにぎりを持参していたら、生産現場を見ながら食事することになるので、なんだかより美味しく食べられそうな気がします。




下りは迫りくる日本海を目指して

 展望台からの棚田を堪能したら、あとは単調に来た道を引き返していくのが通例ですが、この復路の行程も楽しませてくれるのがこの暮坪の棚田の良いところです。展望台で見下ろしてきた棚田たちを間近に見ながら下っていけます。また急峻な上り坂の分景色がダイナミックになり、日本海が迫ってくるのが非常にわかりやすく体感できます。



 線路が見えてきたら小道も終わりのサインです。
 緑あふれる自然、棚田と日本海を堪能する小さな旅、いかがでしょうか。




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