![](../../assets/img/article/11672/01.jpg)
青々としたアドリア海。
そこに、ぽっかり浮かぶように佇むのが、クロアチア北部の小さな港町ロヴィニ。
「ヨーロッパで最もロマンチックな街」とも言われています。
古くはベネチア共和国に支配されていた歴史を持ち、
石畳の続く街並みは、なるほど、イタリアの雰囲気。
この世界にどっぷりつかりたい。
そんなときは、暮らすように旅してみよう。
ロヴィニの暮らしを感じてみる
ロヴィニの旧市街の路地を入っていくと、
そこには、地元の人たちの暮らしが広がっています。
オープンカフェはオシャレな街並みに溶けこみ
![](../../assets/img/article/11672/02.jpg)
小道に入れば、緑や花々がお出迎え
猫は気ままに路地さんぽ
![](../../assets/img/article/11672/03.jpg)
地元アーティストの個性あふれる作品が街を彩り
生活感たっぷりの洗濯物は、青い空を気持ちよさそうに泳ぐ
![](../../assets/img/article/11672/04.jpg)
![](../../assets/img/article/11672/05.jpg)
落ち着いた、居心地の良い街並みに、すっかり魅了されてしまいます。
日が落ちたころは、
オレンジ色の明かりが柔らかく街を包みこみ、神秘的な雰囲気に。
まるでおとぎ話の世界。
![](../../assets/img/article/11672/06.jpg)
くつろげる空間が広がる、私だけの部屋
大きめのリビング、きれいなキッチン、寝室、トイレ、シャワー。
部屋の中は、十分すぎるほどの広さ。
これでホテルよりお安いのだから、旅人には嬉しい限り。
近所のスーパーマーケットで買ってきた食材を料理したり、
お気に入りのパン屋さんのパンをほおばったり。
![](../../assets/img/article/11672/07.jpg)
外で食事を楽しむのもいいけれど、部屋でのんびりと過ごす日も格別。
窓越しに聞こえてくる誰かのおしゃべりが、優しく耳に届き、ほっとしたり、
どこからか流れてくる、しっとりとした音楽に癒されたり。
天気の良い日には、ローカル風に洗濯物をなびかせて。
いつもと違った干し方に、どこか洋服も楽しそう。
![](../../assets/img/article/11672/08.jpg)
地元の食材を使ったごはんを作って、洗濯をして、まったり。
何か特別なことをするわけではないけれど、
まるで、ロヴィニでの生活が日常のように思える瞬間。
これぞ、暮らすように旅する醍醐味です。
![](../../assets/img/article/11672/09.jpg)
ホテルでは味わえない、居心地の良い時間。
私だけのくつろぎ空間。
朝 ときどき 夕暮れさんぽ
こぢんまりとした旧市街は、散歩に最適。
![](../../assets/img/article/11672/10.jpg)
迷路のような、くねくね道を歩く楽しさ。
石畳のでこぼこ道をゆく面白さ。
地図アプリを頼りにするのもいいけれど、
せっかく暮らすように旅しているのだから、自分の感覚を頼りに歩いてみよう。
迷子になりそうでちょっと不安。
でもどこにたどり着くのか、すごくワクワク。
海につながる、ひみつの階段。
こんなところで読書したら、最高の贅沢!!
![](../../assets/img/article/11672/11.jpg)
わぁ!自家製チーズがたっくさん。
![](../../assets/img/article/11672/12.jpg)
おいしそうだけど、さすがにこんなには食べきれないっ。
せっかくだから、小高い丘を登ってみよう。
明るい陽射しをうけながら、のんびりと。
![](../../assets/img/article/11672/13.jpg)
見えてきたのは、街を見下ろす聖エウフェミア教会。
![](../../assets/img/article/11672/14.jpg)
18世紀前半に建てられた教会は、ロヴィニ旧市街を象徴する建物。
高さ60メートルほどの鐘楼に登れば、ロヴィニの街が一望できます。
![](../../assets/img/article/11672/15.jpg)
レンガ造りのかわいい家が作りだす街並みは、おもちゃみたい。
街ゆく人や行き来する車を、こうして上から眺めるのも面白い。
風が心地よくて、ここで、ちょっと長めのひと休み。
今度は、街の反対側にまわってみよう。
潮のにおいと海の風を感じながら。
公園にでると、アドリア海が目の前に!!
![](../../assets/img/article/11672/16.jpg)
なるほど。本当に、海に浮かんでいるみたいな街並み。
ベンチに座っておしゃべりしたり、気持ちよさそうに昼寝したり。
皆それぞれの過ごし方を楽しんでいる。
夕暮れどき。
![](../../assets/img/article/11672/17.jpg)
窓にぽつりぽつりと明かりがつく。
きっと毎日同じ風景。
でもそれが、なんだか、とってもステキに見える。
これも、旅の魔法かな。
![](../../assets/img/article/11672/18.jpg)
もう少しだけ、魔法がとけませんように。
夢心地で歩く夜道。
たまには、そんなロマンチックな時間を過ごすのもいいよね。
またここに、帰ってこよう
![](../../assets/img/article/11672/19.jpg)
隣の人とあいさつしたり、
お気に入りのパン屋さんが見つかったり。
暮らすように旅すると、
今まで見えていなかったことが見えてきて、
気づかなかったことが、気になるようになって。
その土地の景色、におい、音、味。
いつもの旅より、ちょっぴり深く味わって、
そしてまたそこに、帰ってきたくなる。
明るいアドリア海に
静かに浮かぶ港町ロヴィニは、
そんな、暮らすように旅したくなる街。