下町情緒溢れる静かな街並みの中に、おしゃれなカフェや雑貨屋さんがひしめき合う「蔵前」。街中に川が流れ、倉庫をリノベーションしたカフェや商業施設があることから、「東京のブルックリン」とも呼ばれています。
今回は、そんな注目のおしゃれタウン、蔵前を散策してきました!
ゴロンとしたフルーツサンドが絶品!「ペリカンカフェ」
まずやってきたのは「ペリカンカフェ」。ここは浅草・田原町で昭和17年から続く老舗「パンのペリカン」の食パンを、トーストやサンドイッチとして食べられる直営カフェです。
平日の11時くらいに訪れたところすでに5組待ちでしたが、回転が早く、思っていたよりもすぐに入店できました。
オーダーしたのは、ふんわりパンでフロマージュブラン入り生クリームと季節のフルーツを挟んだ「フルーツサンド(税込920円)」。ごろんとしたフォルムとカラフルな色合いが、可愛すぎる! きめ細やかなクリームは甘さ控えめで、みずみずしいフルーツの酸味と甘みが際立っていました。
街中の芸術作品!?「厩橋際公衆トイレ」
続いては、下町に突如現れるフォトスポット「厩橋際公衆トイレ」へ。橋と交番の間にあるこの公衆トイレ、橋側から見ると普通ですが、建物の周りを90度回って大通り側から眺めると…。
人の顔が出現!!!
公衆トイレにあまりいいイメージを持っていない人も多いかもしれませんが、こんなにユニークなデザインだと、思わず近寄って見てしまいますよね!
厩橋付近はスカイツリーのフォトスポット!
厩橋のかかる川沿いの道は、東京で一番美しく隅田川やスカイツリーが見えるスポット。川べりには屋形船がたくさん泊まっており、下町情緒漂う風情ある写真を撮ることができます。
川沿いの遊歩道には、お弁当を食べている人や、仰向けになってお昼寝をしている人もちらほら。のどかな空気に包まれて、東京都内にいながらゆったりとした時の流れを感じることができました。
伊万里焼の食器が可愛い「from afar 倉庫01」
お次は、材木倉庫をリノベーションして作られたという「from afar 倉庫01」。入り口のそばにお花屋さんが併設されたカフェで、店内はレトロな家具や雑貨、雑誌や本などが並ぶ、静かで素敵な空間です。
歩き疲れたので、「カフェラテ HOT(税込550円)」で、ちょっと休憩。温かい飲み物は、おしゃれな伊万里焼の食器でいただくことができます。可愛らしいケーキも販売されているので、おやつを食べに訪れるのもいいですね。
優雅なランチができるリバーサイドカフェ「シエロイリオ」
ランチは「MIRROR」という商業施設の1階と3階に入っているカフェ「シエロイリオ」で。楽器店の倉庫をリノベーションしてできた建物ということで、外観も下町の景観にしっくり馴染んでいます。
3階の客席に案内されると、目の前に広がっていたのは白を基調とした上品な空間。大きな窓ガラスの向こうを見ると、すぐそばを隅田川が流れています。この日はお天気もよかったので、とっても開放的な眺めを楽しめました!
こちらは「日替わりランチ(税込950円)」。香ばしい三元豚とたっぷりの野菜が盛られたプレートは、ボリュームたっぷりです。この立地で、この空間で、このオシャレなお料理を950円で食べられるなんて信じられない! お手頃な値段で優雅な気分を味わえるお店です。
台東区で一番古い建物「タイガービル」
こちらの建物は、登録有形文化財にも指定されている「タイガービル」。1934年(昭和9年)竣工の台東区で最も古いビルで、東京大空襲の戦火をくぐり抜け、今もなおその姿をとどめているのだとか。
レトロなデザインのレンガ調の外観がとってもおしゃれで、通りの中でもひときわ目立っています! 現在はテナントビルとなっており、家具屋さんやアトリエなどが入っているようでした。
観光スポットがたくさんあるにも関わらず、ゆったりとした空気の漂う街「蔵前」。疲れた心を癒しに訪れるのにもピッタリのスポットです。のどかな自然やおしゃれな建物を眺めながら、のんびり散策してみてはいかがでしょう。