オシャレな大人の街、銀座。実はアート好きにはたまらない、ギャラリーの宝庫でもあるってご存知でしたか?
ハイブランドショップの中や、雑居ビルの中、様々なところに作品が展示されているこの街で、今回は5つのギャラリーを巡ってみました!
LIXILギャラリー
まずは「京橋駅」より徒歩1分の「LIXILギャラリー」へ。こちらはLIXILの建物の2階にあり、「建築とデザインとその周辺をめぐる巡回企画展」、「建築・美術展」、「やきもの展」の3つに分かれて作品が展示されています。
私が訪れた際に見学してきたのは、「ニッポン貝人列伝-時代をつくった貝コレクション-」(2018年5月26日(土)まで開催)。紹介されているのは、日本近代貝類学の黎明期を築いた、10人の貝類学者や貝コレクターたちの伝記です。
厳選された彼らの貝コレクションも展示されており、綺麗な色の貝や面白い形の貝もいっぱい! 写真撮影が可能だったので、心ゆくまでカメラに収めてきました。
ミレージャ ギャラリー
次に訪れたのは、「銀座1丁目駅」から徒歩1分の「ミレージャ ギャラリー」。雑居ビルの4階に入っているのですが、歩道沿いに看板があるため迷わず見つけられます。室内は、白壁カーペット敷きの上品なギャラリーで、ゆったりと観賞できる空間。
展示内容は期間ごとにテーマが決まっており、一度に複数のアーティストの作品が観賞できます。このとき開催されていたのは「My Life展」(2018年5月14日に終了)。柔らかで優しいタッチの作品が並んでおり、短時間の滞在でしたが、とっても癒されました。
銀座メゾンエルメス フォーラム
続いては、「銀座駅」から徒歩1分。ガラスブロックの壁が眩い、銀座エルメスの中のギャラリーへ。高額なアイテムの並ぶ売り場をドキドキしながら通過し、エレベーターで8階まで上がります。
広々とした展示スペースで開催されていたのは「『あなたの存在に対する形容詞』ミルチャ・カントル展」(2018年7月22日(日)まで)。人々が透明なプラカードを手に無言で街を行進する映像作品が流れており、奇妙な世界観にどっぷりと浸かってしまいました。
銀座アートホール
今度は「新橋駅」から徒歩3分の位置にある、「銀座アートホール」へやって来ました。コリドー街の中にあるこのギャラリーは、美術団体の定例展や、美大生の卒業制作展などが開催される場所。
このときは刺繍の作品展でしたが、期間によって絵画や彫刻、美術工芸や写真など、多種多様なジャンルの作品が展示されるそう。通りに面した大窓からも覗けるので、気になったら立ち寄ってみると面白いかも。
資生堂ギャラリー
この日最後に訪れたのは、「銀座駅」「新橋駅」から徒歩4分の「資生堂ギャラリー」。資生堂の店舗の地下階にある、大きな展示室です。開催されていた企画「~ing」(2018年6月3日(日)まで)では、階段を降りる途中にも映像作品が! 立ち止まって観ないと危険…。
地下階に降りると今度は、楽器の製造過程で出たという、金属材が敷かれた床が現れました。しかもこの作品、上に乗ってもいいというからビックリ! 一歩踏み込むたびに綺麗な音色が鳴るので、夢中になって歩き回ってしまいます。
今まで高級ショッピング街のイメージが強く、近寄りがたかった銀座。無料でこんなに沢山のアートを観賞できるなんて大発見でした!眺めているだけで、いつの間にか日常から離れられるのが、アートの不思議なパワー。疲れたらまた、銀座のギャラリーに癒されに来ようと思います。