先日、渋谷モディの入り口で気になる看板を発見しました。
「変なカフェ」・・・? 最近はいろいろなコンセプトカフェが流行っていますが、ここは一体何が変なのでしょう。店名からは内容が想像できないので、さっそく地下へ向かってみました。
接客してくれるのは人間じゃない?!
「変なカフェ」があるのは、渋谷モディ地下1階の「H.I.S.渋谷本店」内。営業時間は11:00~21:00(ラストオーダー20:30)です。
何やらカウンターの中から視線を感じます。
「いらっしゃい! 美味しいコーヒーはいかがですか?」
・・・喋りました。なるほどそういう「変なカフェ」ですね。
世界初!本格ドリップコーヒーを淹れるロボット
ということで、まずは券売機でメニューを選びます。一番上に表示されていてオススメっぽいので、「本格ドリップコーヒー」(320円)にしましょう。ちなみにこれ、最もロボットの仕事が多いメニューだそうです。
QRコード付きのチケットが出てきました。牛丼屋さんの食券とはまた違った、初めての体験。
カップを所定の場所に置いて(ここまではセルフ)
バーコードリーダーにチケットをかざすと・・・。
ひょいっ!
「あ、ロボットがカップを持っていっちゃった~!」と思ったら、隣にあるバリスタマシンにセットしてくれました。
手の角度と真顔がイケメンだな。
今度は後ろを向き、カウンター後部にある削られた豆をフィルターに入れ始めました。なんと無駄のない動き! 2月1日にオープンしたばかりなのに、キミ仕事覚えるの早くない?
そしてフィルターをバリスタマシンにセットします。クールな表情がたまらない。
コーヒーをドリップ中。「グアテマラと~をブレンドした・・・」と、ロボットが説明もしてくれました(が忘れちゃいました)。提供までの時間は、トータル3~4分くらいだそう。
ドリップし終わったら、カップをカウンターに持ってきて提供してくれます。
ロボットにコーヒー淹れてもらっちゃったよ・・・。
感心していたら、またロボットが動き始めました。
なんと「お片付けお片付け♪」と言いながら、フィルターを洗っています!! 接客以外の独り言も喋る、おちゃめな店員さん。
カップの蓋や、お砂糖ミルクはセルフです。
ロボットの淹れたコーヒーを片手に、旅行の計画もできちゃう!
カフェ自体はテイクアウト方式なのですが、そばにテーブルと椅子が用意されたフリースペースがあり、そこでいただくことも可能。
H.I.S.の店内ということで、フリースペース両脇には旅行のパンフレットが並んでいます。ロボットの淹れたコーヒーを飲みながら、旅行の計画を立てるのもいいですね!
まるでSFの世界に迷い込んだような不思議な体験だったのですが、現状として飲食業界は人手不足。数年後にはこの光景が当たり前になり、「普通のカフェ」になっているのかもしれません。
ちなみにロボットの名前はまだ決まっていないそうで、「今度募集しようと思ってるよ!」と、本人がツイートしていました。このクールな店員さんの名前が何になるのか、気になりますね。