静岡の秘境「梅ヶ島温泉郷」
オクシズ(=奥静岡)に位置する「梅ヶ島温泉郷」は、梅ヶ島温泉・梅ヶ島新田温泉・梅ヶ島金山温泉 ・梅ヶ島コンヤ温泉の4つからなり、2,000メートル級の雄大な山々に囲まれた、まさに「秘境」と言える温泉地です。豊かな自然環境が残っており、今年の5月には国民保養温泉地に指定されました。
まだまだ観光地化が進んでいない地域ですが、東京から新幹線とバスを使って2時間半ほどで行くことができるのも魅力。人混みが苦手な方や、温泉と自然にのんびりと癒されたい方におすすめな、穴場の温泉地です。
今回は、itta編集部が実際に行って良かった「梅ヶ島温泉郷」の観光スポットをご紹介します!
1.「おゆのふるさと公園」(景色 / 歴史)
安倍川の上流域に位置する「おゆのふるさと公園」は、紅葉シーズンにおすすめのスポット! 梅ヶ島温泉郷は美しい山々に囲まれているため 比較的どこからでも紅葉を楽しむことができますが、こちらの公園では、朱色の橋と紅葉とのコラボレーションが温泉街らしい味のある風景を作り出しています。
「おゆのふるさと公園」はかつて公共の浴場があった場所で、現在でも源泉が湧き出ています。源泉の湧き出る洞窟がお風呂として使われていた「岩風呂」は、古くから美人づくり・子造り・長生き・健康づくりにご利益がある湯として人々に親しまれていたそう。洞窟の中で温泉に浸かりながら素晴らしい景色を楽しめたなんて、羨ましい限りですね。
▲ 公園内にある「湯之神社」
▲「岩風呂」(※普段は衛生管理のため扉が施錠されています。旅館の方が鍵を管理されており、特別に開けてくださいました!)
アクセス:JR静岡駅から梅ヶ島温泉行きバスに乗車、「梅ヶ島温泉入口」バス停下車。
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2.「湯元屋」(食事 / 日帰り温泉)
こちらは、おゆのふるさと公園向かいにある「湯元屋」。一見したところ昔ながらの商店のようですが、店内には広い座敷があり、出来立ての静岡おでんを始めとした食事がいただける他、源泉掛け流しの温泉(虹乃湯)でふらっと日帰り入浴も可能。
「日帰り入浴・静岡おでん5本・とろろそば」のセットなら2,000円、「日帰り入浴・静岡おでん5本・とろろそば・鹿のたたき・岩魚の塩焼き」の欲張りなセットは3,350円です。日帰り入浴のみの場合は、中学生以上700円、小学生以下300円とのこと。営業時間は10:00〜16:00(不定休)。景色を楽しみながら、ここでのんびり休憩して行かれてはいかがでしょうか。
▲ 店先には、昔懐かしいお菓子や梅ヶ島のお土産が並びます。
▲ 店内でじっくり煮込まれた静岡おでん。絶景を楽しみながらいただきましょう。
アクセス:JR静岡駅から梅ヶ島温泉行きバスに乗車、「梅ヶ島温泉」バス停下車。
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3.「魚魚の里」(遊び / 体験 / 食事)
ヤマメ釣りやつかみ取り、砂金採り体験などのアクティビティが楽しめる「魚魚の里(ととのさと)」。園内はベビーカーでも利用できるため、小さなお子さん連れでも安心して楽しめますよ。敷地内の「魚魚の家(ととのいえ)」では、古民家風の座敷で囲炉裏を囲んで、新鮮なヤマメ料理をお手頃価格でいただくことができます。
「魚魚の里」詳細はこちらの記事でご紹介しています。
>>【オクシズ】子連れ旅にも! 大自然の中でヤマメ釣りや砂金採り体験ができる「魚魚の里」
▲ 自分で釣って捌いたヤマメは格別な味! その場で塩焼きや唐揚げにしていただくことができます。
▲「ヤマメの蒲焼き御膳」。ふっくらした身と甘辛いタレが絶品。
アクセス:JR静岡駅から梅ヶ島温泉行きバスに乗車、「新田」バス停下車 徒歩12分。
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>>「魚魚の里」公式サイト
4.「日影沢金山跡」(歴史 / 景色)
「魚魚の里」から徒歩10〜15分の場所にある「日影沢金山」(安倍の金山)。享禄年間(1523年〜1531年)には多量の金を産出し、今川氏・武田氏・徳川氏の三代に渡って金の採掘が行われていたとか。コストに見合わなくなったため金の採掘は行われなくなりましたが、現在でも周辺の川の砂に混じった砂金を見つけることができます。
日影山金山跡地の周りには石垣が多数残っており、金堀衆の住居や遊女屋敷があったことが伺えます。緑いっぱいの遊歩道は、ハイキングにも最適。歴史ロマンを感じながら散策してみませんか?
▲ 金鉱の坑道跡(※木の囲いは保護のために取り付けられたもの。)
アクセス:JR静岡駅から梅ヶ島温泉行きバスに乗車、「新田」バス停下車 徒歩12分ほどで「魚魚の里」到着。そこから60分ほどのハイキングコース。
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5.「黄金の湯」(日帰り温泉 / 食事)
360度美しい山々に囲まれた、日帰り温泉「黄金の湯」。サイクリングや登山の帰りに立ち寄る方も多いようです。館内は綺麗で広々としており、美しい景色を眺めながらくつろぐことができます。すぐお隣の建物「黄金の里」では、蕎麦やこんにゃくなど、梅ヶ島名物を堪能できますよ。
営業時間が9:30〜17:30(12月〜3月は9:30〜16:30)と少し短めですのでご注意ください。入浴料は大人700円、子供300円。1時間以内の入浴の場合は大人400円、子供100円で入ることができるそうです。
▲ 入り口付近にある「手湯」で、すでに体がポカポカに。
▲ 梅ヶ島の自然を満喫できる露天風呂。(※特別に許可をいただいて撮影しております。)
▲ 毎月26日には、地元の方がボランティアでお茶を出してくださるそう。
アクセス:JR静岡駅から梅ヶ島温泉行きバスに乗車、「新田温泉黄金の湯」バス停下車 徒歩約2分。
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>>「黄金の湯」公式サイト