大陸の先端へ行くとなぜかテンションが上がるのは私だけでしょうか。教科書にも出てきた喜望峰。子供の頃は希望峰だと思っていたし、アフリカ大陸最南端だと思っていました。実際の最南端はケープタウンから150km東にあるアガラス岬でした。
なにはともあれ“端”であることには違いない!
そんな冒険心くすぐる最南西端の喜望峰のハイキングトレイルを歩いてきました。
まずは喜望峰を一望するCAPE POINTへ
今は現役を退いている旧灯台が建つ小高い丘。駐車場からはケーブルカーが運行しています。(訪問時は運休だったため代替車が走っていました)高所にありすぎて霧でしばし見えなくなるため、今は崖の下に現役の灯台が設置されています。
フォルス湾の眺め。この海岸線沿いのずっと先にアフリカ最南端のアガラス岬があるのです。
最南西端の喜望峰が一望できます。
CAPE POINTの売店でハガキを買うと『CAPE POINT』のスタンプを押してくれます。切手も購入できますので、記念の1枚はいかがですか?
眺めを堪能した後は、岬の先端を目指して歩きます。
いざ!喜望峰へ
喜望峰のハイキングトレイルは片道1時間弱。
天候によっては強風で煽られ足元も滑りやすいなどコンディションが悪い場合もあるので事前に自身の体力と相談してから歩きましょう。
道中はワクワク感満載です!!!
絶景はさることながら、
むかーしむかし、はるか昔、古代の海底が隆起したという地層の道を進み、
野生動物と遭遇したり、
▲ エランドとロックハイラックス
ゴツゴツとした岩山と赤砂の土壌から生茂るケープ特有のフィンボス(低木灌木)を鑑賞しつつ、
クライマックス!喜望峰の先端へ!
海しかないけど、地平線しかないけど、吹き付ける風が力強く、地球の丸さを感じます。
CAPE OF GOOD HOPE=喜望峰
THE MOST SOUTH-WESTERN POINT=最南西端
と書かれた有名な看板での記念撮影は欠かせません!
植物パラダイス
世界で区分されている植物区は6つ。ケープ植物区の面積はアフリカ大陸のわずか0.5%にすぎないけれどアフリカの植物の20%が集中しているという、面積あたりの植物の多様性が世界でも有数のエリアなのです。世界地図で見るとその面積の小ささに驚きます。
約9,000種近い植物が生育していると言われており、その半分がここケープ植物区にしかない固有種であると言われています。
ケープ植物区の約半分はフィンボス(低木灌木)で覆われています。フィンボスパラダイスでもあるケープ半島にはフィンボス愛好家が住み着いてしまうほど。最も有名なフィンボス種は、健康茶としても名高いルイボスティーの「ルイボス」です。
注)これはルイボスではありません
植物好きも冒険好きも満喫できること間違いなし!
大航海時代のロマンを彷彿させる喜望峰は達成感と感動が味わえる場所でした。