こんにちは!いくみんです^o^
先日、1泊2日みやぎ県南浜街道の旅へ行ってきました!
東京駅から仙台駅までは、東北新幹線はやぶさで1時間半。遠いようで新幹線だとすぐの仙台!仙台に着くと、宮交観光、じゃらんリサーチセンターの方がアテンドしてくださいました♪
今回訪れた、県南浜街道とは
仙台から少し南、宮城県の名取市・岩沼市・亘理町・山元町を結ぶ海岸沿いのエリア。3.11の震災で津波の被害を受けながらも、復興への様々な取り組みを行い、宮城県の元気の象徴となっているんだとか。
震災から約6年経った岩沼市の今
まずは、宮城県岩沼市へ。
向かった先は、「岩沼ひつじ」。
3.11の津波で浸水したエリアで、今では危険区域として人が住めない場所となっています。海から500mくらいと近く、津波の前は木々が生え、海は見えない状態だったそうですが、その木々はもうほぼ無く、向こうには海が見える状態。
そんな何も無いだだっ広い場所に、9匹の羊が飼われています。
復興の取り組みを行なっている青年海外協力隊の方とデザイナーさんからお話を聞きました。
“ここに住んでた人たちが訪れた際に、羊がのんびり草を食べる姿を見て少しでも和んでもらえるように”と、青年海外協力隊の協力により2015年11月6日から行なわれてる取り組みだそうです。
ひつじのショーンと同じ種で、黒い顔。近くのスーパーからキャベツやカボチャ白菜などの切れ端をもらっているそう!
いくみんも野菜をあげてみました^o^
一匹来るとみ~んな集まってきて可愛い!
今後は羊の牧場だけでなく、周辺に農園やドッグランなども整備していく予定だとか。この地区を、震災の記憶や地域の記憶の風化を防止し、地域や世代を超えた交流がおこなわれるふれあいの場として再生することを目指しているそうです。
また、ここでは「千年希望の丘」も見えました。高さ約10mの「千年希望の丘」は、3.11の際、3名の方が津波から避難し命を救われた、まさに“いのちを守る丘”。
将来みんなが集まり、賑やかで楽しい場所になると良いですね☆
東北最大級!山元いちご農園
2日目の朝は山元町へ。
ここは、東北一のいちごの産地!
大型ハウス10棟がズラーッ!!「山元いちご農園」にやってきました!
今が旬ないちご狩りを。
とちおとめ、紅ほっぺ、もういっこ。3種類のイチゴを収穫できるそうで、いくみんたちが来たのは、紅ほっぺのハウス。
紅ほっぺはちょうど良いサイズのイチゴで、実がやわらかてく甘〜い。30分たっっぷり堪能して、お腹いっぱいに!朝からビタミン沢山とって、体も元気になりましたo(^-^)o
そのあとは、併設カフェ「Berry Very Labo(ベリーベリーラボ)」へ!
こちらではなんと!特製いちごカレー、いちごピザ、いちごパフェ、いちごとフルーツのパンケーキなどランチやスイーツを食べることができたり、イチゴグッズのお土産物を売っています。
もちろん、お持ち帰り用の美味しそうな大粒のいちごもね☆
こちらは山元いちご農園オリジナルいちごワイン。
可愛いいちごクッキーなどのお土産をGETしました^o^
何年も止まっていた常磐線
カフェの裏手には、3.11の震災後何年も止まっていた常磐線が。
山元町では以前より内陸に線路を建て替え、昨年12月に復旧したそう!
全区間復旧が待ち遠しいですね。
民宿浜まつの絶品ほっき飯
いちご農園を出たあとはお昼ごはん!
亘理町荒浜の「民宿浜まつ」へ。昭和55年に開業された「民宿浜まつ」さんは東日本大震災により被災されましたが、平成26年7月に再建。現在は営業を再開されています!
こちらでは、宮城県亘理郡山元町の伝統的な郷土料理「ほっき飯」をいただきました☆
今回の旅では美味しいものを沢山食べましたが、これが1番でした...!
初めてのほっき飯。
冬~春にかけての今が旬で、お米と一緒に炊き上げたほっき貝は、プリプリ&サクサクの歯ごたえがとっても良い!噛むほどに味わい深く、ご飯にも出汁が染みてこれもまた、たまらない^o^
こ~んな大きなホッキ貝が2個半分敷き詰められたお重は、とっても新鮮で、幸せなご飯タイムでした♪
仙台空港で震災当時の様子を知る
さて、最後に向かった先は、名取市にある「仙台空港」。
3.11の震災時の様子が貼られていました。
東日本大震災 最大震度 7.0 マグニチュード 9.0
高さ3.2m(右の柱の印)まで津波が到達したそう。
地震発生時
2011/3/11
旅客、周辺住民、従業員1,600人がターミナルビル3Fに避難。押し寄せた津波により、ターミナルビル1Fには、自動車や瓦礫が流れ込み、小型機、ヘリコプター67機が損壊。
2011/3/12
救急車やマイクロバスが到着。避難者の退避。
2011/3/16
空港職員を除く避難者全員の退避が完了。嘉手納飛行場(沖縄県)より米空軍の飛行機が到着。部分的に、滑走路を復旧させ、復旧用の機材や車両を輸送。
2011/4
仙台空港は米空軍、自衛隊の日米共同救援活動「トモダチ活動」の拠点となり、米軍から被災地へ食料や毛布が輸送。2Fの国内線搭乗待合室は大勢のアメリカ兵のベッドルームになる。この間、空港管理は空港の機能回復に全力を注ぐ。
という内容が書かれていました。
実際に、当時、ココにいた空港職員の方が案内してくださいました。
仙台空港はいち早く復旧し、救援活動の拠点になったということを知りました。
あの震災の5日後にはもう飛行機が飛んでいたとは、すごい。
大きな被害を受けても、柱や土台となる部分、造りが丈夫で流されず、避難場所になったんですね。
屋上にも行きました!
日本百名山の蔵王連峰の美しい夕陽も名物。
広くてお土産も充実!
飛行機に乗らなくても遊びに来たくなるような空港にしようと、これからもっと、グルメや楽しいスポットを造ろうと計画中だそうです^o^
焼きたての笹かまぼこをいただき、仙台駅へ向かうバスの中で食べました。厚みがあってプリプリッ!温かいのは初めて食べましたが、すごく美味しい!
その後、東北新幹線に乗って、宮城県を後にしました。
今回の旅では初めて3.11の被災地へ行き、被災者の方々にお会いし貴重なお話を聞けて、とても勉強になりました。被災地では復興に向けて前向きに様々な取り組みを行っていることを知り、なんだかこちらが元気をもらえたような気がします。
県南浜街道(名取市、岩沼市、亘理町、山元町)の皆さま、お世話になりました!ありがとうございました^o^
皆さんもぜひ、素敵な県南浜街道へ足を運んでみてくださいね。