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2017-02-11

【ポルトガル】哀愁漂う港町ポルトで出会った5つの素敵な風景

ポルトはリスボンに次ぐポルトガル第二の都市。
国名「ポルトガル」の由来になったという古くから栄えている都市で、ドウロ川沿いの丘の斜面に沿って入り組んだ街並みが広がっています。

 

橋のある風景

 

存在感のある、美しいフォルムのドン・ルイス1世橋は街のシンボル。
エッフェル(エッフェル塔の建築家)の弟子、テオフィロ・セイリングがデザインした2層式の鉄筋橋です。

 

川を挟んですり鉢状に街が形成されているため、丘の下の街同士を結んでいるのが1階の橋(車道)、丘の上の街同士を結んでいるのが2階の橋(メトロ線)。
上下共に歩行者も歩いて渡れます。

 

橋開通当時は上下とも人と車の通行路でしたが、メトロ開通後、2階をメトロが走るようになりました。
メトロ専用路になったにもかかわらず、間違えて車が線路の上を走ってしまった、ってエピソードがあります。
ドライバーも、走って行ったらメトロの駅に着いちゃった、ってびっくりしたことでしょう。

 

川方面に歩けばどこからでも目にする、そしてどこから撮っても絵になる橋のある風景。

街と橋とドウロ川のコラボはポルトを象徴する景観です。
ドウロ川にはいくつかの橋が架かっており、空から見たその光景が「魔女の宅急便」のワンシーンに似ていることからモデル地ではないかとの噂もあります。

 

坂のある風景

 

「ポルトの歴史地区」として世界遺産に登録されている旧市街。
オレンジ屋根のカラフルな家が連なり、教会など歴史的建造物が数多く存在しています。

 

丘陵地帯に広がる街は、坂が多く、路地裏多め。
暮らしの声が間近に聞こえる路地裏は、下町情緒を感じることができる雰囲気抜群の散歩道。

 

丘の上にあるポルトのランドマーク、クレリゴス教会から程近い所にあるのが「世界の素敵な本屋さん、第三位」に選ばれたこともある書店、レロ・エ・イルマオン。
劇場ミニ版!みたいな優美な内装にうっとりしちゃいます。

ハリー・ポッターの世界観に影響を与えたとの噂も。

 

アズレージョのある風景

 

街歩きで出会うアズレージョで彩られた建物たち。
これぞ『ポルトガルらしい』と感じずにはいられない!
美しいタイル装飾は街のあちこちに散らばっています。

▲ポルト サント・イルデフォンソ教会

 

▲カテドラル

街の景色に何気なく溶け込んでいるブルーの装飾に癒されること間違いなし!

 

カモメが飛び交う風景

 

ドウロ北岸、川に面したカイス・ダ・リベイラ地区は古くから外洋に出る大型帆船の波止場があった場所。
海岸に沿って並ぶアーチは、かつては船と倉庫の積荷を出し入れする所でした。

今では魚介料理自慢のレストランが並んでおり、川沿いの散歩を楽しむ人々で賑わっています。

 

ワイン香る風景

 

ドウロ川南岸のヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア地区は1790年創業のサンデマンをはじめとするポートワインのロッジ(倉庫)が建ち並ぶエリア。

 

ブドウの生産とワインの醸造はドロウ川上流で行われ、ここガイヤ地区でブレンドと熟成が行われます。

 

ポートワインは発酵途中でブランデーを加えてアルコール度を高めた甘味のあるワイン。
主に赤は食後のデザートワイン、白は食前酒とされることが多いです。
各ロッジではセラー見学、試飲も楽しめます。
アルコール度が高いので飲み過ぎに注意しましょう!

 

ポルトガル第二の都市だけあって広範囲にわたって見所がたくさん!
そんな広いポルトの街には、ヨーロッパの下町風情が残っており、どこかレトロ感を感じる素敵な風景が溢れていました。

 

このしおりのライター

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