見所が沢山ある首都ヴァレッタ。1日でも2日でも時間を割いてゆっくりできればいいのですが、限られた滞在時間であっちの街にもこっちの街にも足を延ばし欲張ってしまったため、半日しか時間がなくなってしまいました。
そんな弾丸滞在でも楽しめるヴァレッタ街歩きをご紹介します。
1. 騎士団の痕跡を見るならココ!
ヴァレッタの建設を命じたのが、当時の騎士団長のジャン・パリゾ・ド・ヴァレット。
“ヴァレッタ”という都市名は彼の名前からきていると言われています。
そんな騎士団長ヴァレットさんはじめ、活躍した騎士たちが眠る 聖ヨハネ大聖堂。
質素な石造りの外観からは想像も出来ないほど、内部は豪華絢爛!
隙間がないほど埋め尽くされた眩いばかりの金の装飾。
騎士団を構成していた各国ごとの礼拝堂が8つ、身廊に並んでいます。
聖ヨハネの生涯を描いた天井画
装飾も、天井画も素晴らしいですが、床にも注目!
墓石となっているカラフルな大理石が床一面に敷き詰められています。
騎士団にはヨーロッパ中のキリスト教国から膨大な寄付が寄せられたそう。
当時の騎士団の資金の豊かさが窺える、まさに贅を尽くした大聖堂は必見です!
2. 眺望を楽しむなららココ!
聖ヨハネ騎士団がオスマントルコによってロードス島から追われ、本拠地となるべく土地を求めてあちこちを彷徨い、辿り着いた島がマルタ島。
なにもなかった島をキリスト教徒の砦となるべく、堅固な城壁を築きあげ要塞都市を建設しました。
アッパーバラッカガーデン からはグランドハーバー越しに対岸の聖ヨハネ騎士団がマルタに到着して最初に築いた町ヴィットリーオーザやセングレアが臨めます。
石を積み上げて造った家が並ぶ、坂道が多いヴァレッタの街並みも間近に見えるポイントです。
3. 一息つくならココ!
街の中心、ヴァレッタのメインストリート リパブリック通り は歩行者天国となっていて、ショップやカフェ、博物館や大聖堂などの歴史的建造物が並び、見所が集中している通りです。
街歩きに疲れたら、老舗カフェ Caffe Cordina でひと休み。
宮殿風の内装がオシャレで、常にお客さんがいっぱい。
マルタの伝統的なスイーツ「カンノーリリコッタ」(リコッタチーズのお菓子)はじめ、種類豊富なスイーツがずらり!
スイーツだけでなく軽食も楽しめますし(もちろんビールも!)、お土産にもなる日持ちするお菓子なども売られています。
4. ヴァレッタ全景を眺めるならココ!
ヴァレッタ~スリーマ間を結ぶフェリーに乗船すればヴァレッタ全景を船の上から眺めることができます。
夕日の時間に合わせて乗れば、赤く染まる街と変わりゆく空の色を楽しめます。
クライマックスはオレンジ色の明かりが灯る、地味だけど優しい夜景!
ヴァレッタを楽しむ4つのポイントを大まかにまとめてみました。
もちろん、路地探し(→「【マルタ共和国】路地に魅了される!素敵路地を探しに行こう!」 記事参照)もかかせません!
短時間に見所をぎゅぎゅっと凝縮したプラン、ヴァレッタ散策の参考になれば幸いです。