今回は、芸術の街・メルボルンで体験したオーケストラについてご紹介します♪
芸術の都・メルボルンで、オーケストラを気軽に楽しむならこの2ヶ所は外せません。
ひとつは、「Melbourne Recital Centre(メルボルン・リサイタル・センター)」。
南半球で最高峰とも言われる音響空間を誇り、クラシックから現代音楽まで幅広いプログラムを展開。特に室内楽やソロ公演に定評があり、MCO(メルボルン室内管弦楽団)など地元アーティストの公演も多く行われています。
もうひとつは、「Hamer Hall(ハマーホール)」。
メルボルン・アート・センターの中心に位置し、約2,500席のスケールを誇る壮麗なコンサートホール。
MSO(メルボルン交響楽団)の本拠地でもあり、映画音楽のライブ演奏や国際的なアーティストの公演など、ダイナミックな音楽体験が楽しめます。
タイプの異なる2つの会場で、それぞれの魅力ある音楽の世界を楽しめるのがメルボルンの素敵なところ。
どちらも駅近&アクセス抜群なので、旅のスキマ時間にもぴったりです♪
では今回訪れた2箇所を公演内容と併せてご紹介します!
メルボルン・リサイタル・センターでの「MCO Fantasia」
まず訪れたのは、メルボルン・リサイタル・センターで開催された、メルボルン室内管弦楽団(Melbourne Chamber Orchestra / MCO)の「Fantasia」!

MCOって?
本拠地:オーストラリア・メルボルン
編成:弦楽器を中心とした室内オーケストラ
活動内容:クラシックから現代音楽、オーストラリア人作曲家の新作まで、幅広いレパートリーを演奏。リサイタル・センターを拠点に定期公演を開催中。
今回の目玉は、オーストラリアの作曲家リチャード・ミルズによる新作ヴァイオリン協奏曲
《Sinfonia Sacra: Four Portraits of the Blessed Virgin》の世界初演。
Fantasia(幻想曲)というタイトルの通り、伝統的なクラシックへの敬意と、現代の自由な感性が見事に融合した舞台でした。
そしてなんと席がめちゃくちゃいい席~♪
人生初オーケストラ、こんな目の前で演奏を観れるなんて(>_<)!

心がじんわりと温まるような音色と、空間を包み込むような響きにただただ没入…。
まさに“音楽が生む祝祭”といったひとときでした。
ちなみに、気になるチケット代はというと…
なんと40歳以下は$40(4,000円程)、学生は$30(3,000円程)!
「えっ、1万円超えるよね?」と構えていた私は、余った分で…
なんとワインを3杯楽しみました(笑)

※ちなみに、メルボルンの外飲みは高くて1杯2,000円弱…。
気づけば一般のコンサート料金くらいになってたかも(笑)
酔っぱらってキットカットをお供に飲みながら席まで移動中の写真です。
音楽とワインの贅沢な夜は、最高に満ち足りた時間でした★
ハマーホールでの「ハリー・ポッターと賢者の石 in コンサート」
続いて足を運んだのは、ハマーホール(Hamer Hall)で開催されたメルボルン交響楽団(Melbourne Symphony Orchestra)による「ハリー・ポッターと賢者の石 in コンサート」。

これはもう…想像を超える贅沢体験!
映画『ハリー・ポッターと賢者の石』を巨大スクリーンで上映しながら、ジョン・ウィリアムズが手がけた名スコアをフルオーケストラの生演奏で楽しめるという、夢のような公演なんです!!

そして驚いたのが、映画上映中のリアクション文化。
日本だと「しーん…」と静まり返って観る印象ですが、こちらでは有名シーンが映るたびに、口笛や歓声、拍手が起こるんです!
感情を素直に外に出して楽しむ感じがとても新鮮で、観客全体で作品を共有しているような感覚にワクワクしました!
音楽がライブで流れることで、より一層ハリー・ポッターの世界に没入でき、もう一度観たい!と思えるほど特別な体験でした♪
世界各地でも開催中!次の公演スケジュールは?
このハリポタ・コンサートシリーズ、実は世界各国でも開催されているんです!
今後のスケジュールは…
7月:アメリカ合衆国
8月:イギリス
9月:アラブ首長国連邦
12月:デンマーク
2026年3月:ポルトガル
ハリポタファンの方は、ぜひ旅先の予定と照らし合わせてチェックしてみてくださいね♪
2つの公演はどちらも全く違う魅力がありましたが、共通していたのは、芸術をもっと自由に楽しむ文化。
音を聴いて、心が動いて、気づけば笑っていたり、涙ぐんでいたり。
メルボルンの“芸術の街”としての懐の深さを体感できた、特別な2日間でした!