ちょっと違う景色を見たくて。
でも、そこまで遠くへ行くのはどこか不安で。
なんとなく首都圏近郊で、いつもとは違う時間を過ごしたい。
そんなぼんやりとした気持ちで、
今回、栃木を旅してきました。
9:00 上野発
お金はないけど、時間ならある。
ということで、上野(始発)から宇都宮(終点)まで鈍行で。
いつ来ても、上野駅のこのホームは、ワクワクします。
![](../../assets/img/article/13942/1.jpg)
2時間近くも宇都宮線のボックス席に座るということで、
水も500ml×2本と、まるで遠足リュック。
![](../../assets/img/article/13942/2.jpg)
旅のお供は、
読書初心者にもやさしい、瀬尾まいこ。
何も考えずに読める、やさしいオムニバス小説。
![](../../assets/img/article/13942/3.jpg)
11:00 宇都宮着
宇都宮に到着。
というか、着いてしまいました、早すぎ。
![](../../assets/img/article/13942/4.jpg)
でも心配無用。
宇都宮在住の高校同級生から、
あらかじめ餃子店リストをもらっていたので、
とりあえず営業時間を調べてアタックしてみることに。
で、一軒目で入ったのがコチラ。
11:30 香蘭 宇都宮駅西口店
駅からすぐの大通り沿いにあるお店。
早い時間にも関わらず、店内はおじさんだらけ。
私も、引けず劣らず、
いやはや、一瞬たりとも悩むことなく。
瓶ビールと焼き餃子を注文しました。
合わせて847円。
![](../../assets/img/article/13942/5.jpg)
とはいえ、
なかなか一人で中瓶を開けることもないのと、
暑さもあってか、すぐ酔いが回ってしまったような。
パリッとした王道な餃子を
一つ一つなごみ惜しみながら食べて、
次の行動について考えました。
さて・・・何をしよう。
12:15 大谷資料館
よし、もう行ってしまおう!と
バスに飛び乗り、大谷資料館へ向かいました。
普段はAppleMusic信者で
移動時は常に音楽を聴いている私ですが、
旅のときは、基本無音で過ごします。
無音で過ごしていると街の音が聞こえて、
その小さな発見に胸が踊るからです。
資料館へのバスの中でも
「次は〜作新学院前〜作新学院前〜」という
車内アナウンスが聞こえて、ちょっぴり感動。
あぁ、甲子園で聞き馴染んでいるあの学校の、
あの青春は、この辺りにあったのか。
とまぁ、
そんな些細なところで栃木を感じながら、
着いたのが大谷資料館こと、大谷石地下採掘場跡。
日本遺産にも認定されている場所で、
大谷石というその土地一帯で取れる石が、
約70年もの年月をかけて掘り進められていた跡が
石壁に残されている不思議な空間。
![](../../assets/img/article/13942/6.jpg)
映画やテレビ、ミュージックビデオなどの
ロケ地としても多く使われてきたんだとか。
![](../../assets/img/article/13942/7.jpg)
地下は年中15度前後と一定した温度で、
束の間のひんやりも楽しむことができました。
![](../../assets/img/article/13942/8.jpg)
なんていうか、
「感動した」以外の言葉で表現できなくて悔しいのですが、
人の手が加わった自然の趣の深さのようなものを感じました。
![](../../assets/img/article/13942/9.jpg)
![](../../assets/img/article/13942/11.jpg)
![](../../assets/img/article/13942/10.jpg)
壮大だなぁ、いつまででもいられるなぁ、
涼しくて最高だなぁと思って外に出ると、晴天灼熱。
![](../../assets/img/article/13942/12.jpg)
この日は確か34度。
炎天下の中で宇都宮駅に戻るバスを待ちました。
![](../../assets/img/article/13942/13.jpg)
・・・②に続く。