予約の取れない人気寿司店として知られている、中目黒の「鮨 おにかい」。そんな鮨 おにかいの3店舗目である「鮨 うらおにかい」が、2021年6月25日（金）、八丁堀にオープンしました！
itta編集部がさっそく行ってきたのでレポートします！
裏路地の古民家に開店した「鮨 うらおにかい」
日比谷線・京葉線「八丁堀駅」から徒歩1分の裏路地にひっそりと佇む「鮨 うらおにかい」。新規オープンのお店ですが、建物自体は昭和に建てられた80年ほどの歴史がある古民家で、風情があります。
カウンターが2つあり、全部で14席（8席+6席）。
こぢんまりとしており、大人の隠れ家というような雰囲気です。柱や天井などいたるところに古民家の名残があり、木の温かみがある居心地のいいお店です。
完全予約制のおまかせコース
「鮨 うらおにかい」は完全予約制なので、訪れる際は事前予約が必須です！
おまかせコース（握り15貫+小皿3品）は税込10,000円なので、高級寿司店と比べると比較的リーズナブルに、本格的なお寿司のコースを楽しむことができます。
コースで一番最初に出てくるのは、お寿司ではなく「シャリ」。
江戸前寿司職人でその名を知らない者はないという、ヨコ井醸造の熟赤酢を使用した酢飯です。10年弱かけて作られた貴重な赤酢を使っているので、酸味がまろやかで、芳醇な香りが鼻に抜けます。
▲ 中トロ
最初に出てくるお寿司は、名刺がわりの「中トロ」。この日は鳥取県の境港で獲れたまぐろでした。ほどよく脂がのった中トロは、口に入れた瞬間に旨味が口いっぱいに広がります。熟赤酢を使用したシャリと一緒に食べることで、塩味がマイルドになり、さらに美味しく感じることができます。
▲ 牡丹海老塩麹漬け
塩麹に1時間ほど漬けることで水分がほどよく抜けて、旨味が凝縮された「牡丹海老塩麹漬け」。
海老の尾の部分だけをお皿の外に垂らすこの独特の置き方は、“海老バンジー”という置き方なのだそう...！
▲ 鰆
瞬間燻製器を使って、目の前で鰆（さわら）をスモークにしてくれるという演出もあります。エンターテインメント性があり、美味しいお寿司を食べるだけでなく、目でも楽しむことができます！
▲ 小肌
▲ あん肝
江戸前寿司の代名詞とも言われる「小肌」は、ネタが三つ編みで出てきてびっくり。三つ編みにすることで見た目のインパクトもさることながら、食感もいつもの小肌と違うものになります。
「あん肝」は、なんと中に奈良漬が入っており、シャリっという食感とほのかな甘さが口に広がります。あん肝自体の味や濃厚さもしっかり残っており、絶品！
▲ 海老天海苔巻き
鮨 うらおにかいのスペシャリティーのひとつ「海老天海苔巻き」。ミシュラン一つ星「天婦羅みやしろ」の監修を受け、粉や揚げ方などにこだわって作られた海老天を使用。海苔も有明産のあおさを含んだ海苔を使っているというこだわりよう。
口に入れた瞬間に香ばしい海老の風味が一気に広がります。さすがはミシュラン一つ星店監修...！
▲ まぐろ巻き
赤身の醤油漬け、中トロ、炙った大トロを細巻きにした「まぐろ巻き」。こちらもスペシャリティーのひとつです。大トロは炙ることで香ばしくなり、味のアクセントとなっていて、3種類の部位がバラバラに入っているので一口ごとに味の変化を楽しめます。
▲ 玉子
コースの〆は、「玉子」。プリンかな？と思うほど甘い味付けの玉子なので、食後のスイーツのような感覚でいただけます。
鮨 うらおにかい限定の裏メニュー
裏メニューの肉寿司（+1,100円）。
時期によって内容は変化しますが、第一弾はズワイガニ、しまえび、うに、蒙古草原馬の馬肉という贅沢な食材がふんだんに使われた逸品になっています！
全部を混ぜて食すと、うにのトロッとした食感、エビやカニの海鮮の豊かな風味、馬肉ならではの歯ごたえを一気に感じることができます。
小皿もおしゃれで絶品
コースのメニューには載っていませんが、お寿司の合間合間に出される小皿も絶品です。かつお出汁ジュレ入りのとうもろこしのすり流しや梅ソースをかけたウナギの白焼きなど、上品かつおしゃれ。小皿も時期によって内容が変化するみたいです。
ワインのペアリングも楽しめる！
お寿司というと日本酒のイメージがありますが、鮨 うらおにかいでは、ワインペアリング（税込5,000円）のサービスがあり、その日のお寿司に合う全5種類のワインを少しずつ楽しむことができます。ペアリングのワインは寿司の味を引き立てるため、あまり主張の強くないイタリア産のワインが多いのだそう。
お酒が苦手な方向けに、ノンアルコールペアリング（税込2,800円）もあり、甘酒カクテルや凍頂焙煎烏龍茶など、こちらもこだわりのドリンクを味わえます。
小肌や中トロなど典型的なお寿司から、スモーク鮨や海老天海苔巻きなどの崩し寿司まで、幅広いお寿司を楽しむことができる「鮨 うらおにかい」。
少し贅沢したい日や特別な日に、ぜひ足を運んでみてください。
