万里の長城は、北方からの異民族の侵攻に備えるために中国に築かれた城壁です。秦代の紀元前214年に始皇帝が建設し始めましたが、その後も修築が繰り返されました。現在残る万里の長城の大半は明代に作られたものです。その中でも北京市の北西部に位置する八達嶺は、首都防衛を目的としていたため堅牢な城壁が築かれました。
整備状態やアクセスがよく観光スポットとして一般公開されています。全長約3.7キロのルートは2つに分かれています。北側のルートは傾斜が緩やかなのですが、南側は急勾配となっています。ロープウェイやスライダーのような設備も備えているので、各自の体調に応じて利用することができます。