シーギリヤ・ロックは、スリランカの中部州マータレーにある遺跡です。ジャングルの中に周囲の緑とは対照的な赤褐色の巨岩が出現します。5世紀にカッサパ1世が巨岩を要塞として、岩の最上部の平面に王宮を建設しました。
標高約370メートルで、楕円柱のような構造です。周囲は全て切り立った崖ですが、水路や庭園、貯蔵施設などが整備されていたのです。
岩山の中腹には当初、約500体のフレスコ画が描かれていたと伝わります。現在は18体しか残っていませんが、その中には『シーギリヤ・レディ』と呼ばれる女性像があります。
王宮の玄関の左右ではライオンが岩肌に前足の爪を揃えています。