オスロ大聖堂は、ノルウェー国教会のオスロ監督区の主要教会とされ、王室や政府の主要行事に利用されています。オスロ中央駅の目の前に1694年から1697年にかけて建設されました。大聖堂の東側は長屋のようなバザールが取り囲んでいます。大聖堂もバザールも、外壁は赤いブロックが積み上げられ、緑色の銅製の屋根で覆われており、均整のとれた都市景観を見せています。
大聖堂の内部のアーチ型の天井には、画家ヒューゴ・ルイ・モーアによって描かれた、聖書に登場する聖人や場面をモチーフとする宗教画があります。祭壇の側面のキリストの出生から生還までを表現するステンドグラスは、エマヌエル・ヴィーゲランが20世紀初頭に制作したものです。入口の内側に設置された6000本ものパイプを備えたオルガンも見逃すことはできないでしょう。