スロバキアの首都・ブラチスラバはオーストリアとハンガリーの国境近くに位置する都市です。よく、ウィーンとの他都市周遊というと、ハンガリー・ブダペストなどが紹介されていますが、ブラチスラバはWien Hauptbahnhof駅から電車で一本、約一時間で到着します。
また、コンパクトな街なので、ウィーンからの日帰り旅にぴったり♩
そんなブラチスラバ観光で訪れてほしい7つの素敵な建築をご紹介します。
※新型コロナウイルス感染拡大の影響で、現在、不要不急の海外渡航は中止するよう求められています。外務省の海外安全ホームページ等で最新の情報をご確認ください。
ウィーンからのアクセス
私たちはWien Hauptbahnhof駅の窓口(みどりの窓口みたいな場所があります)でBratislava hl.st.駅までの往復券を購入しました。
電車の中でもチケットを確認されるので、すぐに出せるようにしておくと◎
車内での確認後、時刻表や停車駅が載っている「Bratis Lover(←ネーミングがかわいい!)」というパンフレットももらうことができます。
帰りの時間を決めていなくても、ここに最新の時刻が掲載されているのでご安心を。
往復チケットがあれば、ブラチスラバでのバスもフリーで乗ることができるよう!すてきなサービスですよね。
半日弾丸プラン
なんと2泊5日のウィーン旅行という弾丸スケジュールだったため、ブラチスラバ観光も半日の駆け足です!
(行き)7:16 Wien Hauptbahnhof → 8:22 Bratislava hl.st.
(帰り)12:38 Bratislava hl.st. → 13:44 Wien Hauptbahnhof
日の出とともにウィーンを出発し、夕暮れまでに帰ってくることができました。
観光は土地勘がないので、トラムの路線図を見てもわからず、徒歩で。
ブラチスラバ駅からいちばん遠いブラチスラバ城まで観光し、帰りだけトラムを利用しました。お城までは細い石造りの坂道を上るので、スニーカーがおすすめです。
時間に余裕のある方、気になるスポットがある方はウィーンとはまた違った街並みを、1日ゆっくり堪能してみてくださいね♪
大きな公園に咲くリンデンの噴水-Námestie Slobody-
ブラチスラバ城を目指して歩く道の途中、まず見えてくるのが直径45メートルもあるというスロバキア最大の噴水。政府機関のビルに囲まれた公園に、国家の平和と友好のシンボルとして、リンデンの花(聖なる木)をモチーフに建築されたそうです。
「スロバキアのホワイトハウス」をおさんぽ♪-Grassalkovičov palác-
中央駅と旧市街との中間地点に位置するグラサルコビッチ伯爵宮殿は、現在スロバキアの大統領官邸です。「スロバキアのホワイトハウス」と呼ばれているだけあって、白が印象的の美しい建物。警備員などは配置されておらず、自由な感じでした。
後で調べたところ、大統領は官邸に住んでいるわけではなく、国際的なセレモニーなどの場として利用されているそうです。宮殿の前には大きな地球のオブジェと噴水が。自由を意味する噴水で、オブジェにはハトが描かれていました。
フォトジェニックなパステルカラーの教会へ-Kostol svatej Alzbety-
青の教会と呼ばれている、「聖アルジュベタ教会」は、パステルブルーの建物で、まるで絵本の世界に出てくるような外観です。
ちょうどミサの直前だったため、内部は少しの間しか見学できませんでしたが、内部もパステルカラーのとてもメルヘンな雰囲気でした。
曜日によっても異なるようなので、ミサの時間を確認して訪れることをおすすめします。
ドナウ川に浮かぶ「UFO」を発見!-UFO-
旧市街の西部にあるブラチスラバ城を目指して歩いていくと、通りの左手にUFOのような建築物が見えてきます。ドナウ川に架かる橋の上に浮かぶユニークなかたちの建築物は、見た目の通り「UFO」と呼ばれていて、中は展望台とレストランです。時間がなかったため、内部は観光していないのですが、ここから絶景を眺めながらの食事もきっと素敵!
丘の上のお城でメルヘンな気分に-Bratislavsky hrad-
先ほどご紹介した「UFO」を横目にドナウ川沿いを歩いていると、真上の小高い丘の上に4つの塔がある直方体のお城が見えてきます。その見た目から「ひっくり返したテーブル」と言われているそう。
線対称の庭園も美しく、とても見ごたえがありました。長い坂道を登ったかいがある景色なので、少しアクセスしにくいのですがぜひ訪れてみてください。
城内は国立歴史博物館として公開されています。
最大、最古の教会で歴史を感じて-Dom sv. Martina-
ブラチスラバ最大、最古の教会といわれる「聖マルティン大聖堂」。
ロケットのようなかたちで、高さ85メートルもある塔は旧市街の街並みでひと際目立つ存在でした。ブラチスラバ城に向かう途中の坂道から、見下ろすことができます。
門をくぐれば中世の世界へ-Michalska brana-
ブラチスラバ城へ行くまでに見下ろしてきた旧市街の中を通って、ブラチスラバ駅まで戻ります。ブラチスラバの街で最も象徴的とされるミハエル門は旧市街の入り口であり、中世の要塞ゲートで現存する唯一の塔。高さ51メートルもある玉ねぎのような屋根の形が印象的でした。内部は中世の武器博物館として公開されています。細い迷路のような旧市街の路地は、本当に中世の街に迷い込んだような気分にさせてくれました。
いかがでしたか?スロバキア・ブラチスラバはあまり聞きなじみのない街かもしれませんが、ウィーンから約1時間の場所で小さな街に魅力的な建築物がたくさんあります。
スロバキアの共通語は「スロバキア語」ですが、英語ももちろん通じます。見出しの「- -」はスロバキア語表記にしてありますので、スポットの情報を確認する際はぜひ参考に検索してみてください。