映画「塔の上のラプンツェル」の世界のような幻想的な光景のお祭りが、タイのコムローイ祭りです。
感動的なコムローイ祭りへの参加方法をご紹介します。
タイのコムローイ祭りとは
コムローイ(Khom Loi)とは夜空にあげられる「スカイランタン」のことを指します。そんなコムローイを一斉に夜空にあげるお祭りが、タイのチェンマイで行われています。
もともとは、タイの地元の人たちがブッダへの感謝を込めて行う宗教的な要素の強いお祭りでしたが、空に浮かぶコムローイの様子がとても美しかったため、観光客が大勢押し寄せるようになりました。
観光客が大勢訪れたために行われるようになったのが、観光客向けのコムローイ祭り(イーペン・ランナー・インターナショナル)です。残念ながら、現在は本来の意味合いで行われていたコムローイのお祭りは実施されなくなってしまい、観光客向けのコムローイ祭りのみが開催されています。
その分、観光客向けのコムローイ祭りは年々数も増え、複数の場所で開催されており、よりコムローイ祭りに参加しやすくなっています。
コムローイ祭りの4つの会場
タイのコムローイ祭りは、4つの会場があります。
・メージョー大学周辺
・ドイサケット
・ランプーン
・メーリム
最も人気の会場は、メージョー大学周辺で行われるコムローイ祭りです。メージョー大学周辺で行われるコムローイ祭りは、観光客向けのイベントが始まった当初から行われており、即完売するために、入手困難な会場です!入手困難な分、安全性や運営のスムーズさ、見られる光景も素晴らしい会場です。
せっかくコムローイ祭りに参加するなら、メージョー大学周辺の会場に参加したいところです。
コムローイ祭りのチケット入手方法
コムローイ祭りへの参加方法は大きく2つです。
1つ目の参加方法は、日本の旅行会社に申し込む方法です。費用はかかりますが、1番楽にコムローイ祭りに参加することができます。楽に参加できる一方で、旅行の日程が決まっているため、自由度は低くなります。
もう1つの参加方法は、個人でコムローイ祭りへの参加チケットを入手する方法です。コムローイのチケットは事前にインターネットを通じて、現地の旅行代理店から購入することができます。
複数の旅行会社がありますが、評判がよく、価格もお手頃なのが、ランベルツアー(RANVEL TOUR)です。
コムローイ祭りのチケットは、発売される日程が会場によって違います。メーリムやドイサケットは年明け頃に発売が開始されますが、コムローイ祭りの開始時期までチケットが残っていることもあります。
1番人気のメージョー大学周辺の会場は、9月頃にチケットの発売が開始されます。8月頃からチケット発売の詳細情報がWebサイトに掲載されるので、サイトをチェックしましょう。
メージョー大学周辺の会場は最も人気な会場のため、チケットの購入を申し込んでいたとしても、チケットを入手できないことがあります。またチケットの発売開始日程が遅いので、旅行の計画が立てにくいのが問題です。
メージョー大学以外の会場はチケットを入手しやすいので、もしメージョー大学周辺のチケットが入手できなかった時点で、他の会場チケット購入に切り替えるのがおすすめです。
2020年のコムローイ祭り開催日程
タイのコムローイ祭りは、例年10~11月の満月の夜に開催されます。
2020年のコムローイ祭りは、10月31日(土)に開催されます。
全ての会場が同一の日程で開催されますが、一部の会場では2日間連続で開催されます。もし時間に余裕のある方はそれぞれ異なる会場で、2日間コムローイ祭りに参加することも可能です。
幻想的なコムローイ祭りの光景
タイのコムローイ祭りの会場では、紙でできたランタンに火を灯して、ランタンの中の空気を十分に温めてから、飛ばします。
1人1個ランタンはありますが、1人で火を灯すのは難しいので、2人1組でランタンを飛ばします。ダンスやお祈りの後に、会場のアナウンスに合わせて一斉にランタンが空へと解き放たれます。
広い会場で同時にランタンがリリースされるので、辺り一面がランタンで埋め尽くされます。夜空に浮かぶたくさんのランタンは、幻想的な光景です。
1度では、全員がランタンを飛ばすことができないので、何度かランタンを一斉に飛ばす合図があります。そのたびに幻想的な光景を見ることができます。
ゆっくりと祈りを捧げながらランタンを夜空に飛ばすのもいいですし、幻想的な光景の写真や動画を撮影してもいいです。
スカイランタンを夜空に飛ばすのは日本でも人気のイベントで、LEDランプと風船を使ったランタンを利用して行われています。しかしながら、本物の火を使ったタイのコムローイ祭りで味わうことができる感動は、全く別物です!!この感動的な光景をぜひ目に焼きつけてください!