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2020-03-03

SNSで話題沸騰!「HOTEL SHE, OSAKA」に泊まってみたらいろいろ納得だったはなし


トレンドに敏感な人たちの中で、昨今話題の「HOTEL SHE,」。
HOTEL SHE, OSAKAへの宿泊とHOTEL SHE, KYOTOのカフェに遊びに行ったときの様子をレポートしたいと思います!

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みなさんは「ソーシャルホテル」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?
ソーシャルホテルとはSHE,創業者の龍崎翔子さん(以下 龍崎さん)が運営する5つのホテル(2020年現在)全体の大テーマでもあり、「ゲストとホスト、ゲスト同士のコミュニケーションを大切にし、ホテル単体として完成するのではなく地域やカルチャーと混ざり合う機能を持った空間」のこと。

「ソーシャル」というとSNS映えみたいなことが想起されやすいですが(そして空間自体はたしかにSNS映えするのですが)、それよりも本来の「ソーシャル」、社会的つながりを意味しています。




HOTEL SHE,とソーシャルホテルへの想い

社長の龍崎さんは現在、日本全国(北海道の層雲峡、富良野、神奈川の湯河原、大阪の弁天町、京都の東九条)に5施設を経営。幼いころをアメリカで過ごし、帰国前最後に家族でアメリカ横断旅行をする中で、「街」はそれぞれ特色をもっているにもかかわらず、ホテルに入った途端どこも似たような「箱」になってしまうことへの疑問と不満を感じたという彼女。

その経験から「もっと街の文化を活かした、ワクワクするホテルをつくりたい」という思いをもち、2015年19歳のときに「petit-hotel #MELON(プチホテル メロン)」を立ち上げました。北海道の富良野で同ホテルを運営する中で、ゲスト同士の交流を促す場を提供したところ反応がよく、自身の経験からも旅先での人との出会いが旅の思い出のキーだと気づいたことから、以降ソーシャルホテルというコンセプトを大事にしているとのことです。

5つのホテルはそれぞれ独自のコンセプトを掲げていますが、その中でもSHE,OSAKAは「アナログ」。各部屋に設置されたレコードプレイヤーはそのトレードマークとも言えます。




15:00 チェックイン!明るいうちに到着して、建物の外でも写真を撮影

ロビーに入ると、藍色がメインのシックな空間がお出迎え。ソファ手前にはSHE,が作るオリジナルグッズが並びます。一つ一つのクオリティは非常に高く、見ているだけでも楽しい一角。実はこれらのグッズはオンラインストアでも購入できるのですが、実際に生地感やサイズ感を見れるのは現地ならではの嬉しさです。実際にホテル1階のカフェでコーヒーを入れる姿から着想を得ていたりなど、中の人たちの息遣いを感じられるのも魅力の一つではないでしょうか。

カウンターでチェックインを行い、館内の説明などを簡単に受けた後ルームウェアをもらってエレベーターで部屋へ向かいます。ステッカーの裏にはwifiや深夜の入館情報が書いてあり、とても便利。この可愛いルームキーは、なんとキーホルダーとしてオンラインストアでも購入可能なんです(3,300円/税込み)。買うか結構本気で悩みました・・・。

そしてこのホテル、各部屋にレコードプレイヤーがついているんです。エントランスのカウンター脇にレコードがたくさん置かれており、そこから自由に選んで部屋に持っていっていいとのこと。大量のレコードをだれが選んでいるのかスタッフの方に伺ったところ、龍崎さんの大学のお友達でDJをしている方が選んでくださったとのことでした。




扉を開けると、「おしゃれで最適」な部屋が待っていた。

決して広くはない部屋です。ただ欲しい物は、期待以上のクオリティでちゃんとある。引き算で設計している空間なんだなという印象を受けました。
何でもかんでも詰め込むわけではなく、表面的な「映え」を無理強いすることもなく、ただあくまで居心地は抜群にいい。そしておしゃれ。「最適」ってこういうことなのかな。

そしてさっそくレコードを流してみると、アナログな雰囲気にテンションが上がります。
全然レコード世代じゃないんですけどね(笑)




番外編①:夕飯とお風呂は市街で「大阪」を満喫!

SHE,にはカフェはあるのですが、せっかくなので外に出ていきました。大阪といえばお好み焼きとたこ焼きというイメージがありますが、それだけではないんです。
一貫一貫がすごく大きいお寿司屋さんや、昔ながらの居酒屋が立ち並ぶ天神エリアでお寿司をたべ、そのままほろ酔い気分で銭湯へ。

地元の人におすすめされて「穴場 天満店」に行ったのですが、寿司が大きくて非常に美味しい!そして安い!
その異常なコスパの良さで若い人に人気らしく、私達が食べているときは20組待ちと言われて断念する人たちもいました。
曜日にもよるかもしれませんが、事前に予約しておいたほうが安心かもしれません。



銭湯は、入り口はいってすぐに番頭さんのもとで男女に分かれる、定番タイプ。お風呂の種類は多くありませんが、露天風呂もサウナも水風呂も揃っていて満足度は非常に高いです。(お風呂の中なので写真は撮れなかったのですが、「サウナ」「露天風呂」といった表記の字体がレトロ可愛すぎた・・・)
タオルなどもレンタルできるので、手ぶらで行っても安心ですよ!




ホテルに戻って就寝。そして翌日・・・朝食は映えだけじゃないんです!

些細なことかもしれないのですが、セットドリンクでホットチョコレートが選べるんです、すごくないですか?(笑)
日によってメニューも異なるようで、チェックイン時に予約しておくと朝もスムーズにいただけます。カフェスペースはwifiと電源も完備されており、作業にもバッチリ。チェックアウトまでの時間を有意義に過ごせます。




番外編②:「最果てのオアシス」、HOTEL SHE,KYOTOのカフェに遊びにいってみた

アメリカのモーテルを意識しているというこちらは、まさにアメリカの古い映画に出てくるイメージにピッタリの可愛らしいロビー。くすんだピンクのふかふかなソファがたまりません。
SHE,はいつも「その街らしさ」を重視しているとのことなのですが、KYOTOが和などのありきたりな発想ではなく「オアシス」なのが面白い。

またメニューはどれもこれもかわいらしく、映えという安直な言葉で表したくないのですが、これは写真を撮りたくなる・・・。
レトロかわいいプリンアラモードやクリームソーダ、アイスクリームパーラーのアイスなど、ぜひご賞味ください!




いかがでしたでしょうか。
弁天町、京都とともにアクセスのいいエリアにあるにもかかわらず、一泊6,000円/人から。旅行や出張の際に、ぜひ泊まってみてはいかがでしょうか?




このしおりのライター