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2020-02-19

*台湾*「合歡山」は初心者にもオススメ! 奇跡の絶景をめぐる旅!!

台湾と言えば美味しい食べ物、スイーツに、タピオカドリンク!!
と思われる方も多いのでは?

実は!台湾は美味しいものだけじゃないんです!

台湾の中心部には、世界の登山家を魅了するような絶景の山々が連なっていて、登頂目的で台湾を訪れる旅行客も少なくないのです。

そんな台湾の山の中でも、今回は特に登山初心者にオススメな合歡山(ごうかんざん)の魅力をお届け!

島生まれ、島育ちの、山を知らずに育った初心者の私でも、感動する絶景に出会えた登山旅をご紹介します!




どこを撮っても絵になる山の景色

今回、初心者ということで、宿をとって一泊し、ゆったり山の景色も楽しみつつ登れるプランで行ってきました。

こちらは登山前の車内から何気なく撮った一枚です。

何気なく撮ったにもかかわらず、なんということでしょう!(どこかで聞いたようなフレーズ…)

その景色はまるで別世界!!
ハイジの世界に来てしまったかのような雄大な景色が広がります。

この雄大な景色を見ながら車はどんどん山を登っていきます。

今回は知人の自家用車での移動だったのですが、バスなどの公共機関で行く場合は南投客運というサイトからも予約することができるようです↓
>>南投客運

宿情報は主にこちらのサイトから見ることができます↓
>>國家森林遊樂區網路訂房系統

ただ、どちらも中国語のサイトなので、Google翻訳を使って見ることをオススメします。




登山なのに?!舗装道で散歩コース

登山というと誰もが思い浮かべるのは険しい岩山に重装備で黙々と挑む、そんな光景かもしれません。

でも、この合歡山は山をよじ登るイメージとはかなりかけ離れています。

どちらかというと、ちょっと厚手に着込んでハイキングに行くようなイメージなんです。

登り始めは私のイメージしていたような舗装されていない小道を登っていきます。
舗装はされていませんが、杖なしで歩くのも楽々な小道で、初心者でもつまずいたりすることなくサクサク登れます。

この舗装されていない道は最初のほんの少しで、残りはほとんど舗装されている道が続きます。

さすが初心者コース!
歩きやすい舗装道のおかげで空気の薄さもなんのその!

あっという間に初日の登山を終えて、ついに頂上にたどり着きました!

ここまで来るのにおよそ1時間30分ほどの道のりを歩きました。

かなり途中休憩をはさみましたが、もっと多めに見積もっても、往復4時間程のコースで楽しんで登れます!




登山で楽しみたい! 小さな命の贈り物

登山中、空気の薄さに息を弾ませて下を向く時も、登山の楽しみの一つなんです。
それは、山の厳しい環境だからこそ、凛とした美しさを見せる植物たちからのサプライズプレゼントです。

この可憐な小さな白い花も、小岩の陰でひっそりと、それでも力強く咲いていて、いじらしい姿に心奪われました。

そして中には、こんな小さな芝のような植物も!

なんだかトゲトゲしいですが、ほかの植物が茶色い色をしている中、一部分だけ緑になっていて、まるでまん丸のコケのようです。

トゲトゲなのもなんだか愛くるしくなるその姿に癒されました。




泊まるなら見たい!夜の雲海と日の出に震える!!

山の景色は天候に左右されやすいので、いつも同じ景色が見れるわけではありません。

この日も、友人はみんなに夜の雲海を見せたいと、こまめに天気予報をチェックしていましたが、いざその時間になってみると、天気予報すらあてにならない目まぐるしい変わりように、せっかちな私は、正直に告白すると心の中で諦めかけていました。

こちらがその時の霧に覆われた様子です。


ところが、霧で覆われていた景色が晴れるのを待つこと15分弱。
あれよあれよという間に雲が切れて、幕が開くように、月と共に綺麗な雲海が現れました!

雲が自分のいる場所よりも下にあるなんて!と感動しました。
これを見れるなら、普段せっかちな私ですが、いつまでも待ち続けたいと思ったものです。

この光景は一生忘れないと思います。




早起きしてみる価値ありの真っ赤な宝石

次の日の朝、4時起きで朝日を狙いに合歡山主峰付近へ出発です!

宿から車で主峰まで走らせている途中にあるパーキングエリアのような場所に車を止めて、道向かいにある人が一人すれ違えるほどの細い道を進んでいきます。

予定していた朝日を見るスポットはまだまだ先だったのですが、朝の弱い私は途中でギブアップしてしまいました。

そこで迎えた日の出の時間。

まだベストスポットにもたどり着いていないにもかかわらず、こんな絶景を見ることができました!

まばゆいばかりの太陽が雲をかき分けてお目見えです!

こんな素晴らしい景色を独り占めしていいのでしょうか。

そう思わせるほどの真っ赤な太陽が広がっています。

山の天候はとても目まぐるしく変わるようですが、旅の最終日にこんなにも綺麗に朝日が見れるなんて幸運です。




さいごに

台湾旅行を計画する時に、真っ先に思い浮かぶのは美味しい台湾料理やスイーツに舌鼓を打つ楽しみ方かもしれません。

今回の旅を通して、台湾には食の素晴らしさだけではなく、自然の作り出す素晴らしい景色を目で見て、肌で新鮮な空気を感じられる体験をすることもできるんだ!
と新たな魅力を発掘することができました。

それだけではなく、なによりの収穫は、登山道ですれ違う台湾の人たちの温かさに触れ合えたことです。

酸素の薄い中登ってくる私たちに、「加油!(頑張って!)」と声をかけてくれる方々のなんと多いこと!

きっとあなたもさらにグッと台湾に魅了される体験ができる事は間違いありません!

この記事が皆さんの台湾旅行の参考になれば嬉しいです!
お読みいただきありがとうございました!



このしおりのライター