close
2019-11-05

【ニューオリンズ】ジャズの生演奏を聴きながらミシシッピ川クルーズ!蒸気船ナッチェス


ニューオリンズの観光ツアーの中でも人気なのが、本物の蒸気船「ナッチェス(Natchez)」に乗れるリバークルーズ! ジャズの生演奏を聴きながら、アメリカ合衆国最長の川・ミシシッピ川沿いの風景を、2時間のんびりと楽しむことができるんです。

実際に参加してみてとても楽しかったので、チケットの購入方法やツアーの様子をレポートします!




チケットの購入方法

ナッチェス号が停泊しているのは、観光客で賑わうエリア「フレンチクオーター」のすぐそば。川の方角に伸びた横道に入り、路面電車の線路を渡ると、その大きな船体が見えてきました。

チケットは、ネットで事前に購入する方法と、船のそばにあるチケット売り場で購入する方法の2パターンがあります。売り切れてしまっている場合もあるので、確実に乗船したければ事前に買っておいたほうがよさそう。ネットで予約した場合は、チケット売り場で領収書の画面を見せてチケットを受け取ります。

私が今回参加したのは、1日2回運行している「ハーバージャズクルーズ」の11時半出航の便。

乗船料は大人1人36ドルですが、船内でのランチビュッフェをつけると48ドルです。ニューオリンズは観光地ということもあって物価が高く、街中のレストランでランチをしても15ドルくらい。12ドル追加するだけで食べ放題ならお得だと思い、ランチ付きのチケットを購入しました!

ちなみに蒸気船ナッチェスのツアーには、19時から運行している「ディナージャズクルーズ」もあります。チケット料金はお昼のツアーよりも高くなりますが、夜景を楽しめたり、ランチよりも品数の多いビュッフェがあったりと、内容が豪華なようです。




川沿いの遊歩道を散策

チケット売り場の奥にある川沿いの遊歩道は、こんなにものどかな風景。チケットを引き換えてから乗船開始まで時間があったので、少し散歩してみることにしました!

緑の芝の公園では、人々がのんびりと休憩しています。バーやレストラン、お土産店が並び観光客で溢れかえる街中とは、あまりにも対照的な空気感。ほんの少し離れているだけなのに、まるで別の都市にきたような感覚になりました。

遊歩道をずっと進んでダウンタウンまでくると、「オーデュボン・アメリカ水族館」があります。今回の旅行では入館しなかったのですが、ここも人気の観光スポット! 白色のワニなど、ニューオリンズ原産の海洋生物にも出会えるそうです。




クレオール料理を堪能できるランチビュッフェ

いよいよ乗船開始!
ランチビュッフェは前半1時間と後半1時間で席の入れ替えがあり、私が購入したのは前半のチケット。乗船してすぐ、レストランに向かいました。

思っていた以上に華やかな空間で、ちょっとドキドキしてきます! ちなみに、クルーズというとドレスコードがあるイメージですが、お客さんの服装は皆いたってカジュアル。ジーパンやサンダルでもOKなので、街を観光するついでにそのまま乗船できます。

レストランフロアの奥では、ジャズの生演奏をしていました。船の上で音楽と食事を楽しめるなんて、とっても優雅です。

ビュッフェのメニューは、ニューオリンズ名物の「クレオール料理」。どれも魅力的で、ついつい欲張って盛り付けてしまいます。

私が特に気に入ったのは、赤インゲン豆を煮込んだルウを、カレーのようにご飯にかけて食べる「レッドビーンズアンドライス」。豆とお米の相性が想像以上によく、バクバク食べられる優しい味です。

デザートには、あま〜い「ホワイトチョコレートブレッドプディング」を。フレンチトーストのような甘いひたひたのパンに、たっぷりのホワイトチョコレートをかけて提供されます。食事ですでにお腹がいっぱいだったけれど、やっぱりデザートは別腹!




船内にはバーやお土産売り場も

前半のランチタイムが終了したので、レストランからデッキに出てみました。ニューオリンズの緯度は、日本でいうと屋久島くらい。10月でも十分日差しが強かったので、外にいるなら日焼けに注意したほうがいいかもしれません。

船内にはバーがあり、ミシシッピ川を眺めながらお酒を楽しむこともできます。私はここでは飲まなかったのですが、ニューオリンズのご当地カクテルも置いていましたよ。

デッキをうろうろしながら船内を探検していると、お土産売り場も発見! ナッチェス号のTシャツやパーカー、トートバッグ、文房具といった、お洒落なオリジナルグッズが並んでいます。街のお土産店と違って乗船中にしか立ち寄れないので、じっくり見入ってしまいました!




ミシシッピ川沿いの風景

デッキにはベンチや椅子がたくさん置かれており、腰をおろしてのんびりと川沿いの景色を楽しめます。子ども連れからご高齢の方まで、お客さんの年齢層はさまざま。みんな思い思いに楽しんでいました。

「ハーバージャズクルーズ」で運航するのは、ミシシッピ川を下ってニューオリンズ戦争の古戦場まで行き、折り返して反対側の岸沿いに帰ってくるというルート。船内放送でガイドをしてくれるので、よく耳をすましておけば、ニューオリンズの歴史や各エリアについて学ぶこともできます。

工場地帯や住宅街、木々の茂る砂浜と、どんどん移り変わっていく船からの景色。

綿花や穀物などの積出し港として発展してきたニューオリンズ港には、現在もたくさんの貨物船が行き交っています。

ダウンタウンにあるアウトレットモール「River Walk」でショッピングを楽しむ人たちがナッチェス号に気づき、手を振ってくれましたよ。

びっくりするほど大きな汽笛音を轟かせながらフレンチクオーターに戻ってきたら、これにてツアー終了! 下船口のそばでは冷たいお水が売られているので、日に当たって喉が乾いてしまった人は水分補給しておきましょう。




のどかな川沿いの風景を楽しめる、蒸気船ナッチェスのクルーズツアー。賑やかなフレンチクオーターの街とはまた違ったニューオリンズの一面を知ることができ、とても楽しかったです。ニューオリンズを訪れる際は、ぜひ参加してみることをオススメします!



このしおりのライター

このライターのしおり