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2019-09-18

まるで楽園? クロアチア・ロクルム島で旅の休息を。


はろー、kicchanです☺︎
2018年から海外逃亡という最高の娯楽を知ってしまいました。

カメラを持って、各国の文化を感じることができる可愛いらしい街並みを歩くのが好きなのですが、いざ街歩きを始めてみれば一歩も進みません(昨年、モロッコのシェフシャウエンに行った時は2.5日ほどいたにも関わらず、すべて回りきれませんでした)。そんな幸せすぎる旅先での1日を過ごせることもまたある種特技かな〜と思っています。

さて、そんなわたしが今回ご紹介するのは、クロアチアの南の方に位置する都市・ドゥブロヴニク、ではなく、そこから船で10分ほどにあるロクルム島です。

3日間の滞在中、特に予定も決めていなかったので、船ですぐだし「ちょっと行ってみるかぁ」と軽い気持ちで行ってみてびっくり。自然と動物と歴史が隠れる島は感動に溢れており、旅の疲れも吹き飛ぶほど癒しの時間となりました。特に下調べもしていなかったので、その感動と居心地の良さは想像以上。

オレンジの屋根が並ぶドゥブロヴニクももちろん楽しいのですが、そこまで行くなら、ぜひロクルム島にも立ち寄って欲しいということで、さっそくあれこれ書かせていただきます。




ロクルム島への行き方

*ドゥブロヴニクカードでディスカウントがある

ロクルム島へはドゥブロヴニクからボートが出ています。

船着場にはずらーっとボートが並んでおり、その様子もまた海辺の街ならではの活気があって楽しいです。ここではボートツアーの呼び込みが多いのですが、ひとつだけ注意があります。それは、ロクルム島の周りをくるっと一周するツアーなのか、それともしっかり島に上陸できるのか、ということ。

個人的な印象では、周りを一周するツアーの呼び込みのほうが目立っていたような気がしました。せっかくボートに乗ったのに島に上陸できなかった、となるのは悲しすぎるのでパンフレットで確認するか、英語に自信のある方は直接聞いてみてくださいね。

ちなみにわたしが乗ったボートのチケットは、ちょっと突き出した乗り場のほうに呼び込みも特にせず、でーんと乗り場の真ん中に机をかまえたおじいちゃんから購入しました。周りに人がわんさか集まっているので見過ごさないように。

それと船のチケットは少しだけお得に購入することも可能です!

ドゥブロヴニクを観光するのに、各施設やレストラン、バスでディスカウントなどの特典を受けられる「ドゥブロヴニクカード」というものがあります。こちらの3日or7日券では、ロクルム島までの往復船代から30-50%ほどのディスカウントが受けられるので、忘れずにチケット購入前に見せてくださいね。(※ただし、ドゥブロヴニクカードの特典内容は時期などで変わるようですので、利用前に必ずチェックしてみてください。この記事では2019年4月末の情報をもとにしています)

ロクルム島への所要時間は15分ほど。行きは左手に洞窟も見えるので、それもお見逃しなく!


*帰りの時間だけチェックしておくこと

ここでちょっと余談ですが、ロクルム島に行く手段は船しかありません。島に宿泊施設はないようなので、万が一帰りの船を逃してしまうと大変です。

ボートを降りたら予め帰りの時間をチェックしておくことをお忘れなく。スタッフさんに確認するか、もしくはロクルム島の船着場すぐにある帰りの出発便の時間が書かれたボードで確認を。




自然溢れるロクルム島は、楽園です。

船を降りてすぐに出迎えてくれたのは、なんと綺麗な孔雀。少し歩くと野うさぎも。
嘘ではなく「ここは楽園ですか...」と本気でひとり呟いていました。

*野生のうさぎに、孔雀まで!?

野生の孔雀を見たことはありますか?わたしは自分で覚えている限りでは、この時が人生初。こんなに近くを歩けるものなのか、と何故か隣を歩くことも少し恐れ多い気持ちでいました。

時期的にちょうどよかったのか、青と緑が艶っと綺麗な長い羽根が見事。あんなにまじまじと眺めたのも初めてで、終始感動しっぱなしです。

途中わたしにまで羽根を広げて見せてくれたり、多くのメスに逃げられている様子はなんだか申し訳なかったり微笑ましかったり。

野うさぎはまだ見たことがある人も多いかと思うのですが、それでもこんなに大量に同じ場所で見ることって動物園以外ではなかなかないんじゃないでしょうか?

その場を動かず鼻だけピクピク動かしながらまどろむうさぎや、子供と戯れるうさぎ、バックに広がる大きな海のブルーとあいまって果てしなく癒される光景でした。


*かのラピュタのような廃墟と自然のコントラスト

さらに動物だけではなく歴史ある廃墟まで同時に楽しめるのが、ロクルム島のさらなる魅力。

ベネディクト会修道院といった、かなり昔の修道院や城砦跡も見ることができます。跡地と言っても修道院は特に綺麗に形も残っており、回廊部分を歩く時は少し身が引き締まったように思います。

森の中にシーンと、だけれど堂々と構えるその姿。漏れてくる光と影のコントラストや、孔雀とのショットなどこちらもまた見どころです。






さささっと歩いてさくっと帰ってくることもできるくらい、気軽に行ける距離にある無人島ですが、興味を持って歩けば歩くほど、その深い島にもう一歩もう一歩と進みたくなる不思議な魅力溢れる島でした。

アドリア海の綺麗な景色を堪能するも良し、動物と戯れるも良し、はたまた歴史を感じるも良し。わたしが行った時期はまだ寒かったのですが、夏にはビーチも人で賑わうようなので、楽しみ方は多いにあります(すでに飛び込みを楽しんでいる人も見かけましたが笑)

旅疲れだって本当になくなってしまうので、癒しを求めている方はぜひ、この島で過ごしてみるなんていかがでしょうか?




このしおりのライター