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2019-01-12

【ブダペスト】ここは宮殿!?世界一美しい国会議事堂に行ってみた


世界一美しい国会議事堂

ハンガリーの首都・ブダペストは、その美しい景観から「ドナウの真珠」と謳われ、一部を除く都市の大部分が世界遺産に登録されています。
その中でも特に有名なのが、「世界で最も美しい」といわれている国会議事堂です。そんなブダペスト観光の要ともいえる国会議事堂は、外観だけでなく内装も圧巻の美しさを誇っています。

そこで今回、国会議事堂の内部見学ツアーに参加してきました!




建物について

国会議事堂の美しさの理由の一つに、「ゴシック・リヴァイヴァル建築」であるということが挙げられます。ゴシック・リヴァイヴァル建築の根幹となる「ゴシック建築」は12世紀にフランスを発祥として世界に広まった建築様式で、尖塔アーチやヴォールト天井が特徴的です。

ヴォールト天井とは、このようにアーチを交差させた形状が特徴の天井のことをいいます。こちらはブダペスト国会議事堂内部の廊下の写真です。

また、正面から見ると尖頭アーチの施されたドームを中心に左右対称となっていることも美しさを際立たせている要因の一つとなっています。




見学方法

ブダペストの国会議事堂の内部を見学するには、ツアーへの参加が必須となっています。チケットの購入方法は現地購入とオンラインのどちらも対応していますが、大人気のツアーで満席も珍しくないため、必ずオンラインで事前予約をしていくようにしましょう。

当日はまず入口で印刷したチケットを提示し、セキュリティチェックを受けた後オーディオガイドを受け取ります。




内部全てが息を飲む美しさ

ガイドの人に続いていよいよ見学開始です。

一歩足を踏み入れると、そこには赤い絨毯が敷かれ、天井にはシャンデリアが輝いています。また、私たちが訪問したのがクリスマス直後だったため、クリスマスツリーも置かれていました。

そして入ってすぐに130段の階段を上ることになるのですが、この階段は「黄金の階段」といわれています。

内部の壁や窓もすべて尖塔アーチになっており、こだわりが感じられます。

ステンドグラスの窓もとてもキレイです。




一番の見所は議事堂内大階段

廊下を抜けると一番の見所である大階段にたどり着きます。

左右対称の装飾、真っすぐ伸びる3枚の赤絨毯、そして真ん中と両端に施されているクリスマスの飾りが荘厳な雰囲気を際立たせています。

大階段の天井にはこのように立派な絵画が描かれていて、まるで美術館の中にいるような錯覚を起こさせます。また、両側の壁には歴代王たちの像が飾られています。

大階段の後方には代々受け継がれてきたハンガリー王国の宝物である王冠や宝剣が保管されている、ドーム型のホールがあります。

この道を真っすぐ進んだ先です。ただし、上の写真からも分かるとおり、入口の両端には撮影禁止マークがあり、王冠の横には銃を所持した2人の衛兵が配置され厳重な警備がされています。

私たちが参加したツアーはちょうど衛兵交代の時間と被っていたようで、貴重な交代の様子を見ることができました。

そしてホールを抜けると上院議会のロビーがあります。

このロビーも、床には赤絨毯が敷き詰められ、天井には絵画が描かれていました。

そしてツアーの最後が議会ホールです。こちらのホールでは今でも議会が行われています。

この議会ホールがなければ完全に王宮の見学ツアーの気分でした。
しかし、議会ホールも他の部屋と同様黄金パネルで装飾され、尖塔アーチが施されています。

蹄型に並べられたテーブルは、折りたたまれているのが通常の状態で、議会中はこれを広げて使用するそうです。(緑のテーブルが使用時の状態のもの)




ブダペストの国会議事堂内部見学ツアーは、こんな美しい建物で仕事ができるハンガリーの国会議員が羨ましく感じてしまうほど記憶に残るものでした。
ブダペストに訪れた際にはぜひ参加してみてください!


また、ツアーのオンライン予約方法や当日の流れはブログでアップしていますので、よかったらそちらも見てみてください。




このしおりのライター