東京で現在開催中の『キモかわいい展』をご存知ですか? YouTuberのヒカキンさんが『ヒカキンTV』で紹介したこともあり、ネット上で話題になっているのを見かけました。
動画を観てみると、どうやら世界中の「キモかわいい」生き物たちに会えるイベントのよう! 気になったのでさっそく、会場のある「東京ソラマチ」へ行ってきました!
昨年人気を博した『キモい展』がかわいく進化⁉︎
イベント会場は、東京ソラマチの5階にある「スペース634」。平日だったため、案外入場はスムーズでした。入口で800円を払い、チケットをゲット!
実はこの『キモかわいい展』、昨年夏に東京で開催され、その後日本各地へ進出、累計20万人が来場したという人気イベント『キモい展』の「かわいい」バージョンなんです!
会場内は一面ピンクの壁で、イメージキャラクター「でばめちゃん」が、ところどころに描かれています。
とっても女子ウケの良さそうな内装ですが、虫や爬虫類が多数登場するので、覚悟しておいてください。
「びっくり」コーナーには昆虫たちが大集合!
ここからは、特に印象的だった「キモかわいい」生き物たちをピックアップしてご紹介します。まずは「びっくり」のコーナーから!
さっそく「キモい」ですね。こちらは「レインボーミリピード」。私は虫嫌いじゃないので「かわいい」と言われれば、まあ「かわいい」ような気もしましたが…。
お次は「グリーンバナナゴキブリ」。熟れる前のバナナのような黄緑色をしており “世界一美しいゴキブリ”と呼ばれることもあるのだそう。そもそもゴキブリ界で美しさを競っていたことにビックリです。
こちらの「グリーンボトルブルータランチュラ」は“タランチュラの中でも1・2を争う美しさ”。確かにガラス越しに見ると綺麗ですが、歩いていて足元にこれがいたら、恐怖で声も出ないでしょう。
めちゃくちゃ「キモい」のが現れました…。虫嫌いじゃない私でも、これはさすがにゾワゾワします。この子たちは、絹糸を作るときの「蚕」。養蚕は5,000年以上も前から行われており、「カイコガ」は完全に家畜化された、唯一の昆虫なんだそうです!
「ゆかい」コーナーには、個性的な鳥類・爬虫類がズラリ!
お次は「ゆかい」のコーナーへ。
まず現れたのは水槽内で泳ぐ「スッポンモドキ」。スッポンのような甲羅を持っていますが、産卵以外では陸に上がらないとのこと。
ウミガメなのかな?と思って調べてみたところ「カメ目スッポンモドキ科スッポンモドキ属」でした。どうやら特別枠のようですね。別名「ブタハナガメ」とも呼ばれていて、可愛いらしい鼻が特徴!
お次の「ヒメコンドル」は“野生では主に死んだ動物を食べるので、自然界の掃除屋として重要な役割を持つ”というちょっと怖そうな動物。
おまけに“消化器官がかなり強く、腐った肉を食べてもお腹を壊すことはなく、消化する過程で殺菌してしまう”のだそう。食中毒の心配をせずに、生ガキやユッケを食べられるんですね。羨ましい。
密かに楽しみにしていた「メンフクロウ」は、おやすみ中でした。その眠り姿は「キモかわいい」というより「かなりカワイイ」!
スタイリッシュに小型ボックスで展示されているのは「ツノガエルの仲間」。
ペットとして、様々なカラーバリエーションが生み出されているんだとか。手のひらサイズでかわいい!
2001年に新種に登録されたという「アオホソオオトカゲ」は、まるで小さな恐竜みたい。ペンキで塗ったような綺麗な青色をしており、幻想的な雰囲気が漂っています。
「かわいい」コーナーは、ペットショップのような癒しの空間!
ここからは「かわいい」コーナーなのですが、急にこの辺りから会場内が混雑しはじめ、のれんの写真は断念しました。
まず目に飛び込んできたのは「ドブネズミ(ヌードラット)」。遺伝子変異を起こしたドブネズミで、体に体毛がない子たちです。そうそう!こういうのを「キモかわいい」って言うんだよ!
こちらは「カイウサギ(フレミッシュジャイアント)」という、中型犬サイズのウサギ。家で大型犬を飼っているので違和感はありませんが、確かにウサギにしてはデカイ。食用目的で品種改良されたというからビックリです!
「ハダカデバネズミ」は『キモかわいい展』のポスターで主役を務めていた子。ポスターではハムスターのようにかわいく撮られていましたが、実物はかなり裸です。思っていた以上に裸です。こちらも「THE キモかわいい動物」といった印象。
「キモかわいい」生き物が、自分の手の上に!
かわいいコーナーの奥にあるスペースには、毎週月・水・金の15:00~15:30に「ふれあいゾーン」が登場します! なんとキモかわいい動物たちと、実際に触れ合うことができるんです。私が訪れたのは平日でしたが「ふれあいゾーン」には行列ができており、かわいいコーナーの辺りから待ち時間が発生していました。
最初にふれあったのは「ヒョウモントカゲモドキ」。斑点模様が可愛らしい、ヤモリの仲間です。穏やかな性格なので、ペットとしても人気なんだとか! ヤモリが苦手な私ですら、この子は難なく触ることができました。
が、しかし。次がなかなか衝撃的。
「大ヤスデ」 です。絵に描いたような、うごめく虫。なんか思ってたよりデカイんですけど。
ドキドキしながら手に乗せてもらうと…。
足がワサワサ動いてくすぐったい!
いったん手に乗せてしまうと愛着が湧いて、かわいく思えてきました。
ちなみに出口付近では『キモかわいい展』のオリジナルグッズも販売されています。「でばめちゃん」が印刷されたクリアファイルやマシュマロなど「かわいい」寄りのグッズがたくさん。なんと『キモかわいい展』のガチャポンまでありました!
珍しい生き物たちを間近で観察できる『キモかわいい展』。正直好みは分かれるかもしれませんが、生き物好きの私は、とっても楽しめました! 屋内にあり、動物園よりもコンパクト。「東京ソラマチ」は駅から直結なので、雨の日のちょっとしたお出かけで訪れるのにもぴったりです。