台湾政治の中心機関であり、国家が指定する文化財であり、台湾と日本の歴史を見守ってきた威厳をも感じさせる総統府。普段は警備が厳しく写真を撮る事すら憚られる総統府ですが、内部を見学できる“自由参観日”があるのはご存知ですか?
2018年のスケジュール
詳しくはHP(http://www.president.gov.tw/Page/12)でご確認ください。
自由参観日は正面玄関~3F特定部分まで見学可能、撮影OK。
平日午前中は1F部分のみ、撮影不可。
予約不要、見学無料、パスポートなどの身分証明書が必要です。
入場方法
建物裏手、西門駅側博愛路から入場します。入場開始時間の30分前に行ってみたら既に待ち人ありで列が出来ていました。
大きすぎる鞄、ライターなどの危険物は持ち込み禁止。IDを提示し、手荷物チェックを受け、ある程度まとまった人数でガイドさんと共に入場します。
正面玄関~
自由参観ではいつもは物々しく警備が厳重な正面玄関から入場できるのです。普段正面玄関から出入りできるのは台湾総統、副総統、謁見の来賓のみ。ここから入場できるなんて太っ腹です!
入るとすぐに白が眩しい吹き抜けの玄関ホール。
3Fへの階段踊り場には孫文先生の胸像があり、台座には「天下は民の為に」と刻まれています。
3F特定部分~
3Fは2部屋一般公開されています。
国賓をもてなすパーティや音楽会などが催される大ホール「大礼堂」
宴会や記者会見が行われるレセプションルーム「台湾虹庁」
中庭に面した廊下からは総統府のシンボル、台湾初のエレベーターが設置された高さ60Mの塔が間近に。
1F展示室~
テーマごとの部屋が並ぶ1F部分。こちらは平日午前中の参観で入場できるエリアです。展示室、ギャラリー、ショップなどが並んでいます。
郵便局の売店ではキャラクター化された総統、副総統の絵柄の切手が。可愛くて親しみが湧きますね。
おまけ
私が見学した日は1月1日。この日は手土産までいただけました!中身もかなり充実!
配っている人も、帰っていく人も、みんな笑顔だったのが印象的。
普段見られない内部を見学できた上に手土産まで。(手土産BOXの他に小さなメモ帳もいただきました) とても満足度、充実度の高い見学となりました。
※1月1日以外に手土産があるかは不明です。
総統府の参観日に合わせて他の政府関連施設も開放される事が多いようですので、月に1度のスペシャルデーを狙って台湾旅行の計画を立ててみてはいかがでしょうか。