唐津にはたくさんの古社がある!
古代から唐(中国大陸)への津(港)として栄えた国際貿易都市・佐賀県唐津市。日本の歴史の、古代のカケラと嬉しいご利益をたくさん集められるパワースポットが、唐津に残る古い神社の数々である!
唐津神社 町の中心に鎮座する純白の鳥居!
巨大な鯛や武田信玄、上杉謙信の兜を模した曳山が町を練り廻る「唐津くんち」。その唐津くんちが行われるのが、唐津市街に鎮座する、唐津神社である。
真っ白な鳥居(冒頭の写真)が、唐津神社の入口となる。美装工事で鳥居の白塗りを行った所、できあがりが想定以上に真っ白になったという、偶然の産物なのである。古社のエピソードを紹介したい所だが、昭和61(1986)年の出来事であり、神話どころか割と最近の話だ。
神功皇后が三韓征伐へ赴く際、海上交通の守護神である住吉三神に遠征の無事を祈願し、無事に戻ってくることができた。そのお礼にと宝鏡を唐津の浜辺に掲げ、三神を祀ったのが唐津神社の起源である。1600年以上も昔の話だ。
唐津神社は、交通安全、勝運にご利益があると言われている。また、末社に祀られている「寿(ことぶき)社」は、全国唯一の寿さまといわれ、近年は特に子授けのご利益があるとされ、子宝を願う人たちのパワースポットとして話題になっている。
隣接の曳山展示場(写真)には、唐津くんちの曳山の数々が展示されている。なかなか壮観なので、立ち寄ってみよう。
源氏物語の舞台!松浦総鎮守・鏡神社は安産子宝の神様
霊光を発した宝鏡を、神功皇后が鎮めてこの地に祀ったという伝説が残るのが、鏡神社だ。神功皇后は、妊娠中に海を渡り、大陸で「神」のような「功」を上げた人物なのである。
鏡神社には、神功皇后の激しい陣痛を和らげたという、安産の清水が今も湧き出ている。舟形の手水鉢の水は、安産長寿の霊水とされる。
境内には臨月を迎えた女性の姿をした、子宝・安産の御神木が立つ。源氏物語の舞台にもなり、「君にもし 心たがはば 松浦なる 鏡の神に かけてちかわむ」とドラマチックに謡われている。
鏡神社には、狛犬ならぬ、狛虎が鎮座している。しかも股下に小虎を抱く、珍しい狛虎なので、股下を覗いて、見つけることができたら小虎をなでてあげよう。
一等前後賞確定!?宝当神社で宝くじを当てよう
唐津に宝島あり!唐津の沖合4kmに位置する、宝島(高島)にあるのは、その名も「宝当神社」。いかにも宝くじが当たりそうなネーミングだ。
ワンコイン以下で乗船できる船(定期船か乗合海上タクシー)に乗り、唐津城や遠ざかる町並みを眺めながら、僅か十数分で高島に到着。
船着場から5分くらいの所に、宝当神社は鎮座している。もともとは、「当島(我々の島)の宝」という意味合いで名付けられたという。
社殿内に入れば、宝くじで大当たりを引いた人たちのお礼参りの書き込みに刮目することになる。「祝1等 4億円」、「1億円当選」、「4枚中3枚当たりました」等々、300円以上当たったことのないnumataには信じられないような書き込みが所狭しと並んでいる。
これはすごい!本当にあたるんじゃないか?いやむしろもう当たっているんじゃないか?という、なんだか凄い臨場感を味わえるのが、この宝当神社。島内に宝くじを売るお店があるので、その足でぜひ買って帰ろう!
当たる宝くじを満額にしたいなら!宝満神社
宝当神社にお参りしたら、宝満神社にも行こう。市街地からは少し離れた郊外になるが、宝当神社に引けを取らない金運パワーがあるとされているのが、宝満神社だ。
御祭神は、イザナギとイザナミ。もともとは、妊婦さんと、新生児を守護してくれる神様であるが、近年では「宝満」の名から、宝くじファンの聖地にもなっている。年末年始には、ジャンボ門松も登場し、訪れた人の注目の的となっている。
広い駐車場は、廃校になった宇木小学校の校庭だった場所である。境内には小学校の名残か、二宮金次郎の像が残る。周囲はのどかな田園が広がっていて、心身ともに浄化されたような気持になれる。
唐津の古い神社を巡り、古のエネルギーを授かろう!
唐津の神社めぐりをして気付いたのは、手水鉢が、舟の様な形をしているものが多かったこと。理由までは調べきれなかったけど、古くから港町として栄えた唐津にあって、とっても象徴的で印象的だった。ご利益も大事だけど、神社と歴史の繋がりを垣間見れるのが、唐津の神社の魅力!佐賀へ旅行の際は、歴史ある立ち寄ってみては如何!?