先日、出発3日前に衝動的に飛行機のチケットを買い、弾丸宮崎一人旅へ行ってきました。お目当ては市のPR動画で一目ぼれしたサーフタウン、日向です。
意外と東京から近い?!
羽田から1時間45分で、あっという間に「宮崎ブーゲンビリア空港」に到着。とっても南国な雰囲気で、一気にテンションが上がってきます。
そして空港から日向市までは、電車で1時間ほど。お昼の12時ごろに日向市駅に到着しました。このサーフブランドみたいなポスター、めっちゃかわいい!!
とりあえずお腹がへっていたので駅の近くで昼食を済ましてから、さあ、いざ日向観光へ!
と、思ったのですが・・・。むむ、バスの時間まで結構ある。
ということで、日帰り旅行は時間が貴重!タクシーに乗って移動することにしました。
いろいろまわりたいならタクシーが便利!
初乗り580円の車内に座り、まずは行き先を告げます。
「あの、お倉が浜に行きたくて。あと他にも観光地いろいろまわりたいんですけど、やっぱりタクシーで行くとなると高いですよね・・・?」
すると運転手さん、「そうだね。普通に走るとすごく高くなるから、メーター切って5,000円でいろいろまわるのはどう?」と、提案をしてくれました!
正直私は5,000円という価格が安いのか高いのかよくわからなかったのですが、観光スポットが点在しているならメーターで走るよりは安いだろうなという曖昧な感覚と、日帰りのためバスを待つ時間がもったいないという理由でその提案に合意。(後から調べてみたところ、タクシー観光で5,000円は相場と比較するとなかなか安いということが判明しました)
そんなわけでここから、「タクシーおまかせ旅 in 日向」の始まりです! 運転手さんががっつり宮崎弁でガイドしてくださった、自然あふれる観光スポットをご紹介していきます!
金ヶ浜
日向市は今年の9月に「世界ジュニアサーフィン選手権」の開催地となる、国内屈指のサーフタウン。
この日は波が穏やかだったためPR動画のようにサーフィンをしている様子は見られないかと思っていたのですが、ここ金ヶ浜ではちらほらサーファーを発見できました。だだっ広いビーチにゆったり流れる時間、カラッとした暑さが気持ちよくて最高です。
大御神社
次に連れて行ってもらったのは、驚くほど眺めがいい海沿いの「大御神社」です。
境内には国家で詠われているあの「さざれ石」(写真左側)があり、なんとこの岩の周辺は、縄文時代の人が龍神信仰をしていた古代遺跡なんだそう!
横に広がる岩全体は龍の姿を表しており、写真右下に隠れている水が溜まったくぼみには
「龍神の霊(玉)」があります。ドラゴンボールだ・・・!
他にも長寿の象徴であるカメの形をした「亀岩」という岩まであったり。
また境内東奥に進んでいくと、海岸にそり立つ崖にかなり急な階段があります。
で、これを下るわけなんですが。下調べをしておらず海沿い観光のつもりだった私は8センチのヒールを履いていており、この日少なくとも20回は足首をひねることになります(笑)日向観光はスニーカーかビーチサンダルで行くといいでしょう!
階段の下には人工的に造られたと思われる洞窟があり、その奥に祠があります。ここが「鵜戸神社」だそう。
そして祠の前に立って洞窟の入り口を向くと、そこには眩ゆく輝く「昇り龍」の姿があるのです!(ちょっと私のカメラセンスがなくて、龍の形がいびつですが・・・。)
クルスの海
今度は山道をタクシーでどんどん上り、高台へやってきました。なんでもここ「クルスの海」は、願いが叶う絶景スポットだとか。実はその理由、この見晴らし抜群の展望台から海を見下ろすとわかります。
じゃん! お気づきでしょうか?
波の浸食によってできた地形が、真上から見ると「叶」という字の形になっているんです! ロマンチック~。とんびが上空を優雅に飛び回っていて、とっても絵になる景色でした。
馬ケ背
さらにどんどん山の奥へタクシーを走らせ、向かった先は「馬ケ背」。ここは宮崎県の絶景スポットとしてよく紹介されている有名な場所です。
お土産屋さんの小屋がある駐車場でタクシーを降り、そこから10分ほど細い山道を歩きます。この頃には運転手さんとの会話もだいぶ盛り上がるようになってきました。
そしてほんのり汗をかき始めたところで現れるのがこの、柱状岩がむきだしになった崖と真っ青な海!このあたりは細長い柱状の岩が無数に積み重なった、まるでログハウスのような不思議な地層になっているんです。
さらに山道を奥へ奥へ。日向岬展望台に向かうとそこには、360度青く輝く海が広がっています!雄大な自然を肌に感じ、思わず言葉を失ってしまうほど圧巻の眺めでした。
帰りはヒールで岩を登る・・・。私は離島育ちなので、ここで野生の感覚が役に立ちました。
しつこいようですが皆さん、くれぐれもヒールでは行かないように!
細島港
そして最後に寄ってもらったのは、漁港であり国際船が出入りする商業港でもある「細島港」。実を言うと、ここを通る頃にはもう私の体力は残り2%ほどになっていました。なかなかハードだけれど、計算したかのように帰るタイミングがちょうどよい。
日向市駅に戻ってきて、これにて「タクシーおまかせ旅 in 日向」も終わり。
親切な運転手さんが丁寧にガイドをしてくださったので、1日で日向をたっぷり満喫することができました!
日向市は気候も人もあたたかい、青い海が印象的な素敵な場所です。「ヒュー!日向」の旗をはためかせ観光振興に力を入れているようなので、これからますます面白い街になっていくはず!ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょう。