こんにちは。
オランダの美術館や博物館は、そこかしこに散らばっています。アムステルダムだけが名所ではありません。
そして、オランダの画家といえばフェルメール!フェルメールといえば、あの少女!ということで、あの子が待っているデン・ハーグという街に足をのばしてみましょう。
デン・ハーグまでは、アムステルダムから電車で約50分。乗り換えなしの安心ルートも、30分に1本程度あったと思います。
マウリッツハイス美術館
あの少女が待っている美術館は、駅から徒歩で行ける距離にあります。
中ではまるで、お城に招待された姫君の気分を味わえます。
さすが総督の邸宅だっただけあり、とにかく豪華です。
それほど広い美術館ではありませんが、ところ狭しと絵画が飾られています。
そして行きつく先には・・・真珠の耳飾りの少女!
感動の再会です!じつは数年前に上野の美術館でフェルメール展があったときに見に行ったのですが、生きていて2回も見ることができるとは思っていませんでした。変わらず美しいです。
そしてこのほぼ正面に位置しているのが、デフォルトの眺望。こちらもフェルメールの作品です。人物を中心とした作品が多い印象ですが、こんな風景画もあったのかとしばらくここで佇んでいました。
古代拷問器具博物館
急に物騒な感じになりましたが、美術館めぐりとは違った趣向でコレもアリではないでしょうか?
ここはマウリッツハイスのすぐ近くに位置しており、当時の監獄、拷問器具なんかを見学できます。
音声ガイドはオランダ語か英語のみ。自由に中を見れる感じかと思いきやツアー方式で、オランダ語で職員のおじさんが解説してくれたためサッパリわからず・・・。代わりに事前にもらっていた日本語冊子を読みましたが、ずいぶんおそろしげなことが書かれており、そっと閉じました・・・。
この博物館と併設して、絵画の展示もあるのでリフレッシュのために見るのをおススメします。
あら、この方、どこかでお会いしましたよね?
パノラマ・メスダグ
小さいですがここも立派な美術館です。
まだネット検索しながら旅行の予定を立てているとき、どうやらすごいものが見られるらしい・・・という情報をキャッチしたので行くことに決めました。
それは360°パノラマ絵画だとか・・・いったい如何なるものか。
パノラマ画だけがあるのかと思いきや、まったくそんなことはなく、他の作品も展示されていました。
通常の絵画が展示されている場所のあと、真っ暗な廊下を抜け階段をあがると・・・一瞬、自分がどこにいるのか分からなくなり眩暈がしたのを覚えています。
単に絵をアップで撮ったんじゃないかって?そんなことはありません!
これがオランダ画家メスダグの本気!
本当に浜辺にいるようです。いまにも水平線の向こうから、何かがやって来そうな感じ。ちなみに、手前には本物の砂が敷かれています。
ここ、デン・ハーグでも良いものをたくさん見ることができました。これでも氷山の一角ということだから、全部回りきるのにどれだけかかるのか・・・。芸術に浸かりに浸かったオランダ旅行となりました。