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2016-06-18

スイス・ベルナーアルプスの絶景を堪能できる「ハーダー・クルム展望台」

スイスのインターラーケンは、ブリエンツ湖とトゥーン湖の2つの湖と緑豊かな山々に囲まれた美しい街。 メインストリートを外れれば、いかにもスイスらしいのどかな風景が広がっています。

そんな美しい街インターラーケンには、アイガー・メンヒ・ユングフラウと行ったベルナーアルプスの山並みと2つの湖を一望できる「ハーダー・クルム展望台」があります。 たった10分ケーブルカーに乗るだけで、スイスの絶景が待っています。




展望台へは、パノラマ・ケーブルカーで

ケーブルカー乗り場は、石造りでなんとも趣のある外観。 インターラーケンオスト駅から西へ歩くこと約10分、氷河から溶けだした水が流れるアーレ川を渡ると到着します。


スイスカラーの真っ赤なケーブルカー「ハーダーバーン」が、麓のインターラーケン・ハーダーバーン(Interlaken Harderbahn)駅と山の中腹にあるハーダー・クルム(Harder Kulm)駅を結んでいます。

車両は、足元から天井まで一面ガラス張りで眺望抜群。 オススメの座席は、やはり視界をさえぎるものが何もない一番前です。

緑豊かで美しいインターラーケンの街並みを堪能しながら、ハーダー・クルム駅を目指しましょう。


わずか10分ほどでクルム駅に到着。 ここから展望台までは、少しだけ坂を登ります。 樹々の間の小道と爽やかな空気、とても気持ちの良い散策ですよ。




景色と一体になれる展望台

林を抜け、視界が一気に開けると、大パノラマの広がる展望台。

ここには、青空に映える個性的なデザインのレストハウスもあり、ビール片手にゆったり景色を楽しむこともできてしまいます。


そして、こちらが絶景を堪能できる展望デッキ。2011年に完成しました。

斜面から張り出し、まるで空に浮いているかのような展望デッキは、限りなく薄くシャープなつくり。 床の一部もガラス張りになっており、もうこれ自体が絶景です。




標高1,322mの展望台からは、ベルナーアルプスの山並みを一望。 深緑の山並みの向こうにある3つの尖った頂きが、左からアイガー・メンヒ・ユングフラウです。

4,000m級の山並みを一望できる、まさにスイスらしい本当に贅沢な展望台です。




眼下には、青き湖水と緑の大地

眼下に目を向けると、2つの美しい湖とインターラーケンの街並みを一望できます。

右手にあるのが、青く澄んだトゥーン湖。緑の山並みの中に広がる湖は本当に美しい。 時の経つのも忘れて、見入ってしまいました。


展望台の正面眼下に広がるのが、インターラーケンの街並み。 写真のほぼ中央にある緑の空間は、ヘーエマッテと言う草原の広場。市民の憩いの場所です。

実は、インターラーケンの街中からは、ユングフラウは見えてもアイガーは見えないんです。 そのため、アイガー・メンヒ・ユングフラウを眺めるためにも、ぜひともハーダー・クルム展望台を訪れましょう。


展望台からは、三名峰以外にも、とにかく美しい山並みの眺望が楽しめます。

日中、ケーブルカーは30分間隔で運行していますので、のんびり1時間程度の滞在がオススメです。 また、少し時間に余裕があれば、レストハウスでランチを楽しんでも良いでしょう。




街の中からケーブルカーで気軽に行ける「ハーダー・クルム展望台」。
ケーブルカーは、4月から10月まで運行しています。 短い滞在時間でも十分満喫できますので、天気が良ければぜひとも足を運んでみてください。




このしおりのライター

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