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2016-05-13

萩・石見空港から入る島根観光 ~「道の駅 ゆうひパーク浜田」への道~

空路で島根県へ行く場合、出雲空港を利用する人が多いのではないでしょうか?
今日は、島根県の本土にあるもう1つの空港、萩・石見空港のお得情報と、周辺の観光について紹介します!

萩・石見空港の「快適アクセス事業」とは?

羽田空港から島根県の本土に入る場合、空港の選択肢が3つあります。出雲大社などをメインに観光するなら、出雲空港が便利ですね。
でも、残念ながらANAは乗り入れていません。ANAを利用したい場合は、隣の鳥取県にある米子空港を利用するという手があります。米子空港から島根県の松江駅行きのバスがあり、約45分で行けるそうです。もう1つは、萩・石見空港。島根県益田市にあるのですが、出雲大社へ行くには不便な場所です。ANAを利用して出雲大社へ行きたい場合は、米子空港を利用する方が便利でしょう。

JR浜田駅の「どんちっち神楽時計」
8:00~21:00までの毎正時に5分間「石見神楽」の演出があります

今回私は、仕事で島根県浜田市に行く必要があったので、萩・石見空港を利用しました。
空港からのアクセスを調べていると、JR浜田駅と萩・石見空港間で「快適アクセス事業」が行われていることを発見。空港のサイトに詳細が書かれていますが、萩・石見空港から浜田駅へ行く場合、申請すると、空港からJR益田駅までのタクシー券と、益田駅から浜田駅までのJR乗車券がもらえます。申請書は、事前にサイトからダウンロードして記入しておくと便利です。萩・石見空港にある小さな案内所で申請書を渡せば、タクシーも呼んでもらえます。航空券を事前に買った人のみ対象となるので、搭乗券か搭乗案内の紙などが必要です。浜田駅から空港へ行く場合も、浜田駅の市民サロンで申請できます。

「どんちっち」とは、「石見神楽」のこと

穴場のパワースポット!?「出雲大社石見分祠」

仕事は翌日だったので、到着した日の午後は浜田駅周辺を観光しました。
当初は、せっかく島根に行くのだから、出雲大社へ行こうと思っていたのですが、浜田駅から出雲大社へ行くには、午後からでは遅すぎます。いろいろと調べるうちに、浜田市には「出雲大社石見分祠」があると知りました。浜田駅からは、徒歩10分ぐらいです。

お正月などは賑わい、よく結婚式なども行われるそうですが、観光スポットという感じではありません。平日で、行事などもない日だったので、誰もいませんでした。
バスが通っている大きな道から白い鳥居が見えていて、長い参道などはありません。おみくじなどもセルフサービスになっていて、神社の方も誰もいなかったので、貸し切り状態。出雲大社なら、貸し切り状態で参拝することなんてあり得ないので、ある意味、贅沢な体験だったと思います。
そして、ここで参拝しておいてよかったと思うことが、後で起きました。

「道の駅 ゆうひパーク浜田」への道

「出雲大社石見分祠」での参拝は、あっという間に終わってしまいました。そこで、もう一カ所、調べておいた場所へ行ってみることに。
美しい夕日が見られるという、「道の駅 ゆうひパーク浜田」です。いろいろ調べても、車でのアクセスしか見当たらなかったので、諦めかけたとき、「青川」というバス停から近いという情報をネット上で発見。でもこれは、後で盲点があるとわかるので、ご興味のある方は、最後までお読みください。

「ゆうひパーク浜田」への道となる「原井側道橋」(手前)

「出雲大社石見分祠」の近くにある「田町」というバス停から、「周布駅」方面行きのバスに乗り、「青川」で降りました。
ところが、案内図などが全く見当たりません。途方に暮れていると、お仕事中の警察官を発見! 「ゆうひパーク」へ徒歩で行きたいと言うと、かなり驚かれました。
地図上は近く見えるのですが、バス停のある道とはかなりの高低差があり、階段などもないので、簡単には行けなかったのです。それでも、関東から来た私を、気の毒に思った警察官は、少し先にある交番の場所を教えてくれて、そこに連絡までしてくれました。交番の方は、詳しい地図を描いて待っていてくれたので、これらの出会いはきっと、「出雲大社石見分祠」のパワーではないかと思います。

結局、バス停から30分ほど歩いて、「道の駅 ゆうひパーク浜田」に到着。
建物の中には、観光資料などもあり、この日の日没時間も貼ってありました。お土産物売り場や飲食店も、数店舗あります。この日は、残念ながら雲が多くて、絶景とまではいきませんでしたが、太陽が沈む様子を堪能することができました。

行ってよかったのですが、日没まで見てしまうと、帰るのに苦労します。そもそも、「青川」から駅へ戻るバスの本数が少ないです。交番で、バス停に戻るのと同じぐらいの距離で、市街地へ行けると聞いて、帰りは別の道を教えてもらいました。
ところが、だんだん暗くなっていく上に、人通りがほとんどありません。案内板などもないので、道を確認する方法がないのです。どうやら曲がる場所を間違えてしまったようで、目印の建物が見当たりません。とにかく人のいる場所へ出たかったので、街の明かりを目指して猛ダッシュしました。なんとか街へ出たと思ったら、そこは目的地のすぐ近くであることがわかってビックリ。
そこから無事、目的地に到着できました! これも、「出雲大社石見分祠」のパワーではないかと、私は思います。

というわけで、「道の駅 ゆうひパーク浜田」へ徒歩で行くのはオススメしませんが、浜田駅を利用する機会があれば、ぜひ「出雲大社石見分祠」へ行ってみてください。きっと、いいことありますよ♪

このしおりのライター