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【セルビア】首都ベオグラードの歴史が詰まった「カレメグダン公園」

カレメグダン公園は、セルビアの首都ベオグラードを流れるドナウ川とサヴァ川に挟まれた丘の上にある公園です。2つの大河が交わるポイントは交通の要衝となります。川の流れを見下ろす高台は、戦略的に極めて重要であるため、長い歴史の中で数多くの民族の争いが絶えることなく、カレメグダンでは城塞の破壊と建築が繰り返されました。

18世紀にはバルカン半島の覇権をオスマン・トルコと争うウィーン・ハプスブルク家が、堅固な要塞を建設し、今でもヨーロッパ屈指の要塞が園内に残されています。他にも、古代ローマ時代の壁、中世の時を刻んだ時計塔、オスマン朝の霊廟に加えて、軍事博物館、数多くの記念碑、教会などがいたるところで見られます。時代とともに目まぐるしく揺れ動いたベオグラードの歴史が凝縮されているのです。




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