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【ギリシャ】数々の神殿が建つ聖域「アクロポリス」

アクロポリスは「高い丘の上の都市」を意味し、古代ギリシアの都市国家アテナイの繁栄を象徴しています。海抜約156メートルの石灰台地に築かれました。聖域の中心に紀元前432年に建造されたパルテノン神殿は、ドリス様式建築の最高傑作として賞賛され、ユネスコのシンボルマークとなっています。白大理石による円柱は、中央部に膨みをもたせたエンタシスの技法が用いられています。

パルテノン神殿の北側のエレクティオン神殿は、紀元前406年頃に築造されました。6体の女神像が屋根を支える柱廊には、イオニア様式の気品と優雅さを漂わせています。遺跡の玄関の役割を果たす前門のプロピレアの袂に紀元前424年に築造されたアテナ・ニケ神殿は、イオニア様式の柱が並び、翼なき勝利の女神の神殿と言われています。




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