スイスの都市ルツェルンは、旧市街そのものがまるで美術館のようです。中世の面影を色濃く残す石畳の街には、フレスコ画が描かれた歴史ある建物が点在し、新市街との境にはコバルト色に輝くロイス川が流れます。
新旧の街をつなぐのが、ヨーロッパでもっとも古い木造橋と言われるカペル橋。屋根付きの可愛らしい木造の橋は季節の花で飾られ、人々でにぎわう景色までもがまるで絵画に描かれた世界のよう。
陽が暮れてライトアップされると、魅惑的な世界へと変わります。水面に揺れる灯り、オープンテラスで談笑する人々、川のほとりで見つめあう恋人たち。喧騒さえ素敵なBGMとなり、夢のような世界に誘ってくれます。