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2019-10-12

【コンゴ民主共和国】ニーラゴンゴ火山、地球の鼓動がここにある!!!


海、山、太陽、月、雪、砂漠、自然の景色はいつのときも素晴らしいものです。
今回紹介するのは、火山!!
火山というと、エチオピアのダロール火山やエルタ・アレ火山、ハワイのキラウエア火山などが有名かと思います。
この記事で紹介する「ニーラゴンゴ火山」は日本人にはあまり有名ではないですが、とても見応え満点、迫力もすごく、おすすめの火山です。

コンゴ民主共和国というと、なかなか場所がピンとこないかと思いますが、少し行きづらくても最高の絶景に出会えます。
これ程までに地球が生きているんだと、直感的に感じられるものはありません。
行くまでの道中、決して楽ではありませんが、行ってよかった、と心から思える景色です。

まずは、この「ニーラゴンゴ火山」について、まったく知らない人もいると思うので、情報など何点かに分けて、一つ一つ説明していきます。
これを読んだ人が一人でもこの場所に興味を持ってくれたら幸いです。




【場所】

・ヴィルンガ国立公園、ゴマ、コンゴ民主共和国

アフリカ大陸の真ん中にある国「コンゴ民主共和国」の、ルワンダとの国境にある小さな町、ゴマ(Goma)。ツアーはそこからスタートします。
ゴマ市街地から一時間程車を走らせると、火山へのトレッキングが始まるスタート地点へと到着します。

↑ これがゴマの町です。人々が活発でコンゴ!って感じです。




【行き方】

『ポイント』
・ゴマの町から国立公園ツアーに参加して行く

日本から来る場合、ゴマへ来る直行便はないです。 隣国のルワンダの首都キガリに飛び、そこから国境までバスで行く、というルートが一番速いです。

『注意点』
・基本的に火山を目指すには、トレッキングツアーに参加して行くことになります。

個人ではビザや国立公園のパーミットが非常に取得困難であり、安全面の観点からも、ツアーに参加することをおすすめします。 ルワンダ側からコンゴ民主共和国に入国し、自分でどこかの宿に泊まり、ツアーに参加する、という流れになります。 町からトレッキングのスタート地点までは20km程離れており、自力で行くのは難しいかと思います。

↑ よくわからない台車みたいなもので荷物を運ぶ人々。




【ツアー】

『ポイント』
・ヴィルンガ国立公園の公式サイトがあり、そこで国立公園内でのツアーに関する予約などを扱っています。

ウェブサイトは こちら です。
わからないことがあれば、メールで尋ねればしっかり返信してくれます。一年通して、いつでも参加することが出来ます。

『注意点』
・まず、ツアーに申し込む。入国ビザも忘れずに取得する。

コンゴ民主共和国に入国するにはビザが必要です。個人で取るのは非常に大変なので、ウェブサイトで購入したほうが確実です。

・個人で火山に行くことは原則禁止されています。火山は国立公園の中にあり、国立公園に入るにはパーミット(入域許可証)が必要です。

パーミットはツアーのチケットの代金に含まれているので、ツアーに参加するのであれば問題ありません。

ツアーに参加するに当たって、事前に申し込む必要があります。当日行って飛び込みで参加できることもあるかもしれませんが、国立公園のツアーであって、普通の観光ツアーではないので、前もって時間に余裕をもって申し込んでおくことをおすすめします。

↑ トレッキング途中。現地の人たちは歩くのが速い。




【値段】

・火山見学トレッキングツアー(1泊2日) US$300
・コンゴ民主共和国 入国ビザ代 US$105
・送迎ジープ 往復 US$56
 計 US$461(約5万円)

国立公園主催のツアーということもあり、高額です。
ツアー代、ビザ代、交通費の三点は最低限必要です。

↑ たどり着いた山頂から見た火口。まだ日暮れ前なので、煙で赤い溶岩が見えにくい。夜になると、本領発揮します。




【日程】

1泊2日
1日目
8:00 ピックアップが宿に迎えに来る。
9:30 トレッキング、スタート地点に到着。
10:00 ガイドからの説明の後、トレッキング開始。
16:00 途中休憩も交えながら、山頂(火口付近)に到着。
   その後、自由時間。
2日目
7:00 朝を迎え、下山。
11:00 下山後、宿まで送ってもらい、解散。

基本的に構えすぎず気楽な雰囲気で望めばいいかと思います。
ただ、トレッキング自体はなかなかハードです。1800mから3400mを6時間で登るスケジュールです。体力に余裕を持って、登ることをおすすめします。
食事はオプションになるので、自分でなにか持っていくか、事前に頼んでおく必要があります。

↑ 寝泊まりはこの奥に写っているシェルターと呼ばれる山小屋になります。中は人二人分のスペースです。




【持ち物】

トレッキングシューズ、着替え、水、携行食、防寒着

食料や防寒着、寝袋などは全て持参かオプションでつけることができます。
オプションだとやはり高額なので、自身でなにか持っていかれたほうがいいかと思います。




【気候】

コンゴ民主共和国は一年を通して気温差がなく、一定の気温で日本の夏ぐらいの気温です。昼間は半袖、夜は少し羽織るものがあればいいかと思います。

火口付近は標高3400mですので、夜は寒く風も強いです。防寒着は必要です。




【言語】

コンゴ民主共和国での公用語はフランス語です。

なので町中の人たちと意思疎通を取るのは難しいですが、ツアー会社の方々は英語が話せるので心配ないです。
国立公園のウェブサイトも、ツアー申し込み時の予約メールも、やり取りは基本英語です。




【通貨】

通貨はコンゴフランです。
ゴマの町で買い物したりするときはコンゴフランが必要になります。

ツアー自体はUS$での支払いになります。宿はUS$で払えます。
ウェブサイトでクレジットカードでも支払えます。なのでそれほど現地通貨を持つ必要はありません。




【ニーラゴンゴ火山の絶景】

火山の写真を何点か貼ります。
少しでもイメージを掴んでもらえたら幸いです。
写真じゃ伝わりきらないのが残念です。
↓↓↓






こんな景色が目に飛び込んできます。
なんか意味分かんないです!けど意味なんてわからくていいんだと思えるほど、地球の凄さを漠然と感じていました。




【ツアーの楽しみ方】

トレッキングは少々ハードですが、それを乗り越えた先には、目を見張る絶景が待っています。

トレッキングは長く、決して楽ではありませんし、山頂も寒かったり風が強かったり、シャワーで汗を流したり温まることも出来ません。贅沢とは程遠い環境ですが、その場所から見える火口は言葉に出来ないくらい綺麗です。

我々の見る場所から火口は100m程離れています。なので、熱さを直接感じることはなく、ガスが来ることもないです。

それでも迫力は充分満点です。
目に飛び込んでくるマグマの連続、黒と朱の世界、
美しくもあり、怖くもあり、
なんだかずっと見ていられる感覚になります。

ツアー参加者もそんなに多くないので、一人で静かに火山を眺め続けられます。

こんな壮大な景色を独り占めしているときの気分は、言葉にできないくらいの高揚感でいっぱいになります。

↑ 一緒にトレッキングした現地のコンゴ人たち。
現地の方々はもちろん、他国から参加されてる方もいます。



最後に、

火山なんてそうそう見られるものではないので、思いっきり五感で感じてください。
これほどまでに地球が生きてるんだと感じられるものは火山しかないと思います。
この迫力や感動は自分の目で見ないと到底伝えられないので、ぜひ自分の目で見ていただくことを強くおすすめします。

アフリカ、コンゴ民主共和国、と聞くと、随分遠い印象を持たれるかもしれませんが、行き方さえ知っていれば簡単です。さくっと行っちゃいましょう。
日本からでも、アフリカ旅の途中にでも気軽に行きましょう。

僕が自信を持っておすすめできるニーラゴンゴ火山、ぜひお時間あれば行ってみてください!!



このしおりのライター