エメラルドの国と呼ばれるほど自然に溢れているアイルランド。アイルランドの首都ダブリンには大自然を満喫できる楽園のような場所があります。それが国立植物園(The National Botanic Gardens of Ireland)です。今回はこの植物園の魅力をみなさまにお届けします。
アイルランドの国立植物園とは
アイルランドの中心街の北サイドに位置し、植物のハーモニーを感じ落ち着くことのできるオアシスで、地元の人々からも根強く愛されています。一流の研究施設でもあるこの庭園は世界中の植物種や品種がコレクションされていて、植物のみでも見応えは非常にあります。そして嬉しいことに国が管理しているため入場料は無料です。
園内は広大でいくつものグラスハウスがあり、各室の温度や湿度に適した植物が育てられています。あるグラスハウスは、ほぼサボテンのみで構成されていたり、見る分にも楽しく、非常に多種類の植物が育てられている興味深い施設になっています。
見頃を迎えた色鮮やかな花々
あるグラスハウスの中には、このようにピンクに色づいたブーゲンビリアが壁一面に広がっていました。まるで日本で春に桜を見ているかのような明るい気分にさせてくれます。ブーゲンビリアが天井から降ってくるような眺めは初めてだったので、とても印象深く覚えています。グラスハウスの中はどこも比較的暖かいので冬に訪れるのもまた最適かと思います。
さらに屋外には季節により多種の花が咲いており、天気の良い日はたくさんの人が散歩に訪れます。グラスハウスの中だけではなく屋外も楽しめる箇所が多いので、天気の良い日に行くことをおすすめします。写真は9月中旬ごろの様子で、カササギが可愛らしくちょこちょこ歩いている姿を度々見かけることができました。付近を歩くとふわっと花の香りが漂い、まさにガーデン・お花好きの方にはたまらない空間ですね・・!
魅力は植物だけじゃない!?
見出しの通り、ここ国立植物園の見どころは植物だけに収まりません。前述した通り、広大な敷地に多種の植物が育てられているため、動物たちにとってもオアシスのような空間です。現地では様々な鳥のほかにも、たくさんのリスが生息しています。筆者はいつか野生のリスを手の上に乗せて森を散歩するというメルヘンすぎてふざけた夢があるのですが、ここはほぼそれに近い理想的な環境でした。
そんなこと言ってもリスが生息しているとはいえ、一度行くだけでそんなすぐ見つけられるわけがないだろうと思うかもしれませんが、そんなことはありません。敷地を一周するつもりで歩いているだけで必ずリスを見かけることができると思います。
リスの性格にもよりますが、中にはエサがもらえるのかな?と好奇心旺盛のリスもいるので、追いかけると近寄ってきてくれることもあります。筆者はリスを追いかけながら撮影をしていたのですが、バッグやカメラのレンズをツンツンされました。リスたちは思いの外接近してくるのでピントを合わせるのも大変(笑)その姿は可愛い以外の何物でもありませんね。歩くたびゆれる大きくてふわふわなしっぽ、エサを真剣に探しもぐもぐ食べる姿を見ているだけでも最高に癒されると思います!!
いかがでしたでしょうか?国立植物園は魅力が多く、現地の人のリピーターも多く老若男女に愛されています。アイルランド旅行の際はぜひぜひ、植物と動物の溢れた国立植物園をリラックスしに訪れることをオススメいたします。