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2019-07-24

東京から日帰りで行ける水族館「アクアマリンふくしま」は、“ここだけ”の展示や体験がいっぱい!


休みの日に東京都内から日帰りでおでかけしたい、でも近場のおでかけスポットは行き尽くした!という人のために、東京から日帰りでも行ける、福島県いわき市の「アクアマリンふくしま」をご紹介します。

福島って日帰りで行けるの!?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、「アクアマリンふくしま」のある福島県いわき市までは、東京都内から車だとおよそ3時間、常磐線の特急列車を利用すれば最短2時間半で到着するので、意外とアクセスがいいんです。




「アクアマリンふくしま」ってどんな水族館?

東京ドーム1.2個分の敷地に800種類7万点もの生き物を展示している「アクアマリンふくしま」は、世界でもここでしか見られない貴重な生き物や展示を見ることができる日本屈指の水族館。
それだけでなく、魚の泳ぐ水槽の目の前にある寿司処で魚を眺めながらお寿司をいただけたり、水族館なのに釣り体験ができたりなど、他に類を見ないとてもユニークな水族館なんです!

今回はそんな「アクアマリンふくしま」ならではのユニークな体験、ここでしか見られない貴重な生き物や展示をピックアップしてお伝えしていきます。




世界で唯一、2種のシーラカンスの標本を同時に見られる

シーラカンスの標本があるのは、本館入口近くの「海・生命の進化」。インパクト抜群の古代魚のオブジェがお出迎えしてくれるこの部屋では、水中での進化と絶滅の歴史が紹介されています。生き物だけでなく古代生物の化石なども展示されており、水族館と博物館が融合したような空間です。

“生きた化石”とも称されるシーラカンスの標本は、部屋の一番奥にあります。
今でも生息が確認されているアフリカ・シーラカンス(左)とインドネシア・シーラカンス(右)の標本を同時に見られる、とても貴重な機会です。しかも、インドネシア・シーラカンスはインドネシアを除くと、標本があるのはアクアマリンふくしまだけ。




「クラカケアザラシ」に会えるのも今はここだけ

▲ オフィシャル画像

白黒模様がかわいらしい「クラカケアザラシ」は、過去には他の水族館でも会えましたが、現在会えるのはアクアマリンふくしまだけという貴重な生き物。暑さに弱いクラカケアザラシは涼しい秋から春先にのみ、3階の「北の海の海獣・海鳥」のエリアに展示されるので、会いたい場合は秋から春先に訪れるようにしましょう。

同じアザラシでも「ゴマフアザラシ」は夏でも展示されており、元気よく水槽を泳ぎ回る姿を見ることができます。基本、水槽の中をぐるぐる泳いでいますが、運が良ければ写真のように縦になって浮いている姿も見かけることができるかも。




幻想的な世界初採用の三角トンネル

水族館ではよく丸いトンネルがありますが、アクアマリンふくしまのトンネルは世界初採用の三角トンネル。三角にすることによって歪みなく生き物たちを見られるようになっているんだとか。まるで海中散歩をしているような幻想的なトンネルです。

この三角トンネルは、福島県沖の2つの海流がぶつかる潮目の海を表現している「潮目の海(潮目のトンネル)」で、向かって右側がマイワシやカツオなどが泳ぎ回る「黒潮水槽」、左側が海藻の間をウミタナゴなどが泳ぐ「親潮水槽」になっています。




泳いでいる魚を見ながらお寿司をいただく貴重な体験

「潮目の海」の目の前には、なんと寿司処があります。水族館で、しかも目の前で泳いでいる魚たちを見ながらお寿司をいただくなんて少し複雑な気持ちになりますが、海洋資源の持続可能性や命の尊さを考えるいい機会になります。

アクアマリンふくしまでは、資源量が多い魚介類を食べる運動「HAPPY OCEANS(ハッピーオーシャンズ)」を行なっており、寿司処「潮目の海」でも主に資源量の多い魚を仕入れて、提供しているのだそう。

▲ 地球一号(鮪づくし)810円(税込)

キハダのネギトロ、ビンチョウマグロ、キハダの漬けの3種類がセットになった「地球一号(鮪づくし)」では、マグロの食べ比べを楽しむことができます。
※仕入れの関係上、ネタが変更になる場合があります。




サンマの常設展示・飼育・繁殖に成功しているのもここだけ

福島沖にいる一風変わった生き物たちが展示されている「ふくしまの海〜大陸棚への道〜」では、日本の秋の味覚「サンマ」が泳いでいます。

スーパーで見る機会は多いですが、水族館でサンマを見たことがある人は少ないのではないでしょうか。それもそのはず、サンマは飼育の難しさは魚類の中でもトップクラスで、常設展示・飼育・繁殖に成功しているのはアクアマリンふくしまだけなんです。
ウナギのような変わった泳ぎ方をするので、泳ぎ方にも注目してみてください。




水族館では珍しい魚釣り体験

1階の「アクアマリンえっぐ」では、釣り体験を行うことができます。釣った魚はリリースせずに責任を持って食べるのがルールになっているので、食べられる分だけ釣るようにしましょう!
釣り体験は竿1本1,000円、魚1尾100円(調理代込み)で行えます。

たくさん魚を見たあとだったので若干の心苦しさを感じつつも、釣竿を投げ入れると2秒でヒット!すぐに心苦しさを忘れて、アジを2尾釣りました!
生簀は入れ食い状態なので、誰でも簡単に魚を釣ることができます。夏はアジ、冬は銀鮭が主に放流されているようです。中にはタイも泳いでいるので、運が良かったらタイを釣り上げることもできるかも。

釣り上げた魚は調理場に持っていくと、すぐに捌いて唐揚げにしてもらえます。身は柔らかくふわふわでジューシー、衣はサクサクです。衣にはスパイシーな味付けがされているので、そのまま何もつけずに食べるのが一番美味しいです。




世界最大級のタッチプール「蛇の目ビーチ」では生き物と触れ合える

水族館によくある、ヒトデやナマコなどの海の生き物と触れ合える「タッチプール」。アクアマリンふくしまにも「蛇の目ビーチ」というタッチプールがありますが、その大きさは世界最大級!

よく晴れた暑い日なんかは裸足になって遊べば、ちょっとした海水浴気分も味わえます。波もないから小さなお子さんでも安心。
2019年8月3日(土)に行われるいわき花火大会の日は、花火終了時刻までアクアマリンふくしまの敷地内から目の前の港であがる花火を見ることができます。




休日は東京から日帰りで「アクアマリンふくしま」へ

東京から日帰りで行くこともできる「アクアマリンふくしま」は、世界でもここでしか見られない展示があり、ユニークな体験ができる珍しい水族館。サクッと1時間半程度で見て回ることも、1日中楽しむこともできるので、福島に訪れた際はぜひ足を運んでみてはいかがですか?




このしおりのライター

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