台湾には、イマドキのおしゃれな女の子たちに人気のアートなお洒落クリエイティブパークがいくつか存在します。
敷地内には、のんびりとくつろいで本が読めたり、ノマドワークができるWi-Fi付きのカフェや、ヴィンテージの雑貨屋さん、古本屋さん、オーガニックな食材を使うレストランなどが営業していました。
古い建物をリノベーションしておしゃれに改築したショップはどこもかわいくて、凝っていて、写真映えします。
台北や台南に行く機会があれば、ぜひカメラを持って足を運んでみてはいかがでしょうか?
フアシャン 1914 クリエイティブパーク・台北 (Huashan 1914 Creative Park, Taipei / 華山1914文創園区)
もともとはお酒を造る工場だった
1914年に、民間企業“ホウジョウ社”が“胡蝶蘭酒”を発表したのが、現在の華山1914クリエイティブパークのスタートラインです。
1929年には台湾総督府がここを買収し、運営を始めました。米酒やリキュールなども製造していたようです。
1949年にはタバコも作り始め、工場は安いリキュールをキャッサバから作っていた時代。たくさんの人々がお酒を買うようになっていたそうです。
1987年には大きな出来事が起こりました。経済発展で台北が都会になりすぎてしまい、空気汚染が深刻な問題になってきました。これはお酒を作るのにはとても大きな問題で、彼らは別の場所に拠点を移すことにしました。
意外と歴史ある場所だった
このおかげで、一挙に廃墟のようになってしまったこの建物。
しかし、1997年に、演劇などのパフォーマンスをするグループがここに目をつけました。当時ここは解体される予定でしたが、芸術家やパフォーマンスグループの活動によって、新たにこうしてクリエイティブパークとして生まれ変わることになりました。
雑貨屋さんも可愛い
今時っぽい雑貨屋さんを発見!ナチュラル系が好きな女子たちは、絶対好きだと思います。
頻繁にイベントや、企画展などが行われていて、私が行った時も、何かのイベントの準備中でした。
カメラを持って写真を撮る人もかなり多く、建物もかわいいし歴史を感じさせるヴィンテージ感が漂っています。
週末行くのか、平日行くのか
週末は人が多いので、ゆっくり見たい人には平日をお勧めします。しかしイベントなどは週末が多いので、目的によって行く時間や曜日を変えましょう。
平日の早い時間に、読みたい本を持って、のんびりとカフェで読むのもよし。友達と雑貨屋さん巡りするもよし。エキシビションを見に行くデートもよし。
ブループリント カルチャー&クリエイティブパーク・台南(Blueprint Culture & Creative Park, Tainan / 藍晒圖文創園區)
台南の市民のアートスポット
台北から電車で2~3時間で到着する台南にもクリエイティブパークがありました。
台南は、オランダが最初に台湾を占領した(1624~1662年)時期に、1番最初に都を置いた街です。そのために、歴史的な建物も多い日本で言う京都のような街です。
古いものもあり、こうして新しい文化も生まれる温故知新が感じられ、私のお気に入りの街です。
ブループリント(青図・青焼き)の世界
ブループリント(青図もしくは、青焼きと呼ばれる)とは、日本ではほとんど見られなくなっているそうですが、海外ではまだ使われている建築の製図の種類。
そのブループリントからインスピレーションを得て、作られたのがこのアートな建物。
もともとは、台南の拘置所や裁判所で働く従業員向けの宿舎だったとか。2015年12月からオープンし、市民にも愛されている重要な場所。
小さな雑貨屋さん
京都にありそうな、長屋造りの建物の中には、数件の雑貨屋さんが入っていました。
一角が古本屋さんになっていて、それこそ京都の町並みを思い出すような風景です。
色合いがなんともかわいい
この壁の色。パステルカラーで、ついつい写真を撮ってしまいました。
こういった写真映えするスポットがいくつもあって、なんとも言えずポップかわいいのです。こちらのクリエイティブパークも、お洒落なファッションの若者が写真を撮りに訪れている姿を見かけました。
インスタグラムの#OOTD(Outfit Of The Day ハッシュタグ)の撮影のために、ここに来るインスタグラマーもいるんだとか。
ポップなストリートアートたち
台湾のストリートアーティストMister OGAYの作品。彼の作品は、“醜さ”をコンセプトに作られています。ユニークで、ポップな色遣いが目を引きます。
他にもいたるところに、ハイセンスなストリートアートがあって来る人を楽しませてくれています。
Mr.OGAYのホームページは http://mrogay.com/
【おまけ】サボテン屋さんを発見!
小さな小さなサボテン屋さん!中には入れないようで、“造研所”というのは、製造してるということかな?
こんな小さな窓だけのお店っていうのも、中々斬新ですよね。
まとめ
(写真は、台南の神農街という雑貨屋さんや古民家カフェが集まるレトロなフォトスポットです。)
台湾のお洒落な若者の集まるクリエイティブパークでした!
他にも、美術館やクラフトのお店も多い台北と台南は、見るところが沢山あって何度でも訪れたくなる場所でした。
日本からもとても近いし、バックパッカー宿などの安宿もきれいなので、海外にあまり行ったことのない人にもお勧めの都市です! また、夜はナイトマーケットで台湾ローカルフードに魅了されるはずです。