【ケニア】モーニングルーティーンならぬサファリルーティーン! サバンナで叶う贅沢時間
はじめに
アフリカはケニアへの旅。国立公園で数々の野生動物に遭遇できる大興奮サファリ。
こんな旅、一度は行ってみたいけれど結構疲れそう・・・なんて印象をお持ちではないでしょうか?
ケニアのマサイマラ国立公園を、ハネムーンの旅先に選んだ私も行く前まではそう思っていた一人。楽しみではあるけれど、やっぱり帰ってくる頃にはどっと疲れが溜まっているんじゃないか、と考えていました。
でも行ってみると、実際はその真逆!!!
これまでの旅行史上断トツでのんびりした時間を過ごすことができ、「体力勝負の旅」なんて身構えていた自分はどこへやら、完全に「癒やしの旅」を楽しむこととなったのです。
それを叶えたのは、適度に現代社会から隔絶されたロッジ、そして時間に余裕がありすぎる日々のサファリルーティーンでした。
今回はサファリ旅で送る日々が実際どんなものなのかをご紹介します!
サファリとは
そもそも旅のメインイベント「サファリ」では、一体どんな体験ができるのか。そちらについてはケニア、マサイマラ国立公園での冒険を記したこちらの記事をご参照ください。
数多いる動物の中でも、私が特にこの目で見たかった、ヌーたちによる大迫力の川渡りの記事もおすすめです。
のんびりすぎるロッジでの生活
私たちが訪れたのは、ケニア、マサイマラ国立公園。総面積約1,800㎢(大阪府と同じくらい!)の国立公園内にあるロッジ「Ashnil Mara Camp」に4泊しました。
さて、ロッジでは、どんな滞在ができるのでしょうか?
~ロッジ紹介~
国立公園の茂みを抜けると現れるのが、周囲に電流の流れる線*が張り巡らされたロッジ。
*野生動物の侵入を防ぐため
サバンナでは見かけない剪定された木々に囲まれた建物が、ホテルでいうロビーにあたる棟です。
肝心のお部屋を見てみましょう。
こちらのロッジでは、一つ一つの独立したテントに宿泊します。(国立公園内のロッジでは多く見られるパターンで、高層のホテルはありません。)
テント到着!
床や骨組みはログハウス、壁はテント、といったような作り。テントに泊まるって、それだけでワクワクします!
中に入ると大きな蚊帳付きベッドが中心にあり、日中はテントの窓部分に網戸のような布だけ下ろすことで、自然光が入るため照明はいりません。テントで休んでいるときも、自然の中にいることを常に感じられます。
素敵なベランダは、ゴロゴロするのに最適。
それではこのロッジの施設をもう少しお見せしつつ、私たちが飽きることなく4日間続けたサファリルーティーンをご紹介しましょう!
~朝~
朝は自然と目が覚めます。だいたい起床は4時~5時の間。(えっ)
昨夜は21時頃にはこれまた自然と眠りについたので、目覚めはスッキリです。
すぐ近くを流れるマラ川のカバたちがうめき声をあげるのを聞きながら身支度。それにしても相当なうめき声です。(「キョエ~~~~」みたいな)
水道のお水はもちろん綺麗で安心安全。
身支度を終えたら、6時半スタートの朝サファリドライブのため、少し早めにロビーへ向かいましょう。
※実際の朝はまだ真っ暗
Ashnil Mara Campではこのロビーが「唯一」Wifiが繋がるエリア。昨日のライオンの写真を1枚家族に送るのに相当な時間を要するWifiスピードなので、スマホを触る時間はほんの少しです。引き続きカバのうめき声でも聞いていましょう。
朝食はドライブの後のため、お腹が空いていれば温かいコーヒー・紅茶・ミルクとバターたっぷりクッキーやマフィンをいただきます。
6時半になったらドライバーと落ち合い、いざサバンナへ。
ーーーーー大興奮のサファリを満喫ーーーーー
ロッジへ戻ってきたのは9時前。MAX腹ペコの状態で朝食をいただきます。
数種類のパンに
手作りジャムやフレッシュジュース
LIVE KITCHENでは出来立てパンケーキとフレンチトーストがいただけます。チョコレートソースやナッツをたっぷりトッピング。
具だくさんオムレツも作ってもらって、朝からモリモリ幸せ~~~!
~昼~
たらふく朝ごはんを食べたら、眠気がやってきたのでテントで寝ましょう。
早朝ドライブの疲れもあってか、寝ていたらあっという間にお昼過ぎ!のそのそと起きて、昼食をとりに行きます。
勘のいい方はお気づきでしょう、朝食~昼食までの間の唯一のイベントは寝ることです。
新鮮野菜のサラダバー
ポークチョップのバーベキューは出来立てアツアツ
お昼と夜は毎食変わる2種の本格カレーと手作りナン/プラタ等、インドパンが楽しめます。
炭火焼きで香ばしさかおるポークチョップとカレー&インドパンがとっても美味しい!インド系観光客も多いためか、かなり本格的な美味しさです!
食後のデザートも忘れずにね。
お腹が空いていないと思いきやたらふく昼ごはんを食べたら、ちょっと身体を動かしにプールへ行きましょう。
私たちが行った7月は最高気温28度程。カラッとしていて湿気がないのでとっても快適です。
冷たいプールでスイスイ泳いだり、
プールサイドの日陰でのんびり。もちろんWifiはないので、これまでに撮れたサバンナの動物たちの写真を振り返るなどして過ごします。
プールからあがってお部屋へ戻るまでの小道には・・・
こんなところで奈良の鹿です。(正確にはBushbuckというウシ科の動物)
お部屋に戻ったら戻ったでベランダの方で何やら音が・・・
おっとすぐそこに小さいおっさん/サルがいます。
いやいや、エキストラを使っての演出が実にうまい。サファリ感を強めるための努力を惜しまないのがAshnil Mara Campの魅力ですね。
入口で見た電流が流れる物々しい線たちはなんだったのでしょうか笑
とはいえ、こちらが変なことをしなければ危険はなさそうな動物たちですので心配無用です。
~夜~
気が付けば夕方に。16時~の本日2回目のサファリドライブを前に、またロビーの方へ向かいます。申し訳程度のWifiを享受しつつ、
マラ川を眺めていると
朝のうめき声が実に爽やかだったカバたちがすぐそこに見えるので悪態を2、3ついておきましょう。
そして再びの冒険へ
ーーーーー大興奮のサファリを満喫ーーーーー
18時過ぎに戻ってくるとあたりはすぐ真っ暗に。
夕食までの間はロビーエリアのキャンプファイヤーの周りでくつろいだり、
その場でふいに始まった「Cultural Talk」なるイベントに巻き込まれたりします。(傍聴者日本人2名)
そうこうしているとお待ちかねの夕食タイム!
夜もこねたて出来立てのインドパンとカレー、お肉も野菜も絶品です!
そして夜のデザートは「異様に」装飾に凝っているのが特徴。
こうして朝・昼に続き夜もモリモリ美味しい食事をいただくのでした。ちなみに4日間の滞在で細かなサラダからお肉、カレーまで、毎食一度も同じメニューが出てくることはありませんでした!どれも美味しくて感動!
夜用にベッドメイキングされ、テントの布も下ろされたお部屋に戻ります。
サバンナの真ん中で温かいシャワーを浴びることの贅沢さよ・・・。
そして、テント内のわずかな照明と、サファリドライブの適度な疲れに誘われて、21時には自然と眠りにつくのでした・・・。
私たちのサファリ生活、いかがでしたでしょうか?
どうです?暇でしょう???
サファリドライブ以外の時間は、ただただロッジでのんびりと過ごすだけ。Wifiがロビーにしかないことが功を奏して、日本や世界でどんなことが起きているか知る由もなく、ただひたすらに食べたり寝たり泳いだり、野生動物との思わぬ触れ合いを楽しんだり。
旅の終わる頃には、疲れているどころか、「完全にリフレッシュ」して、元気いっぱいで日本に帰ることができました。
いつか機会があれば、サバンナのど真ん中で、サファリルーティーンを楽しんでみてくださいね!