【台湾まとめ】鉄道にまつわる観光スポット10選


外出自粛。4月に入ってさらに厳しい状況となりました。明るい日常を取り戻せると信じて今は一人一人ができることをして乗り切りましょう。

次の行先の参考に、そしておうちで脳内旅行を楽しむために、台湾まとめ記事はいかがでしょうか。

今回は台湾全土にある鉄道関連の観光スポットをご紹介したいと思います。




①平渓線

平渓線沿線には深坑老街、菁桐老街、平渓老街、十分老街、十分瀑布など見所がいっぱい。十分でのランタン飛ばしは忘れられない思い出になりますよ。

平渓線ご紹介記事はコチラ




②旧草嶺トンネル

開通当時(1924年)は東南アジアで最長の鉄道トンネルでした。現役を終えたトンネルは「旧草嶺環状自転車道」というサイクリングロードとして再活用されています。

旧草嶺トンネルご紹介記事はコチラ




③花蓮鉄道文化園区

現在の花蓮駅から2km程のところにあった旧花蓮駅。駅舎、整備エリアは鉄道関連展示施設として一般公開されています。駅に鉄道犯罪者の留置所があったことに驚きです。

旧花蓮駅ご紹介記事はコチラ




④台東鉄道芸術村

元は台東線の終点だった旧台東駅。80年の歴史を持つ旧鉄道は鉄道文化を伝える芸術村となり今も大切に保存されています。

旧台東駅ご紹介記事はコチラ




⑤旧打狗駅故事館

1900年、高雄で最初の駅として誕生した高雄港駅。


2008年廃止後は博物館として保存。当時の雰囲気を残した駅長室はレトロ感たっぷり。職員の制服を着て記念撮影も楽しめますよ。


いくつもの引き込み線からここが巨大なターミナルであったことが伺えます。




⑥下淡水渓鉄橋

日本統治時代、3年の工期で建設された下淡水渓鉄橋。設計、建築に尽力されたのは日本人の飯田豊二技師。(40歳という若さで完成を見ずして亡くなりました)


飯田豊二技師の記念碑と下淡水渓鉄橋は台湾における数少ない日本人技師を称える古跡のひとつ。共に台湾の二級古蹟に指定されています。


中央部は度重なる自然災害で流失しましたが、両端は補強され「天空歩道」と呼ばれる遊歩道が設けられ人気の観光スポットとなっています。


役目を終え壊れてもなお保存していく取り組みに感動を覚えます。




⑦阿里山森林鉄路車庫園区

阿里山森林鉄道の起点となっているのが嘉儀駅。駅近くには森林鉄道の車両基地があり、内部は自由に見学できる公園となっています。


近くにはもともとの起点駅「北門駅」があり、レトロな駅舎が人気を呼んでいます。




⑧彰化扇形車庫

台湾中部に位置する彰化県にあるのは台湾唯一の扇形車庫。


まさにトーマスの世界!!!


ここは現役の車庫ですが、一般人も自由に見学ができるのです。運が良ければ中央の転車台(ターンテーブル)が動くところも見られるかもしれません。


開放時間:平日13:00-16:00、土日祝日10:00-16:00、月曜休館
※事前に確認してから訪問してください




⑨后豊鉄馬道&東豊自行車緑廊

台中にある廃線跡を利用したサイクリングロード。大甲渓花梁鉄橋や九号隧道、朴口駅のプラットホームなど、まさにここを鉄道が走っていたんだ!と実感できるスポットです。

后豊鉄馬道&東豊自行車緑廊ご紹介記事はコチラ




⑩勝興車站&龍騰断橋

明治40年に開業し平成10年に廃止されるまで91年間使われていた旧山線の勝興車站。


廃線なのでもちろん線路上を自由に歩くことができますし、駅周辺も整備され多くの人で賑わっています。


ここを起点とした観光レールバイクが人気を呼んでいます。


苗栗県内の約6キロを走るレールバイクからは台湾十大土木史跡にも選ばれている龍騰断橋も望めます。


1935年の新竹台中地震で破損し、また1999年の921大地震によって更に一部が崩壊してしまいました。


レンガアーチ橋は大変価値のある土木構造物であると同時に、震災を伝える歴史文化遺産として保護されています。




現役から廃線まで、台湾には多くの鉄道関連観光地があります。そして多くの路線は日本の鉄道各社と友好鉄道協定が結ばれています。双方に観光客を誘致するというメリットがありますし、何より日本―台湾の繋がりを実感できて嬉しくなります。


出口のないトンネルはない!
トンネルを抜けた後の景色を楽しみに、今は脳内旅行で乗り切っていきたいと思っています。