冬こそ! 北海道有数の温泉地、層雲峡の『氷瀑まつり』へ行こう!


こんにちは!もうすっかり冬本番ですね。
今年は暖冬と言われていますが、そんな今年こそ、北海道での冬を楽しんでみませんか?




氷濤まつり vs 氷瀑まつり

前回は、千歳市にある支笏湖で開催される『氷濤まつり』をご紹介しました。そのお祭りとよく比較されるお祭りが、今回ご紹介する『氷瀑まつり』です。

上の写真が氷濤まつりです。氷濤まつりはライトアップの色味がカラフルで可愛い印象でした。

下の写真の氷瀑まつりは赤味が少なく、統一感のあるライトアップ。綺麗ですね。
氷瀑まつりはライトアップ夜景遺産にも指定されているんですよ!

氷瀑まつりは氷濤まつりよりも凝った模型や自分が体験しながら撮影ができるオブジェが多かったです。

この写真はクマのオブジェで、この中に寝そべって写真を撮っている人もいました。ちょっと怖い…(笑)


とはいうものの、実際、行ってみて思ったことは、正直、両者とも大きくは変わりませんでした。

氷像は迫力があり、氷の儚さと繊細さを持ち合わせていて、ライトアップはただただ美しく、北海道のおいしいグルメの出店が並び、寒さを忘れるほどの活気で盛り上がる冬の祭典。

どちらも甲乙つけがたい北海道を代表するお祭りです!

氷濤まつりの詳細は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね!
>> 支笏湖ブルーのほとりで開催される三週間限定の『氷濤まつり』




氷瀑まつりとは…

氷瀑とは凍った滝のことを指す日本語で、滝が凍ると本当に氷のオブジェのような形になるんです。

氷瀑まつりは毎年テーマが決められています。
私が行った43回目の開催時は北海道150年記念がテーマで、北海道を代表する建造物をイメージした氷像がありました。

また、氷像で東京の街をそのまま再現したものも!これは圧巻でした!

45回目の開催となる今年のテーマは“銀河系”宇宙ステーションをイメージした氷瀑があるそう。
毎年違うオブジェが見られるのも氷瀑まつりならではの醍醐味ですね!




氷瀑の中へ!

氷瀑の中はこんな感じ。つららのようになっている氷瀑が色とりどりにライトアップされています。氷瀑まつりでは支笏湖で開催される氷濤まつりともまた違った雰囲気です。

氷は光を反射させるからか、つららはガラスや水晶のようになっています。氷でしか出せないライトアップの色は、キラキラと発色してとても綺麗なんです!

写真のように中に入れる氷瀑では、さまざまなところで階段になっていたり、スロープがあったりと、滑りやすいです。なので、靴は滑りにくいように工夫がされているものがおすすめです。

こんな形の椅子やオブジェも発見!つららのゴツゴツした氷の中に、突然、つるんとした見た目のキノコ!なんだかかわいいですね。




氷瀑神社でお参りを。

氷瀑まつりには氷瀑神社があります!

わたしが行った年は氷のフクロウがいました。アイヌの人々はフクロウを村を守る神様として大切にしてきたので、北海道150周年に合わせたアイヌ文化のモニュメントなのかな、と思います。

氷瀑神社にはちゃんと賽銭箱があるのに、この箱にお賽銭をいれるひとはほとんどいません。実は、このお祭り特有の楽しみ方の一つ、お賽銭の仕方に注目です。

こんなふうに壁一面に硬貨がびっしり!!氷に貼り付けてお賽銭します。お金と氷の間の摩擦熱によって、氷が少しだけ溶けて壁に張り付くんです。

今年は氷の神玉というものがあるそうで、それにお賽銭を貼り付けると、恋愛運、金運、合格祈願のご利益があるそう。

こんなお賽銭方法、なかなか体験できないですよね!こんな不思議な光景が見られるのも、北海道の寒さならでは。

このお賽銭の仕方は、前回紹介した氷濤まつりでも体験できるので、ぜひ行ってみてお賽銭を壁に貼り付けてみてくださいね。




アイスバーでお酒を嗜んで

氷瀑まつりの密かな楽しみの一つ、『北の氷酒場』。ここは土日祝日のみの特別営業になっています。

氷瀑まつりが開催されている層雲峡は上川町という場所にありますが、そこの酒造『大雪上川酒造』の限定酒が飲めるんです!その名も『神川』!ぜひこの機会に飲んでみてくださいね。

もちろんテーブルや椅子も氷でできているアイスバーです。おいしいお酒で乾杯して、寒さも吹き飛びますね。




極寒の中で氷の滑り台!

お酒の飲めない方は氷の滑り台で遊んでみるのはいかがですか?ここの滑り台はゴムチューブを使って滑り降りるので、お尻が冷たくなってしまう心配がありません。

天候によっては中止のこともあるようなので注意してください。料金は15分500円です。




2020年の氷瀑まつり

今年の氷瀑まつりは1月23日(木)から3月15日(日)まで開催しています。時間は13時30分から21時30分まで。ライトアップは日没から始まるので、夕方ごろから行くのがオススメです。

協力金として入場する際に500円かかります。
ですが、代わりに売店で売っている甘酒が一杯無料でサービスされたり、ポストカードをもらえたりするんです。

氷瀑まつりでは20時30分から7分間、基本的に毎日花火が打ち上がります。(今年花火が上がらないのは1月23日(木)、1月24日(金)、3月5日(木)、3月6日(金)、3月9日(月)〜3月13日(金)です。)

ライトアップされている氷瀑と夜空に咲く花火なんて、見なきゃ損ですよね。


また、氷瀑まつりが開催される層雲峡は、北海道でも有名な温泉街のひとつ。氷瀑まつりで芯まで冷え切ったあとは、ぜひ、温泉にゆっくり浸かって身体を癒してあげてください。