【ポルトガル】リスボン観光まずはここから!「ベレン地区」の定番スポット
ポルトガルの首都「リスボン」で、世界中から多くの観光客が集まる「ベレン地区」を訪れました。
世界遺産「リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔」をはじめとしたベレン地区の定番観光スポットは、歩いて回ることができます。
ベレン地区へのアクセス
リスボン中心部からベレン地区へ行く方法は、トラム(路面電車)、バス、鉄道(CP)など。トラムに乗って行くのが観光客には人気のようですが、30分ほどかかる上に混雑すると聞いていたので、今回は鉄道(CP)で向かうことに。
「カイス・ド・ソドレ(Cais do Sodré)駅」から「ベレン(Belém)駅」までは10分弱で到着します。
▲ 落書きされたままの車両が普通に走っています。ポルトガルは美しい国なのに、至る所に落書きがあってちょっと残念。
▲ 急行はベレン駅に停車しないので要注意!
「パステイス・デ・ベレン」で絶品ナタを!
まずは、ポルトガルのエッグタルト「パステル・デ・ナタ」の名店、 「パステイス・デ・ベレン(Pasteis de Belém)」 へ!
ベレン駅からは徒歩約8分。道中は足元の石畳や街並みの美しさに魅了され、あっという間に到着しました。
朝から行列ができていましたが、こちらはテイクアウトのための列。店内はかなり広く、すぐに席に着くことができました。
さっそくお目当てのナタを注文。メニューには「Pastel de Nata」ではなく、「Pastel de Belém」と書かれています。
▲「Pastel de Belém」(1個1.15ユーロ)
まわりはサクッと、中は驚くほどトロッとしていて、期待を裏切らない美味しさ・・・! 卵の味が濃く、このあと他のお店でナタを食べたときに少し物足りなさを感じるほどでした。
1人1個で充分だろうと思っていましたが、2個ずつ注文すれば良かったかな、と少し後悔。まわりを見渡してみると、席で多めに注文して、食べきれなかった分は箱をもらって持ち帰っている方がちらほらいらっしゃいました。テイクアウトのための大行列を考えると賢い方法かもしれません。
「ジェロニモス修道院」
「パステイス・デ・ベレン」から歩いてすぐ、世界遺産に登録されている 「ジェロニモス修道院」 へ。
先ほどご紹介した「パステイス・デ・ベレン」のナタは、この「ジェロニモス修道院」の修道女によって発明されたと言われるスイーツです。
1820年に起こった自由主義革命の結果、修道院は閉鎖され、聖職者や労働者は追放されることに。そこで生き残るための策としてスイーツを提供したのが始まりとされています。(参考: HISTÓRIA - Pastéis de Belém )
ジェロニモス修道院は、バスコ・ダ・ガマのインド航路開拓とエンリケ航海王子の偉業を讃えて建てられました。15〜16世紀にかけてポルトガルで流行した建築様式「マヌエル様式」の代表的な建築物として知られています。
大航海時代の繁栄を思わせる華やかな装飾に目を奪われます!
「発見のモニュメント」
「ジェロニモス修道院」から徒歩5分ほど。テージョ川岸にある「発見のモニュメント」は、大航海時代を記念して作られた記念碑です。想像していたより大きい!
船のような形の記念碑に乗っているのは、大航海時代に活躍した偉人たちの像。像の中には、日本人にもお馴染みのフランシスコ・ザビエルやマゼラン、バスコ・ダ・ガマなどがいます。
モニュメント前の広場には巨大な世界地図が。書かれている数字は、ポルトガルがその国を “発見” したときの年号です。ポルトガル船が初めて日本に辿り着いた年(1541)も記されていました!
「ベレンの塔」
「発見のモニュメント」からテージョ川沿いを歩き、「ベレンの塔」へ。先ほどの「ジェロニモス修道院」とともに、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されています。
大行列ができていたため断念しましたが、内部を見学することも可能です。
ベレン地区の見どころはコンパクトにまとまっているものの、いずれも混雑しており、すべてじっくり見学すると時間がかかります。外観だけ見学する場所 / 絶対に内部を見学したい場所をあらかじめ決めておいて、計画的に回るべきだったなぁと反省。
(おまけ)このピンクの建物は...?
ベレン駅とパステイシュ・デ・ベレンとの間に、淡いピンク色の可愛らしい建物がありました。門の前には2人の衛兵。
「ベレン宮殿(Palace of Belém)」と呼ばれるこちらの建物、なんと現在は大統領公邸として使われているそうです!
「MUSEU(=museum)」と書かれている通り、博物館が併設されています。
公式サイトによると、博物館は火曜〜日曜、ベレン宮殿(大統領公邸)は土曜のみ見学することができるようです! タイミングが合えば見学されてみてはいかがでしょうか。
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