被写体を際立たせる「額縁構図」を狙って、京都の寺社巡りはいかが?
目の前にある景色を、美しさを、肉眼を通して脳裏に映るのと同じように、レンズを通して写真に残せたら最高ですが、なかなか思い通りにはいきません。
少しでも印象的なショットを残せたら、との思いで、
額縁構図
にこだわって撮影してみました。
舞台は京都の神社仏閣。
なぜなら、特に神社仏閣は撮りやすい構図で、額縁になるものを見つけやすいんだそうですよ。
額縁構図とは
まるで額縁で囲んでいるかのような写真に仕上げる構図のこと。
・必ずしも四方が囲まれていなければならないわけではない
・枠は窓枠や建物などだけでなく、木などの自然物でも応用が可能
▲ 東福寺
メリットは
額縁の中の主役(景色)に目線が誘導される。
・色にメリハリがつく
・写真を立体的にしてくれる
▲ 平安神宮
ここからは枠別にご紹介していきたいと思います。
建物の構造を枠にしてみた
廊下の先が抜けていたところをおさめました。
▲ 智積院
渡り廊下の柱間をおさめました。
▲ 安楽寺
仏堂出入口の柱を利用しました。
▲ 高台寺
縁側を枠にしてみた
庭園を切り取る、難易度が低い構図です。
▲ 地蔵院
▲ 光明院
▲ 瑠璃光院
▲ 智積院
窓を枠にしてみた
もう額縁が用意されている、この上ないサービスステージ!
▲ 光明院
一番お手軽かつ安易に額縁構図が狙えます。
▲ 地蔵院
いかがでしたか?
プロのような色味は出せないけれど、自分の立ち位置をちょっと意識するだけで、素人でも印象的な一枚が撮れる撮影テクではないでしょうか。
日本の美しい建築や庭園を切り取る効果的な構図、是非チャレンジしてみてください!