【オランダ】中世の面影を残す街「デン・ハーグ」で街歩きを楽しもう
オランダ第三の都市「デン・ハーグ」は、中世の面影を残す素敵な街。
首都のアムステルダムよりも観光客が少なく、静かで落ち着いた雰囲気なので、観光しやすいです。目的を決めずにフラフラ歩いているだけでも、日本では出会えないような光景に出会えてとても楽しい!
今回はそんなデン・ハーグを歩いている最中に出会った素敵なスポットをご紹介します。
デン・ハーグ中央駅
「デン・ハーグ中央駅」は、ガラス製の屋根を持つ珍しいデザインの駅舎です。ネオゴシック様式とネオルネサンス様式を融合させたアムステルダム中央駅や“MVRDV”という有名な建築家集団が設計したロッテルダム中央駅など、オランダの大都市の駅舎は凝ったデザインのものが多いです。
ヘーレングラハト通り
オランダらしい建物が軒を連ねる「ヘーレングラハト通り」。オランダは自転車に乗って移動している人がめちゃくちゃ多いのですが、デン・ハーグは特に多いように思いました。ヘーレングラハト通りを歩いているとオランダの自転車文化を感じることができます。
エッシャー・イン・ヘット・パレイス(エッシャー美術館)
▲ 『メタモルフォーゼⅡ』 / マウリッツ・エッシャー
目の錯覚を利用しただまし絵で有名なエッシャーの美術館「エッシャー・イン・ヘット・パレイス」。今は美術館になっていますが、もともとこの建物はオランダ王室が所有していた宮殿。外観だけでなく、館内にも豪華絢爛な宮殿の面影を残している箇所がいくつもありました。
エッシャーの傑作『メタモルフォーゼⅡ』が見られます!「METAMORPHOSE」という文字が色々なものに形を変えていき、最終的に「METAMORPHOSE」に戻るという、無限の循環をテーマに描かれた作品です。
エッシャー・イン・ヘット・パレイス前の広場
エッシャー・イン・ヘット・パレイス前の広場は、調べても特に名前も出てこない場所ですが、居心地がよく、個人的に好きな場所のひとつです。私が訪れたのは冬だったので、木々の葉が落ちていましたが、夏になれば木漏れ日を浴びながらベンチでゆっくり休むことができるみたいです。
ビネンホフ
15世紀から政治の中枢として使用されてきた「ビネンホフ」は、今でもオランダ国会議事堂として使用されています。写真はビネンホフの裏門です。
中世の面影を残しているデン・ハーグの象徴とも言えるスポットです。
マウリッツハイス美術館
▲ 『真珠の耳飾りの少女』 / ヨハネス・フェルメール
オランダ黄金時代最高の絵画が集まる「マウリッツハイス美術館」。もともと、17世紀中期に建てられた侯爵の邸宅だったため、外観も内装も美術館とは思えないほどゴージャス!展示の仕方も工夫されており、特にたくさんの絵画に囲まれた部屋は素敵な芸術空間になっています。
世界にわずか35点しかないと言われているフェルメールの希少な現存作品を3点も所蔵しており、美術に興味がない人でも一度は見たことがあるであろう超有名作品の『真珠の耳飾りの少女』も展示されています。
裏路地
デン・ハーグは裏路地も見所満載。建物自体の美しさもさることながら、街灯などの細かいところのデザイン性も高くておしゃれ。こういう細かいところに注目しながら歩くのも裏路地散策の楽しいポイントです。
デン・ハーグはアムステルダムよりも人がだいぶ少なく、のんびり静かに街歩きするには最高でした。
デン・ハーグは見どころが多く、飽きることのない素敵な街です!
今回ご紹介したスポット以外にもたくさんの見どころがあるので、街歩きをしながら自分のお気に入りのスポットを探してみてはいかがですか?