GWが見頃! 道民がおすすめする北海道の桜の名所5選!


今年の桜はもう終わったと思っていませんか?
実は、日本最北端の寒い北海道では、桜の見頃はGW頃なんです。
道民6年目の私が、北海道の桜の名所を厳選!

今年もう一度、北海道へ桜を見に行きませんか?



5位【札幌】円山公園

札幌近辺で桜を見に行くならここ。札幌市中央区にある円山公園。

札幌駅から電車で行くと、乗り換えがありますが、15分ほど
最寄りの地下鉄円山公園駅からは徒歩約5分で着きます。


▲ エゾヤマザクラ

広々とした公園にエゾヤマザクラやソメイヨシノなど150本の桜が咲きます。エゾヤマザクラはオオヤマザクラとも呼ばれる北海道の代表的な桜です。本州の桜より濃いピンク色なのが特徴。


▲ 北海道神宮の表参道

公園内は毎年、北海道らしくジンギスカンをしているお花見客で賑わっていますよ。
近くには円山動物園や北海道神宮があるので、お花見ついでに観光もできます。
北海道神宮の参道は桜並木になっていて、道の両脇を桜色に彩ります。



4位【函館】桜が丘通り

4位は札幌から車で250km離れた函館。桜が丘通りという名前の通り、桜並木が800m続く道です。
100本ものソメイヨシノが植えられているそうで、桜同士が重なり、トンネルになっていて、とても綺麗でした。

交通量が多く、車が行き交うので、写真を撮るのが難しいのが玉に瑕ですが、桜並木を歩くのはとても気持ちがいいですよ。
函館市電の柏木町駅から徒歩約1分です。
道の脇にはパン屋さんやカフェもあり、寄り道しながら散策するのもおすすめです。



3位【富良野】上御料の一本桜

札幌から車で約2時間半、旭川からなら1時間半の富良野にある一本桜。
北海道らしい桜の絶景ならダントツの一位!
富良野西岳が悠々と聳え立ち、青々と輝く牧草地の中に、堂々と美しい桜が一本だけ。

国道985号線沿いの牧草地にあり、私有地なので立ち入り禁止です。
駐車場はありませんので、路肩に停めての観光となります。マナーやルールをしっかり守って観光してくださいね。


この桜はエゾヤマザクラ。濃いピンクで写真によく映えます。実は、桜までは意外と遠く、標準レンズで撮ると小さく写ってしまうので、望遠レンズを使うのがおすすめです。



2位【函館】五稜郭

北海道で桜を見るといえばここ!函館にある特別史跡五稜郭跡。五か所の稜堡(ヨーロッパ式の城塞の防御施設)が設置されているため、星形に見える城郭が有名です。


五か所の稜堡を地上から見るとこんな感じ。
お堀が周りをぐるっと取り囲み、水辺が桜をより一層美しくします。


桜色の星を見るためには、五稜郭タワーに登らなければなりません。桜の時期は登るために数時間待つこともあるので時間に余裕がある時に行ってみてくださいね。


五稜郭の敷地内にはソメイヨシノを中心に約1,600本もの桜が咲きます。
エゾヤマザクラが主流の北海道でソメイヨシノがこんなにたくさん見られるのは、なかなか珍しいんです。
どこを見ても桜だらけで、淡いピンク色の中に自分がいる不思議な空間でした。

函館市電の五稜郭公園前駅から、徒歩約15分です。駐車場もあるので車で行くのもおすすめです。



1位【松前】松前公園

先程ご紹介した函館から車で2時間。北海道の端の端、松前町にある松前公園。
公園内には松前城があり、桜との相性抜群です。
1万本もの桜が敷地内を彩ります。その美しさは、日本の桜の名所100選にも選ばれているほど!


まるで桜の博物館であるかのように250種類もの桜が植えられていて、さまざまな種類を見比べることができます。
自分のお気に入りの桜を見つけるのも楽しいですよ。
ちなみに、私のお気に入り南殿(ナデン)という桜でした。

▲ 八重咲きがかわいい南殿


松前公園には北海道を代表するナデンの大きな桜があります。
公園内の光善寺にある血脈桜(けちみゃくざくら)という、樹齢300年以上と言われる立派な桜です。幹は5.5m、枝は17mも広がっています。
この桜には不思議な伝説があり、名前は血脈という極楽浄土へ行く証文に由来します。

不思議なことに、私が行った日はとても晴れていたのに、血脈桜に近づくとともに、霧がかかってきたんです。
なんとなく不気味な静けさで、でも荘厳で、とても幻想的な場所でした。



北海道の桜はいかがでしたか?
本州にはないエゾヤマザクラや、100選に選ばれるほどの絶景を見ることができます。
今年の春、桜を見損ねた!という方も、たくさん見たけどまだまだ見たりない!という方も、ぜひGWに北海道へ桜を見に来てくださいね。