【宮崎県】スピリチュアルな日本神話の世界へトリップ


九州地方の宮崎県には「高千穂峡」をはじめとし、数々のパワースポット・スピリチュアルスポットが点在しています。

その中でも「天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)」とその周辺の「天安河原(あまのやすがわら)」は、日本神話に登場する天照大神(あまてらすおおみかみ)の「岩戸隠れ神話」の舞台となった場所だと伝えられている神秘スポットなのです。

今回はそんな天岩戸神社と天安河原を散策してみました。



天岩戸神社とは

日本神話にあまり興味のない方でも、「天岩戸」や「天照大神」といったワードは一度ならずとも耳にしたことがあるのではないでしょうか。

宮崎県西臼杵郡高千穂町にある「天岩戸神社」は、日本神話の中でも最もメジャーな「天岩戸神話」の舞台であると伝えられています。

「天岩戸神社」は太陽の神である天照大神と、天照大神がお隠れになったと伝えられている洞窟「天岩戸」を御神体として祀っている神社です。

天照大神が姿を現してくれないと世界は真っ暗なままになってしまい、困った八百万の神々たちが話し合いをしたとされているのが、洞窟前の河原「天安河原」です。

スピリチュアル感満載で、訪れる前からワクワクしてしまいますね!



まずはお参りを

一刻も早く天岩戸を見たい気持ちをおさえ、まずはお参りを済ませましょう。

天岩戸神社には天照大神を祀る「東本宮」と天岩戸を御神体とする「西本宮」があり、天岩戸から遠い「東本宮」から参拝することにしました。

東本宮に続く石段の横には天照大神を誘い出す舞を踊る「天鈿女命(あまのうずめのみこと)」の像があります。

なんとこの像、参拝客が訪れるとセンサーが感知し、音楽と共にクルクルと回りだすのです。

神秘的な雰囲気の神社に思いがけず現代的な仕掛けがあり、少し驚きました 笑

静謐な空気が漂う石段をのぼり、お参りを済ませます。



「西本宮」へ

天岩戸を御神体として祀る「西本宮」には本殿はなく、拝殿の裏に天岩戸を拝むための「天岩戸遥拝所(あまのいわとようはいじょ)」が設置されています。

河原におりなくても、離れたところから天岩戸を拝めるようになっているのですね。



いよいよ「天安河原」へ

「西本宮」の参道を抜けて少し歩くと、河原へと続く遊歩道が見えてきます。

岩戸川に架かる太鼓橋は、高千穂きってのパワースポットなのだそう。

言われてみれば確かに何やら神々しい感じがするような・・・。


天岩戸まではずっと渓谷沿いを歩いて行くのですが、その川の水の綺麗なこと!

マイナスイオンに癒されます。


さて、河原をしばらく歩いて行くと、見えてきました!

この洞窟が「天岩戸」です!

辺りにはスピリチュアルな空気がこれでもか!と漂っております。

普段の生活では感じたことのない神聖な雰囲気にドキドキしながら、洞窟内に足を踏み入れてみました。


天安河原には「小石を積み上げながら願い事をすると叶う」という伝説があるそうです。

そのため、洞窟周辺には積み上げられた石が無数にあります。

ワタシも小石を積んでみようかな、と思ったのですが、目につくところには余っている小石がなく、断念しました。

もし河原におりて小石を探す場合は足元が滑りやすいのでご注意くださいね。


この日はあいにくの曇り空だったのですが、それがかえってこの場所の神聖な雰囲気に似つかわしいような気もしました。

今まで「ここがパワースポットだ!」と言われてもいまいちピンとこないことが多かったのですが、天岩戸は文句なしに強力なパワースポットであることをヒシヒシと感じました。



天岩戸神社とセットで行きたいランチのお店へ

天岩戸でパワーをいただいたあとは、地産地消のランチでお腹を満たしましょう。

天岩戸神社から車で10分ほどの場所にある「田の花」さんは、丁寧にお料理された地元産の野菜をたっぷりといただけるオススメのお店です。


モダンで落ち着いた店内の窓からは、世界農業遺産に指定されている棚田を見渡すことができます。


お目当ての野菜ワンプレートランチがコチラ。

美しいですね~!

どれも優しい味付けで、心もお腹もバッチリ満たされます。

お野菜だけでは物足りないという方は、高千穂牛付きのランチを予約してみてはいかがでしょうか。



まとめ

実際に天安河原に到着してみると、その不思議で異空間的な雰囲気に、太古の昔、神々たちがここで話し合ったり舞を踊ったりしたのは本当にあった出来事なのだろう、と納得してしまいました。

高千穂町には天岩戸神社の他にもたくさんの神社があり、その中でも「高千穂神社」と「荒立神社」は天岩戸神社と併せて「高千穂の開運三社」と称されています。

どの神社も一日でまわれる近場にあるので、パワースポット巡りを楽しんでみてはいかがでしょうか。