神様からのプレゼント!? 山奥の秘境、クリスタルブルーの泉「神の子池」へ


絶景の宝庫、北海道。道東の清里町の秘境『神の子池』。
実は、新千歳空港にも神の子池の写真が飾られていて、知る人ぞ知る日本の絶景なんです。
しかし、なかなかアクセスしにくい…。

今日は神秘の絶景、神の子池をご紹介します。




神の子池って?

北海道の清里町にある小さな池。その名前は神の湖の伏流水からできていることに由来します。
アイヌ語で『カムイトー(神の湖)』と謳われる美しい湖は、弟子屈町にある『摩周湖』というカルデラ湖。

日本一の透明度を誇る摩周湖。その透き通る青色は、『摩周ブルー』と形容されます。
そんな摩周ブルーに魔法がかかったかのような、透明すぎる青色に輝く奇跡の泉、神の子池。
クリスタルブルーが怖いほどに美しい山奥の神秘の泉です。

神の子池の伏流水は1日12,000tも湧き出ているようです。神の子池の泉自体は小さく、見て回るには15分ほどで満足です。(私はじっくり写真を撮ってしまうので30分は滞在してしまいましたが…)

神の子池の泉の中にある倒木は、水深5mの泉の水温が年間を通して8℃と低いため、腐らずに化石のように沈んでいるんだとか。摩周湖自体、周りに有機物が流入するような川がないことも理由の一つかもしれません。
そんな奇跡が生み出した魔法の泉。それが神の子池です。




車で行く方法しかない!

神の子池は森の中にひっそりと存在しています。山道を進んで、さらに舗装されていない砂利道を2キロほど進んだ山奥。なので、神の子池には車でしか行くことができないんです。
写真の真ん中に小さく写っているのが神の子池です。

一番近い空港は、中標津空港。この空港からは車で1時間ほどです。次に近い空港が、女満別空港で、車で1時間30分ほどです。
どちらの空港も一日の飛行機の便数は多くはありません。特に、中標津空港は1日4便(東京発は1便)と、なかなかアクセスが難しいです。

おすすめは、女満別空港からのレンタカーです。

アクセスが難しくて行きたくなくなるかもしれませんが、このアクセスの悪さも神の子池の魅力!秘境っぽくていいですよね。
苦労してたどり着いた先にのみ見られる絶景は格別です。




着いた!…けど、あれ?

やっと到着。駐車場は大きいので心配いりません。神の子池周囲に設置されている木道を歩いていると、少し心配になります。その理由は、泉の色。

茶色いじゃん!晴れていないせいかな、写真と全然違うなぁ…加工していたのかな…と、がっかり。絶景写真を見てわくわくしていくと実物は写真と違う…なんてこと、経験したこともあるのではないでしょうか。

そんな心配は一切いりません!この泉は絶対大丈夫!
奥に行くと天気にかかわらず、写真で見た通りの美しい神秘の泉が待っていますよ。




神の子池を一周

泉の周りにはぐるりと一周木道が整備されています。ここを歩くと神の子池の美しさを堪能できます。一周約220mであっという間に回れてしまいます。

神の子池の看板が立っている真正面から見ると、神の子池の青さが際立ち、一番綺麗に見える気がします。

泉の周りの木々がリフレクションしています。
何色と呼ぶのがふさわしいのかわからない澄んだ色。
キラキラと光を放つその泉が、神の子池と呼ばれるに相応しいことが頷けます。

写真の撮り方を変えれば、青色のコントラストがより鮮明になります。
とっても神秘的です…。

木道を進んで、裏から見た神の子池です。

冬場は積雪のため、通行止めになってしまいます。
北海道ではゴールデンウィーク前後まで雪が積もっているので事前に確認してから行くことをお勧めします。
夏にしか見られない泉、まさに秘境ですね。




おまけのオショロコマ

オショロコマなんて聞いたこともない!という方のほうが多いのではないでしょうか?オショロコマとは、サケ科の国内では北海道北部の一部にしか生息していない珍しい魚です。
この珍しい魚が、神の子池にはたくさんいるんです。
写真の左にいる褐色の斑点をもつ魚です。

泉の青いところを泳ぐオショロコマは撮影できませんでしたが、肉眼で見ると結構いるんですよ。美しい神秘の泉を守っているかのように優雅に泳ぐオショロコマ。
ぜひ、見に行ってみてください。




いかがでしたか?
絶景の宝庫・北海道に、こんな絶景を見に遊びに来てくださいね。