【カンボジア】ベンメリア遺跡とトンレサップ湖へ


アンコールワットへ観光に行くことを、東南アジアに詳しい知人に伝えた際にオススメされた「ベンメリア遺跡」は、ジブリ映画「天空の城ラピュタ」のモデルとなった地と言われている場所です。
ジブリ好きのワタシはそれを聞いてしまったら「ベンメリア遺跡」に行きたくてたまらなくなってしまいました。
ということで、3泊5日の弾丸シェムリアップ旅行だったにもかかわらず、無理やりその遺跡へ行く日程を組んだのであります。





ベンメリア遺跡とは

ベンメリア遺跡は、アンコールワット観光の拠点となる街・シェムリアップから車で1時間半ほど走った場所にあります。
アンコールワットとよく似た造りとなっているベンメリア遺跡は、アンコールワットと同時代に造られたと伝えられていて、「東のアンコールワット」とも呼ばれています。

ベンメリア遺跡は建造物の崩壊が激しく、その退廃的な雰囲気が更に魅力となり、一度訪れるととりこになってしまう観光客も多いのだそうです。





遺跡の内部へ

以前は入場チケット($5)で見学できたベンメリア遺跡ですが、2020年1月から、アンコール遺跡共通入場券($37.00〜)が必要になりました。

共通入場券を入手し、早速遺跡内部を見学しに行きましょう!

どうでしょうか。
思った以上に崩れています。
確かに「天空の城ラピュタ」のイメージとピッタリ。
遺跡内を歩いていると、自然とラピュタのテーマ曲「君をのせて」を口ずさんでしまうほどです。

訪れた人の中には、「アンコールワットよりイイ!」と言う人も多いのだとか。
ジブリ好きとしては、なんとなく気持ちがわかります。
ベンメリア遺跡は観光できる範囲がアンコールワットに比べて狭いので、すぐに一周できちゃいました。

それにしても、ものすごく暑いです。
アンコールワットより暑く感じるのは気のせいではないような・・・。
ベンメリア遺跡を観光する際には飲み物の準備をお忘れなく!

遺跡の外には、小さめのマーケットがあります。
観光客向けのマーケットだとは思うのですが、街中のマーケットと違ってあんまりグイグイ接客してきません。
お金なさそうに見えたのかな・・・?笑





東南アジア最大級の湖「トンレサップ湖」へ

さて、ベンメリア遺跡観光の後は、東南アジア最大級の広さを誇る湖「トンレサップ湖」を目指して移動します。
トンレサップ湖には水上生活者の村やレストランもあるとのこと。
楽しみです。

雨季には写真の緑色の部分まで水に浸かるそうです。
訪れた2月は乾季だったため水量が少ないとは聞いていましたが、乾季と雨季でこんなにも湖の広さが変わるの!?と驚く。
延々と続く赤土の道を1時間ほど進み、トンレサップ湖に到着しました。





トンレサップ湖クルーズへ

「クルーズ」と聞いていたので、なんとなく遊覧船的なものを想像していたのですが、思っていたより小さめのボートに乗って湖へ出発することが判明。
ボートには、シェムリアップで仲良しになったトゥクトゥクのお兄さんも一緒に乗り込んでくれました。

トンレサップ湖は、乾季の時期でも琵琶湖の3倍の広さがあり、雨季になると琵琶湖の10倍以上の大きさになるのだそうです。
水位が下がっているので高床式のおうちの脚部分が見えていますが、雨季には写真のおうちの床すれすれまで水位が上がるとのこと。

海のように広大な湖ですが、その水は海のように綺麗ではなく、どこまで行っても茶色く濁っています。
トンレサップ湖は漁が盛んだと聞いていましたが、この水の中にいる魚を食べるのでしょうか・・・?

しばらく進むと、水上レストランが見えてきました。
ここでしばし休憩する様子。

レストランの下に、ワニがいます。
飼っているのか食用なのか。

店内はカラフルで可愛らしく、注文したコーラの缶に書いてあるクメール語もカワイイ。
ちなみにコーラは常温でした 笑
注文は同行してくれたトゥクトゥクのお兄さんにお任せし、ぬるいコーラを飲みながら待つ。

運ばれてきた料理はカレー風味に味付けされた魚でした。
思いがけず美味しいけれど、この魚はもしやこの湖で獲った魚なのかしら。
片言の英語で訪ねてみると、やはりトンレサップ湖産の魚だということでした。
・・・美味しいからまぁいいか。

このあと、ワニ肉の料理も出てきました。
レストラン下にいたワニは食用だったのだと理解する。
ここで食べたお食事、そんなに安くはなかったと思うのですが、なんと全てトゥクトゥクのお兄さんがおごってくれました。





再びクルーズへ

水上レストランで食事をし、少しゆっくりしてから再びボートに乗り帰路につく。
途中、仕事中の漁師さんや、子どもが水遊びをしているのを見かけました。
この湖が、普通に生活の場なんだなぁ。





まとめ

ベンメリア遺跡とトンレサップ湖は、わりと近場にあるので、セットで訪れる観光客が多いみたいです。
もしかしたらトンレサップ湖は雨季に訪れた方が楽しめるのかもしれませんね。
今回は、たまたまシェムリアップで仲良くなった現地人のお兄さんに案内してもらえましたが、オプショナルツアーもたくさんあるので、シェムリアップへ行く方はアンコールワットと併せて是非ベンメリア遺跡とトンレサップ湖にも足を延ばしてみてください。